拵え2
俺は鍔や鞘の材料、柄の材料を出して、昨日買った塗料等を出す。
まず鍔に塗料を塗って、乾かしている間に鞘を作っていく。
鞘は一度作っているので簡単にできた。そして鞘に塗料を塗って行き乾かす
柄は壊れてしまった分をプラスで作っていく。二つ作り終えた段階で鞘や鍔の様子を見る。鍔はまだ乾かさないといけないが、鞘の方が乾いているので重ね塗りをしていき、また乾かした。
刀から壊れた柄を取り外して、新しい柄をとりあえずつけてみる。
特にガタ付きや割れなどはなく、そこそこいいものが出来た。
もう一つの方もつけてみたが、そちらも特に問題はなかった。
俺は一つだけに皮を張って、柄の紐をしっかりと巻いていく。
巻き終えた頃には全て乾いていたので、鍔や鞘に塗り漏れなどをみた。両方とも問題なさそうなので鍔は一旦置いておき、鞘に保護剤(ニス的なもの)を塗ってから切羽を作るために銅板を取り出して、2枚切り出した。
そして
優しく柄頭を叩いてはめていき、目釘をさして具合を見る。
ガタツキや振った時に抜けて飛んで行くようなことはなさそうだった。
それと同時に鞘の具合を見るがまだ乾いてなさそうなので明日まで置いておくことにした。
それと、柄等を外して白鞘に戻してから神棚に置いて、積み沸かしをした。
沸かした材料を叩いて、1回折り返したあと火床を片付けて、鍛冶場を後にした。
外に出たらニュールが駆け寄ってきて、「ねぇ、ちょっといい?」と話をしてきた。
俺「ん?どうした?」
ニュール「クラクのことなんだけど…」
俺「あ〜あいつか」
ニュール「もう1カ月帰ってきてないんだよ、何かあったんじゃ…」
俺「たしかに最近みてないと思ったけど…あいつなら大丈夫だろ」
ニュール「そうかな…無事だといいけど…」
俺「一応明日家の位置がわかるようにするか。」
ニュール「うん」
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クラク「あれ〜?道間違えたか?」
森の中で魔法を練習していたら迷って帰れなくなってしまった。すると近くの草むらからガサガサと動く何かを見つけた。
クラクは警戒しつつ近ずいて行くと、ボロボロの人の子供がいて、「ひっ」と小さい悲鳴をあげた後すぐ「食べないでください」と大きな声で言ってきた。
クラクは「食べねーよ。てかなんでこんなところにボロボロでいるんだ?」
???「実はこの森に捨てられたんだ」
クラク「そうなのか」
クラク「そういえばお前名前は?」
サーシャ「サーシャ」
クラク「なあサーシャ私に着いてくるか?」
サーシャはこくりと頷き、クラクに抱きついた。
クラク「もうそろ日が沈むから明日な」
サーシャ「うん」
クラク「この辺に家があるんだけどそこに行くまでな」
サーシャ「えっ…」
クラク「大丈夫。いじめたり捨てたりしない優しい人だから」
サーシャ「うん…」
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俺は朝起きると、火魔法で白の炎(マグネシウムリボン燃やした時のような光)を出して上空に打ち上げた。するとだいぶ離れたところにオレンジの火の玉が打ち上がった。
俺は白の炎の光を赤に変えて、少しの間維持してやめた。
反応があったから生きてはいる。だか帰ってくるかどうかは分からないとニュールに伝えておいた。
俺は拵えの続きをするべく作業場に戻った。
1日置いて、乾いていたので白鞘、柄をを外して柄の方からつけていく。
柄をつけて鞘に収めたら見慣れた刀の姿になった。
俺は「よし、できた」とつぶやくと神棚に置いた。
その足で火床に向かうと次作る刀の姿を想像しながら折り返し鍛錬をした。
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クラク「お、あそこか」
そう言って魔法を発動させて打ち上げた
サーシャ「今のって魔法?初めて見た…」
クラク「あれを打ったのは魔法を教えてもらった師匠だ」
サーシャ「ぼ、僕も魔法使えるようになるかな?」
クラク「頑張りゃできるさ」
サーシャ「わかった!頑張る!」
2人はそんなことを話しながら光の方へ歩いて行った。
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俺は2回ほど折り返し鍛錬をした後に作業場を建てるために外に出て木を運び直接地面に突き刺した。
とりあえず簡易的な家を建てれればいいので適当に板で囲んで屋根を作った。
屋根の取り付けが終わった頃に遠くの方から何かが近づいて来ていた。
俺は一応警戒しつつこちらから近づいて行くと、クラクとボロボロの布きれをまとった子供が一緒いた。
俺は少し考えた後「
俺「えっーと…よろしくなサーシャ」
サーシャ「は、はいよろしくお願いします。」
俺「そんなに堅くならなくていいよ」
サーシャ「はい…」
その間クラクはニュールやリーシアに叱られていた。
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この小説は趣味程度でやりますのでこれから更新がかなり遅くなります。
基本は毎月1
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