概要
勇者の書いたレシピで、この世界は「美味しい」を知った。
魔王を倒した後の勇者は食文化の発展に貢献した。
そして、勇者は死んだ。老衰だった。
・
髪も瞳も、着ているものも真っ黒な謎の女性ユッカは、町はずれで食堂を営んでいる。
勇者の死を悼み国中が悲しみに包まれるなか、ユッカの食堂に、謎の青年がやってくる。
その正体は生き返った勇者だった。
彼は言う、元魔王のユッカに向けて。
「一緒に食堂をやりたいんだ」
「無理です」
これは、凸凹コンビのふたりが、美味しいものを作って暮らしていく連作短編です。
そして、勇者は死んだ。老衰だった。
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髪も瞳も、着ているものも真っ黒な謎の女性ユッカは、町はずれで食堂を営んでいる。
勇者の死を悼み国中が悲しみに包まれるなか、ユッカの食堂に、謎の青年がやってくる。
その正体は生き返った勇者だった。
彼は言う、元魔王のユッカに向けて。
「一緒に食堂をやりたいんだ」
「無理です」
これは、凸凹コンビのふたりが、美味しいものを作って暮らしていく連作短編です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!勇者と魔王の新しい関係が綴られる後日譚の日常ファンタジー
おせっかいな元勇者のやさしさと、
そっけない元魔王のやさしさが、
人々の悩みや課題を解決していく、そんな物語。
丁寧な描写で書かれる調理シーンは、本作の魅力のひとつ。
そこで添えられる優しく可愛らしいオノマトペが、読んでいて楽しい気持ちにさせてくれます。
出来上がった料理を堪能するシーンは、こちらも食べたくなって、お腹が空いてきます。
はたして、このフルコース(物語)の結末はどうなるのでしょうか。
個人的には、驚かされるスペシャリテと素敵なデザートが出てくることを楽しみにしています。
ぜひ、冷めないうちに、お召し上がりください。