応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 第42話(最終話)への応援コメント

    やっと二作目も読み終えました。あのお話の続きとなったら読まざるを得ませんでした。ハッピーエンドになってよかったです。きっと生まれてくる子に取って二人はとても良い両親になるでしょうね。裕佳子さんの方が暴走する母ちゃんというイメージがあり、私の母を思い起こし、ちょっと心配です。

    米国に住んでいると、LGBTとの出会い機会が、日本よりは多くあります。その上、大学では、もっと多いとも思います。出会った時はMr. Whiteだったのが、いつのまにか Ms. Whiteになっていたりします。逆のケースもありました。こちらで出会ういわゆるゲイの人はどちらかというと、女性とのボディーコンタクトが平気である人の方が多いと思います。チアーリーダーのメンバーも男性はゲイも多く、女性メンバーを放り投げているユナ役割とかしています。ファッション系にはゲイが多く、女性のモデルたちの着せ替え担当だったりしますし。ある金持ちの奥様は、個人的なトレーナーがゲイの男性で、体をよく触られるが、ご主人は、彼がゲイなので気にしないと言っていました。(若い男を囲って、ゲイのトレーナーだと夫に言っておけば、平気で不倫できそうですが。)

    作者からの返信

    @fumiya57さま

    こんにちは。『ハクセキレイ』まで一気読みしてくださったとは! ありがとうございます。二作続けてこのスピードで読んでくださった方はいらっしゃらなかったので、驚いています。

    『ハクセキレイ』は自分の中で消化不足が否めない作品になっており、いずれ手直しする予定です。皆さまよりいただいたご指摘やご意見を参考にさせていただきます。

    米国でLGBTの方との出会いが日本より多くあるというのは、うらやましく思います。日本でも、本来かなりの数の方がいらっしゃるのでしょうが、表立って現れることは少なく、受け入れる側もぎこちないままです。互いに「マイノリティ」であると認識し続ける限り、それは解消されないのかなとも思ってしまいます。

    ボディタッチが苦手という特徴をゲイである章に付与してしまったので、「ゲイ イコール 女性へのボディタッチが苦手」と誤解を招きかねないというのは、ほかからもご指摘いただいております。私としては、その二つは独立した特徴として章に付与したつもりですが、そう誤解されても仕方ない書きぶりになっていたかもしれません。

    さて、裕佳子と章のあいだに子供ができたというのは、わたしとしては、彼ら二人にとってではなく、竹史と祐介にとっての一筋の光のようにとらえています。

    結婚や妊娠は恋人たちにとってのゴールではありません。それは同性どうしであろうと異性どうしであろうと、同じです。でも、結婚や妊娠がひとつの喜ばしいイベントである、ということには違いないと思います。竹史の祐介に対する思いは決して実りはしませんでしたし、祐介とのあいだに竹史が子供を設けることもできませんが、このように自分たちの子供を介して、祐介と竹史の血のつながった存在ができるということは、ひとつの救いにならないだろうかと考えています。

    祐介と竹史のあいだにもたらされた血のつながり、それを受けて、このあとの『ハシボソガラス』へと話は移り変わっていきます。また気が向かれましたら、最終部の『ハシボソガラス』もご高覧いただければと存じます。

    コメントおよび星でのご評価をありがとうございました。

  • 第31話への応援コメント

    院生の頃、ドイツ人の同僚と、PILSNER URQUELLを飲みに行ってました。その頃は、未だ一般の店(米国)では余り取り扱っていませんでした。

    作者からの返信

    @fumiya57さま

    こんにちは。コメントをありがとうございます。

    ウルケル(プラズドロイ)、飲まれてたんですね! 最近では日本でもウルケルの缶ビールが買えるようになりました。東京ではウルケルの樽生も飲めます。ですが、恐ろしく高いです(0.5Lで1000円超えます)。

    コメントをありがとうございました。

  • 第22話への応援コメント

     朝から憂鬱な親子の会話ですね。川野の人生の足を半分引っぱってるのはこの父親のような気がしてきました。

     創作で書いちゃいけない描写は基本的に無いと思うのですが、物語が客観性を持ってそれを描かなければ暴力の肯定と紙一重になるとも思っています。前回の接触もそのひとつで、アレルギーや飲酒と同様、試すこと自体が危うい行為ではないでしょうか。性被害者がすぐに被害を自覚できないように、接触に伴う感じ方は本人さえ平気だと思いこむこともしばしばです。それほどデリケートな領域に踏みこんで「きっかけは川野」と相手に理由を被せるのはいささか責任転嫁に感じます。

     部位や衣服の比較をしたいのはやる側の好奇心にすぎず、やられる側の感情を無視していい理由にはなりません。川野は実験マウスではないのだから。本人が言葉と表情で「無理」と訴える行為を「これは?これは?」と自分の気のすむまで続けるのは、文字通り無理強いでは。「お試し」という認識もやる側のマイルールで、やられる方はお試しも本番もなく一度踏まれることに変わりありません。まして胸は「プライベートパーツ」ですよね。これがアリなら男性が女性に「股間を触ってみて」と要求するのも罷り通るのでしょうか。

