「大樹」を含む小説

登場人物紹介と用語の説明。 主人公:真木 大樹(まさき だいき) 真木神社に住む高校1年。祖父が宮司で、祖母と母が巫女として神社で働いている。父はやりたい事のために出てしまった…

　食餌を終えた梟が声高に啼いた。月は歩み、少女は光のなかに、私は夜のなかにいた。少女が顎を擡げると、微風が赤の髪を揺らした。艶やかな赤は皓に曝され、降り注いだ皓は雫となって滴り落…

この物語のエンディングは、２種類あります。第６話までが、高校生の時に書いた小説で、それはそのまま載せてありますが、このエンディングだとあんまりだと思って、３５歳を過ぎたころにラス…

巨大な戦役の後、数千年が経った頃。 散り散りになった人類は、荒れ果てた大地に細々と暮らしていた。 ケアリト族――彼らの住む里は雲の上まで大木の中に空いた空洞。 地上を知らぬ彼らの…

☆縦書き推奨☆ 齢十五歳、大樹サーディアナールの実を得る第一の試練の時、ヴィオライトは謀られ、親友エイデルライトに樹下へ落とされた。生死の境を彷徨った彼を助けたのは、〈烈火の魔…

イヌマキの実に目がない生田真樹。 そんな彼の前にイヌマキの大樹・“泉田の大イヌマキ”の精霊が顕現し、真樹を眷属として生き残りをかけて生物未満の存在《未誕生物》に立ち向かう。 ―…

交通事故による怪我で、それまでの全てを失ってしまった高校三年生、丘　大樹。 日々の生活すら投げやりになる中、やってきた転校生、野々崎　美空は大樹に救ってもらったことがある、と言う…

女たちの首を刈ることに執着する六郎太はやがて桜の大樹を目にし…………。

双山和也には、妹の雄子と母親恵美子という家族がいる。しかし、本当は大樹和弘という血の繋がった双子の兄弟がいる。それを知っているのはごくわずかであり、和也と和弘がその事実を知ってい…

【第40回フリーワンライ】 純白 魔女と魔法使い 爆弾 白い吐息 ＊ワンライ用

　たった一本の樹から全てが始まった世界のお話。世界を創ったはじまりの大樹は世界樹と呼ばれた―― 　田舎の農村チコリ村で暮らすルーフ、エンジュ、ナナシの三人はいつも仲良しの親友同士…

すべての大地は海へと沈み、僅かな痕跡を残して文明は滅び去った。何もかもがリセットされた世界に残されたのは人が住めるほど巨大な樹だった。新たな文明が繁栄を進める中、呪術師である家出…

様々な想いをひとつひとつの詩にのせて

美しいけれど、残酷で、俗物的で、排他的な世界。 そこで一瞬すれ違うだけだったはずの二人が出会い、大樹の謎に向き合う時、忘れられていた大樹の過去が蘇る。 日本の山奥のどこかのようで…

　人類の文明が幾度か崩壊した後の世界。 　大樹と呼ばれる不思議な樹木に覆い尽くされた大和の国で人間・言葉を話す獣・精霊が共存して暮らしていたが、人間の中には、少数ながら人・獣・精…

運命というものがあるのなら、それは、多数の枝を持つ大樹のような姿をしているに違いない。 何かの本で、そんなふうに読んだ。 一つの枝があった。 額に朱い胞珠を頂く理仁《りひと》は…

運命というものがあるのなら、それは、多数の枝を持つ大樹のような姿をしているに違いない。 何かの本で、そんなふうに読んだ。 全国トップクラスの学業成績を叩き出す秀才、海牙は、自他…

　ローシーズは精霊だ。『神秘』と呼ばれる、不思議な生き物のひとつ。 　ある日彼女の本体――薄紅の花をつける大樹の下に、一人の青年が花束を置いた。毎日のように彼は訪れ、花を置いて…

　田島優香（たじまゆうか）は、知的障害者の施設で働く２５歳。優香には大学時代から付き合っていた大樹（だいき）という彼氏がいたが、ある日、一方的に振られてしまう。 　そんな傷心の優…

「私は久遠飛鳥。箱庭に召還された異邦人の一人です」 アトランティス大陸の謎に挑んでいた鈴華は、その道中で久遠飛鳥、アルマテイアと出会う。意気投合する3人の前に、今度は「ラミア」と…