あとがき

 こんにちは、もしくはこんばんはでしょうか。この度「狩に染まれば生機械海」を執筆致しました、独り湯と申します。

 因みに本作の読みは「しゅにそまればききかいかい」です。思いっ切り当て字にしてしまったために自分でも読みにくいです。読者の方々からすれば尚更……ウェブ小説ということで、許して頂けないでしょうか(懇願)


 さて。〈あとがき〉と仰々しく物語に組み込んでしまいましたから、ここでは本作が制作に至るまでの裏話を一つ。別に大したネタバレも含みません。まだ新参ものでして、「あとがきから先に読む勢」がウェブ小説にいるかどうかは知らないのですが、どうかご安心を。


 私が風呂で考え事をしていた時に本作は生まれました。「独り湯」という名前の由来もそこから来ています。皆さん、風呂って何かしら考えながら入りませんか。リラックスしたいという方もいるかもしれません。大抵独りで入るのは、分かり切ったことなのですが。

 某狩りゲーに小説があることをご存じでしょうか。着想はそれを機械でやろう、メカニカルに描こうという思考の下に始まりました。さらに言えば初めは一冊でいわゆる「大型」なモンスターを一~二体、スローペースで書いていくつもりでした。私自身、本作がほとんど処女作のようなものです。ゆっくりと主人公たちの成長を描いていき、十万字、ということを目標にしていたのですが…………


 ある日ふと、「金属を料理して食したら面白いのではないか」という発想に至りました。何故かは分からないですし、きっと疲れていたのでしょう。とにかくそれを起点として、「某狩りゲー小説のように工夫を凝らし巨大で強大なモンスターと対峙していく物語」から「多様な機械たちと対峙し、それを食していく物語」へと変貌しました。意味が分かりませんね。私だって思います。


 さて某日。つまり、〈カクヨムコンテスト10〉の応募が始まった11月29日。本作の連載は始まりました。述べていませんでしたが、私が本作を書こうと思った動機がカクヨムコンテスト10です。元々9月に終わりました〈カクヨム甲子園〉が「カクヨム」に触れた、執筆してみたいと思った初めてのことでして。流れるように、「リベンジしたい」という思いを秘めて参加致しました。

 しかし如何せん、生活との両立が難しい。私は現在テニス部の部長なのですが、全てをこなそうと張り切った時ここまで厳しくなるとは。仕方が無いため、睡眠時間を削りどうにかやりきりました。

 途中から「意外と一巻分が長くなるぞ」と気づきまして、二日投稿に切り替え。一話分も4000~8000字と長くなってしまい、ぐだるような展開が多かったかもしれません。それでもなお、お付き合いして下さった読者の方々には感謝の意を示したいと思います。本当に、ありがとうございました。

 参考までに、本作のテーマは「信頼」です。次いで「狂気」。本作において鬱陶しいほどに心情描写が続いたと思います。それは私が書き下手がゆえに、言葉を重ねた跡です。もっと突き詰めて、先んじて完成させておかなければならないと痛感しました。おまけに言うなら、私自身が学んだことは「睡眠」です。皆さん、睡眠は取りましょう。頭がおかしくなります。


 そして、謝らなければならないことが一つ。私は来年大学受験の身でして、何もかも捨てて勉強しなければなりません。必然的にカクヨムでの活動も一時、休みます。本当に申し訳ありません。

 しかし一年後、必ず帰ってきます。言ったからには、というヤツですね。カクヨムでの活動も起爆剤として、身を粉に、頑張ろうと思います。


 もう一つだけ。本文がこれだけではあまりに情報不足であるため、エピローグを一つか二つ。それと近況ノートにこれまで溜まっていた19話分の質問に自問自答形式で答えようと思います。こちらは本作のネタバレを大いに含む可能性がありますので、閲覧は自己責任でよろしくお願いします。


 重ねて感謝を。このような遅筆にお付き合い頂き、誠にありがとうございました。


 追記:皆さまは安全運転を心掛けるよう、お願いします。

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