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概要
少女よ、遍く機を狩れ。械を喰らえ。朱に染まった、鉄の海で。
「見せてよ。わたしのいない世界を」
―――世界を「野生の機械」が埋め尽くして、もう幾年経ったか。
国が生み出した完全自律型機械 ―『躯械』は今や世界を埋め尽くし、生態系までも確立させている。
かつて戦争の救世主と呼ばれ、世界中で称賛された発明が地上を超え、海の中、先の見えない空で鳴らす駆動音。
『躯械』はもはや「人対人」の戦争を終わらせる決め手になるかと思われていた。
しかし、ある時一つの事実が明るみに出た―――――則ち、奴らは「人を喰う」と。
これはそんな『躯械』共が滅ぶまでの物語。
―またそれらを狩り尽くした、どうしようもない狩人達の「狩猟譚」。
誤射を連発する常軌を逸した狙撃手に、周囲を壊滅させる大技しか放てない堅物軍人。
そして彼らをまとめる金儲けがしたいクズ
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