カクヨムは、なるべく多くの方に気軽な作品創作を楽しんでいただきたい、また創作を通じて様々な人と繋がる楽しさを知っていただきたい、という考えの元で運営を行っております。
そのため、カクヨムを利用していく中で皆様から生まれた、自主的な企画開催や呼びかけによる新しい使い方・楽しみ方についても、運営としては出来る限りそのサポートをさせていただきたいと考えています。
まずは利用者の皆様にカクヨムを使って自由に楽しんでいただき、その中でもしも我々が検討すべき点や対処すべき課題点があるようでしたら、その都度必要なルールを制定するなどの改善策をとらせていただきます。
さて、最近ユーザーの方が自主的に開催されている投稿イベントや企画(例えば自主コンテストやお題を決めた投稿など)についてのお問い合わせやご意見ご要望を多く頂きます。
これらに関しても、皆様がカクヨムでの新しい遊び方を見つけてくださったものとして、基本的には歓迎すべきムーヴメントだと考えています。
ですが、一方で企画や参加者の数が多くなると、週間ランキングの上位作品が企画参加作品ばかりになってしまうといった、新たな懸念点も発生しております。
カクヨムのランキングはなるべく公平かつ流動性のあるものであるべきと考えておりますので、これらの事象に関しては運営の方で対応方法を検討させていただき、以下の様に決定いたしました。
■ユーザー企画の参加作品が識別される仕組みを導入します
まずは直近の対応として来週前半(12月第3週)に、ユーザー発案企画への参加作品を識別し、一般作品と区別することができるようにします。
具体的には、作品投稿時に選択できるコンテストに「ユーザー企画コンテスト(仮)」という項目を追加します。
このコンテストに参加すると、通常ランキングへは非掲載となりますので、ユーザー企画の開催がランキングへ影響をおよぼすことはなくなります。
この対策によって、自主企画参加者の方々はランキングへの影響を心配することなくイベントを楽しむことが出来ます。
(※個別の振り分けは行わず、複数のユーザー企画があってもすべて一括で「ユーザー企画イベントへの参加」認識という形となります)
なおユーザーの方による企画イベントへの参加作品に関しては、それぞれ固有のタグ(例:「正月テーマコンテスト」)を設定するなどして、作品の絞込を行ってください。
■ユーザーが企画した自主コンテストを、個別にカクヨム上で開催できるシステムを開発します
上に挙げた対応策はあくまで暫定処置であり、将来的にはユーザー企画イベントの開催を、システムとしてきちんとバックアップできるようにしたいと考えています。
具体的には、現在運営が開催している公式コンテストに近いシステムを、ユーザーの皆様が開催するコンテストでも利用できるようにいたします。
細かい仕様についてはまだ検討中であり、実装時期も未定です。
そのため、詳細についてはまた追ってご報告させていただきます。
繰り返しとなりますが、ユーザーの皆様がカクヨムを通して新しい遊び方を見つけ、創作を楽しんでいただくことに関しては我々からも最大限バックアップをさせていただきたいと考えております。
ですが、それと同時に運営の役割は利用者全員が気持ちよく利用できるように、サービスの制度を整えていくことであるとも考えております。
今後も皆様の快適なご利用を実現するために尽力させていただきますので、お気づきの点はご意見・ご要望へとお寄せください。