作刀4
俺は材料がしっかり層になっているのを確認して材料を置き、一旦冷やす。そして火床に
少ししてからルードがきたので大槌を持って構えるように指示する。そうして赤まった材料の真ん中に切り鏨を立てて、ルードに叩くように言うと外すことなく切り鏨の背にうまく当ててくれて、切り込みを入れることができた。
俺は「うまいな」と褒めるとルードは少し恥ずかしそうにしていた。
俺は今切った材料を水へしをして折り返し、泥汁をかけて藁灰をつけて火床に入れる。
俺は折り返し鍛錬の一工程をルードに叩かせるつもりだ。ルードに「次はくっつけるから強く叩いてくれ」と言い、火床から沸いた材料を取り出し、金敷の上に置く。
ルードは大振りで材料を叩き、火花が飛び散ったがルードは驚いている様子もびっくりしている様子もない。
俺は槌をもち相槌を打つ。するとルードは俺のリズムに合わせて大槌で叩いてくれた。その時のルードの顔は笑っていたように見えた。
俺はアイウィンと一緒に
ルードとアイウィンの息は俺の思っていた通り完璧で、俺の相槌に合わせて打ってくれた。
そうしてある程度伸ばし、
すると「ドカアァァン」と言う音と共に石片が飛んできて、クラクがよろけていた。
昨日みたいにすぐに眠ったりしてはいないが、かなり疲れている様子だった。
クラクはよろけながら家に入って布団に入って行った。
俺は「懐かしいな」と言いながら俺はもっと高火力の魔法に挑戦する。
圧縮した純酸素の塊と、圧縮したアセチレンの塊を発射時に着弾する時に点火するイメージを立てて試してみる。
そうすると、的を外して岩ではなく、山が一つ吹き飛んでしまった。
俺は「やっべ、やっちゃった…」と言ってみんなの方を向いたらすごい速度で離れて行ってふるえていた。
リーシアが「あなたおかしいって…どんなイメージしたら山ごと吹き飛ばすのよ」とドン引きしながら言う。俺は「あはは、」と苦笑して誤魔化して家に入っていき、あれは緊急時以外は封印しようと思った。
その日は少し疲れたので夕飯を食べてすぐに寝た。
翌日朝起きると何か外が騒がしい。俺は顔を洗って外に出るとかなりビビった。なぜなら王国の騎士団が消し飛んだ山の様子を見にきていて、「ドラゴンが来て山を消した」だの「神の怒りに触れた」だの根も葉もないことを言ってる人たちがいたが、騎士団長らしき人が来て「何か知らないか?」と聞いてきたんで俺は咄嗟に「昨日鍛治仕事をしていたら、いつの間にかに消えていました。」と言ったら騎士団長らしき人が「そうか」と言って俺を怪しむ様子もなく消し飛んだ山の方に歩いて行った。
俺はホッとして鍛冶場に入る。
今日は棟金と皮金を作り、2回折り返すことにした。
まずは棟金になる材料で、積み沸かしをして長方形に形成した後、一回折り返した。その後に、もう一度折り返して叩いていく。一旦火床の横に置き次に皮金も積み沸かして叩くが、硬くてなかなか変形せず一苦労してようやく長方形になるまで形成できた。ここから切り鏨で切り込みを入れるが、中々俺はルードとアイウィンを呼び、叩くように指示する。そして、材料を火床から取り出して均一に沸かせるために藁灰をつけて、火床に入れるとルードとアイウィンが大槌を構えて叩く準備をした。
沸いてきたところでほどから取り出してルードとアイウィンに固いから強めに叩くように言い、それに応えるように強く叩いてくれる。
火花が飛び「トン、チン、カン」気持ちのいいリズムと音で叩いていき、2回の折り返し鍛錬が二つとも終わった。火床の底に溜まったノロを取り出して、材料を火床の横に置いておき空冷させる。その間に火を片付けておき、冷めたら「棟2」「皮2」と書いておき、鍛冶場を後にした。
外に出るとクラクが近づいてきて、「なあなあ、今日は魔法撃っちゃダメなのか?」と聞いてくるので「クラクはいいよ、いけないのは俺だけだし…」と言って山の方を指差す。そうするとクラクは開いた口が塞がらない様子だった。ちなみにクラクは例の魔法を二発打てるようになったみたいで魔力量が格段に上がったようだった。
俺はクラクにそのまま努力を続けるようにと言うと、大きく頷いていた。
そして俺はニュールとリーシアに足し算、引き算を教えることにした。
ニュールもアリシアもかなり優秀でたった2時間でほとんどマスターした。
俺は「ニュールとリーシアはかなり得意なようだね」と言うとすぐにニュールが「あなたの教え方がうまいだけよ」と言ったのに続いて、リーシアが「そうよ。あの筆算を使うと簡単に解けるんだから」と言ったので明日から掛け算をすることにした。
そうして俺は夕食を食べて布団に入って寝る。
すると真っ白で見覚えのある場所に浮遊しているそして、夢である事を理解していた。
少しの間付近を浮遊していると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
『お久しぶりです直人さん』
「お久しぶりです神様…俺はなぜこの場所にいるのでしょうか?」
『ああそうでした、ギフトを渡すためにこの場所に呼びました。』
「そうなんですか」
『魔術創作と魔力循環、魔力操作の向上のギフトですね』
そう言いつつ紙を見ながら読み上げる
俺は(大丈夫なのかなこの神様)と思いつつ神様に尋ねる。
「あの〜色々聞きたい事があるのだけど…とりあえず神様の後ろにいる人は誰ですかね?」
神様は『えっ!』と勢いよく振り返るとそこには別の神様がいた
[初めまして私は地球の神です。どうですか?そちらの世界はどうですか?]
「地球ほどではないですがかなり過ごしやすいです。」
[そうですか。過ごしやすいなら良いです]
『あ、あの今日はどのような要件で来られたのですか天照様』
[ああ、そうそう彼にこの世界の文明を少し進めてもらいたくてね、頼みに来たんだよ]
『え?あ!まさか…天照様直々に頼みに来るなんて…』
「わかりました。自分も文明を進めて良いものかどうなのか分からなかったのでちょうど良かったです。」
[本当!?助かるわ〜んじゃ頼むよ〜]
それだけ言うと天照様は消えた。
「あらま、帰っちゃった。」
『…話を戻しますわ。ギフトを渡します。』
「お願いします。」
少し体がふっと軽くなった感じがして意識が消えた。
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この小説は趣味程度でやりますのでかなり更新が遅くなります。
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