天狗様の世話係　〜世話係って何って思っていたら、どうやら贄でした。オレ、近々食べられてしまうようです〜

【毎週水曜日更新】

主人公・夏川大佑の家は、代々【天狗山】と呼ばれる山と呼ぶには低い、かと言って丘と呼ぶには高い、そんな低山を管理していた。その山頂には小さな神社があるが、夏川家の人間以外、そこに神社がある事すら知らない上、何故か神社に入れる人間は、夏川家の【天狗様の世話係】だけだった。【世話係】が決まると、その人物しか神社には出入り出来なくなる。

大佑は子供の頃に【世話係】に選ばれ、毎朝、神社の掃除などをしていた。
いつものように、掃除をしていると。誰も入らないはずの神社に、一人の男が入ってきて……。

※サブタイトルに⭐︎がある回は、背後にお気を付けくださいの合図です。

※実在する地名や天狗の名前が出て来ますが、自然災害についてなど全てフィクションであり、藤原の妄想です。