魔法の弟子

俺はとりあえずサーシャをニュールに預けて体を綺麗にしてもらうようにお願いした。

作業場の内装を考えた。せんやすりを使う場所や研ぎ場、木材の加工をする場を考えるとやはり狭くなってくる。

「悩ましいな〜」と独り言を呟きながら色々運び込んで行った。

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サーシャ「あ、あの」

ニュール「どうしたの?」

サーシャ「僕、女なんです。」

ニュール「知ってる」

サーシャ「えっ、どうして?」

ニュール「魔力の流れ方かな」

サーシャ「やっぱりエルフって魔法が見えるんですね」

ニュール「なんとなくね」

サーシャ「すごい…」

ニュール「いや私はまだ…アインの方がすごい」

サーシャ「あの僕魔法を学びたいんですけど…」

ニュール「私が初級魔法を教えようか?」

サーシャ「いいんですか?!」

ニュール「アインみたいには出来ないけどね」

サーシャ「お願いします。」

そう言って布を取り、体を濡れた布で拭いて行く。

サーシャ「くすぐったいです」

ニュール「我慢しなさ〜い」

2人がキャッキャしているとそこにクラクとリーシアが入ってきて一緒になってキャッキャしていた。

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俺は鍛冶場にある道具を持ってきてとりあえず作業場に置いた。

思った通り狭い…だが作業するぶんには問題ないのでこのままにしておくことにした。

俺は「まあええやろ」と呟きながら家に戻った。

家に入ると俺は「まじかよ…」と声を漏らした。

俺はサーシャが女の子だとは思ってなかったので驚いた。

俺「綺麗になったな」

サーシャ「あ、あの…」

俺「どうした?」

サーシャ「魔法使いたい」

俺「ん〜そうだな〜とりあえず外に出ようか。」

サーシャ「はい!」

クラク「私もいく!」

俺「はいはい、いいよ」

そんな会話をしつつ外に出る。

俺「まずは体中に魔力を巡らす。」

サーシャ「うーん」

俺「あま、最初は俺が流すよ。」

そう言って両手を掴みわずかに魔力を流す。

流すイメージは電気が+から−に流れるように流す。

俺はそのままサーシャに「この感覚を掴めたら魔法は使えるようになる。」

そうして掴んでいた手を離してサーシャに試してみせる

サーシャ「うーん、難しいな〜」

俺「練習すればできるようになるさ」

サーシャ「うん、頑張る!」

クラク「頑張れ〜」

俺「クラクお前もやるんだよ」

クラク「え〜」

クラクは両手を合わせると少しずつ流す魔力を多くしていく。

そしてクラクが5mm程度両手を離すと濃密な魔力の流れが漏れていく。

すると漏れ出た魔力は地面につくと少しずつ草が伸びてきて、花が咲いた。

俺は「そこまで!」とクラクに言うとゆっくりと魔力の流れを少なくして行った。

俺「濃度は悪くないが送り方がまだ粗いな」

クラク「やっぱりイマイチ掴めないなんだよな〜」

俺「こうやるんだ」

俺は両手を合わせると粒子加速器のように魔力を流し始めた。

そして同じように両手を離すと手の中に静電気のような魔力の流れが見えた。

そこから流れ出す魔力は無く、全て流れている。

俺は手を丸め、中に魔力を貯める。

そうして空に向けて放つとある程度浮いてから布散してしまった。

(俺もまだまだやな)と思いながら魔力を操作していたが、やることを思い出してクラクにサーシャを任せて鍛冶場に入った。

鍛冶場に入ると真っ先にに刀の方へ行き、手に取った。

俺は刀をそっと抜いて手入れを始めた。

手拭てぬぐいで、峰、表、裏の順でぬぐっていく。

そして油を少し染み込ませた手拭いで油を塗って行き、錆を防止する。

全体的にしっかり塗れたら静かに鞘にしまっていく。

この時俺は次に作る刀の姿を想像していた。

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この小説は趣味程度でやります。

あまりにも忙しいので、更新が途絶えます。申し訳ありません。


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