「和風(？)」を含む小説

千年前、和ノ国では、妖が出現し、人の命を奪っていき、人々は妖を恐れた。だが、妖から人々を守るために、とある一族が神から力を授かった。その力は、様々であり、神のような能力であった。…

　闇の帳が降り、人々が眠りに尽きし頃に起き出す者在りけり。ひとり、またひとりと、はぐれし者は闇に喰わるる。 　闇に囚われし者たちを、此方側に戻す者ありけり。妖しものたちに魅入られ…

幼稚園生のさくらちゃんがおさんぽの先で出会ったキラキラと、なにか。

過去に藩の討っ手役を失敗した為に、左遷の上に禄高半減の処分を受けた過去を持つ臼浦覚平は、〔万里眼〕と呼ばれる目の良さと、立信流免許皆伝の腕前を持つが、その口下手故に「むっつり覚平…

　「よなきがわ」と読みます。 　気晴らしのつもりがかなり時間をかけて書いてしまったものです。 　戦国時代の東北地方のある村が舞台ですが、時代考証など細かいことはさておき、雰囲気を…

　犀暦３６００年。 　かつては大陸を股にかけ広がっていた戦火の炎も燻りとなり、今では八国が微妙な均衡を維持していた。 　しかし突けば崩れる平穏は、泰平の世にまだ遠く。 　天変地異…

角川ビーンズ文庫　2017年10月1日発売！ 著：糸森　環 イラスト：青月まどか 定価：本体600円＋税 ISBNコード：978-4041061169 神竜が禍神から国を護る…

ここはドードーが住んでいる場所です。 役割を終えた神様や妖怪が集まります。 ドードーはこのお店で一番偉いです。 皆素敵な物を集めています。 見て行ってくれると、ドードーは嬉しいで…

たすけを請う龍に、男は言った。 「助けてやろう。そのかわり、おまえをよこせ」 男は求めた。美しい鉱石龍のそばにいて、ただひとり彼女に触れる権利を。 これは、死に場所を探す男と、…

ときは現代、ところは東京。 龍神を祀る水秦神社の若き宮司である曲直瀬燐太郎は、異界の住人『異神（アダガミ）』の存在を感じ取り、彼らと渡り合う力を持っている。 女子校の臨時教師に…

　勇者として異世界の和風大国・オーエド国に召喚された俺・朱雲 夏向(スクモ カナタ)は、伝説の聖剣を手に取り、大切な仲間に囲まれ、異世界を旅しながら成長し、いずれは魔王を倒す………

『畍吟抄』（かいぎんしょう）は、小さな箱に入ったまま植木鉢だらけの部屋に放置されてた古びた写本の奇談集でした。それをひとつひとつ読み、改めて『畍吟抄鬼談』と題してここに中身を書き…

時系列や地域もバラバラですが世界としては繋がっている、つもり。

人の感情から生まれた異形の化物、バケガミを駆除・浄化する役目を持つ仕事、式鬼神遣い。人を喰い憎悪を連鎖させる哀しき怪を、呪文の描かれた符と式鬼神によって浄化する者達の物語。

異物（注：人間、妖怪、動物に酷似しているがそれら全てと異なる存在。大なり小なり悪意を持ち、人、妖怪、動物を見境なく喰らう）退治を生業にして暮らしている兄妹、ヒノキとウタコ。 　あ…

【日帰りファンタジー短編コンテスト参加作品】 女子大生の市川真音（いちかわ　まのん）は、気がつくと見知らぬ人の家にいた。 家の主である女性は、名を呉葉（くれは）といい、交通事故…

陽あるところに陰あり。 陰集まるところ鬼あり。 そんな鬼どもから人々を守る組織『飛輪』 飛輪所属の高校生陰陽師の俺こと遠間八代は、今日も仲間と共に鬼を狩る。 それが俺の使命…

「息をするように人を斬る」 刺客の子として生まれた平山小弥太は、父と共に殺しの旅に出た。 念真流という一族の秘奥を武器に、行く先々で人を斬って生き血を浴び、獣性を増しながら刺客と…

　人と人ならざるものが紡ぐ、三つの恋愛譚。 「ついのてあし」 　風景画を好む浮世絵師：タキイチは、北の奥にあるという伽藍の噂を聞き、好きに絵を描く気ままな一人旅に出る。 　旅…