     独善的な積極性や傲慢さは人間らしさでもあるので、それ自体の描写はいくらあってもいいんです。﨑里ちゃんの他人をケアすることで自分を満たそうとする依存気質っぽさも人間らしくて非常に面白いです。ただ、その暴力性を「物語は」どう解釈して読者に提示するのかな、という点が気になって。
     矢野くんの時と同様、また「背中を押してあげた」的な優しさとして押される方の負担がもみ消されるなら、この物語は「押しの強い人が押したもん勝ち」の世界のように思えます(押される側の川野が語り手なので、尚更そのズレが目立って物語に没入しきれないのかもしれません)。

     「セックスを期待している」と感じさせるのも、主語は﨑里ちゃんではなく「物語」です(彼女にその意図がないのは文脈から分かります)。言い換えれば、作者がこの先の展開で性行為をさせたいからこのシーンを入れたのかな、と。
     矯正施設には自ら望んで入所した当事者も多くいたことはご存じでしょうか。自らの意思で「フツー」にこだわった彼らが、善意の “セラピー”を受け、結果どんな末路を辿ったかも。この物語は一見「性的少数者の悩み」にスポットを当てているようで、本当に描きたいものは別にあるような気がします。なんとなく、生殖・女性・血縁……この辺りに関係するのではと感じていますが、そこはもう少し読み進めないと分からないですね。

     文脈から分かる(偉そうな言い方ですいません)で思い出しましたが、前作で川野が矢野くんを想っている描写はきちんと読みとれていましたよ。むしろあの視線等の描写だけで充分だったのでは、と思っての最終話のコメントでした。どこかで追記しなければと思っていましたが、作者さまの筆力不足と誤解させていたら申し訳ありませんでした。

    作者からの返信

    小葉さま

    こんにちは。拙作をお読みくださり、どうもありがとうございます。小葉さまからのコメントには自分に足りぬ気づきをいつもいただいています。返信が遅くなり、失礼いたしました。

    ここでの竹史との会話は章にとって明るい気持ちになれるものではありませんが、この数話先で竹史から告げられる言葉に比べればまだましかもしれません。そこで、竹史のこだわりが川野の足を引っ張っているということが、より鮮明になります。

    いろいろな作品を読み、物語が客観性を維持する重要性は感じてきたつもりでした。物語のスタンスの偏向に、読むのが苦痛になる経験もありました。でも、読むことと書くことは異なっていたのか、あるいは、私の感じ取り方は甘かったということなのでしょう。

    同時に、客観性とはいったい何かと疑問を持ち、悩んでいるのも確かです。いまだ答えのでない問題から目をそらし、立ち位置を示さぬまま物語を読者の目の前に広げたというのが正しいのかもしれません。

    接触を試すこと自体が危うい行為と言い切るのには、やや疑問を感じます。それは、白か黒か、はっきりとしたものではなく、連続的なものではないでしょうか? 人や場合によって意味の異なりうる繊細な問題ではないかと思っています。だからこそ、もっと気を付けて描くべきであると反省してもいます。

    物語がセックスを期待させる流れになっているのは、実際そうでしょうね。川野には子供のいる家庭を持つという強い願望があり、しかも、子供は普通に作りたいと希求しています。﨑里ちゃんと結婚するなら、彼女とセックスをしなければならなくなります。

    コメントをありがとうございました。

  • 第21話への応援コメント

     﨑里ちゃん、やっぱり相手の感覚を軽く見がちな子ですね。接触が嫌な人に接触を強いるって、食物アレルギーの人に原因食物を食べさせるとか、飲めない人に飲酒を勧めるのと同じだと思うのですが。「エビだめなの? 加熱すればどう? ほら、食べてみて。あ、やっぱり蕁麻疹出ちゃうんだね。うん、分かった。ごめんね」みたいな。死ぬぞ。

     私が本作でモヤる要因のひとつって、モラルや倫理観の軸が川野限定でブレる所だと気づきました。前作では、村居くんのセクハラ発言を美羽ちゃんが注意したような「やっていいこと悪いこと」を認識できる描写がありましたが、対川野になるとこれが急に緩くなりませんか。誰も川野を尊重しない。今回も両親に軽くあしらわれて﨑里ちゃんと同室にされ、イヤイヤ体を触られたり触らされたりした(要するにセクハラされた)のに、その行為の内包する暴力性はうやむやに流され、むしろ「必要な試練」として肯定的に描かれてしまう。

     「幸せのため」という大義名分があれば多少の荒業もやむなし、ということなのでしょうが、声の小さい人が珍しく発した「無理」を踏み倒しても許される大義名分ってなんなんでしょう。本人にしか分からない感覚について、他人がもっともらしい理由で介入するのはシンプルに暴力だと思うのですが、これをまた物語が「﨑里ちゃんのおかげ」として処理するなら、川野はもはや彼女を称賛するための都合のいいお人形のように見えてなりません。

     しかも今回は、性的部位を含む接触テスト……。その行為自体の気持ち悪さもさることながら、その行為の延長上に期待されるものが容易に想起できるため二重にグロテスクです。要するにセックスでしょう。物語はいよいよ、かつて多くの同性愛者が心を病み自ら命を絶った矯正治療(転向療法)へのウォーミングアップを始めたように見えます。皮肉にもその治療の名は「救済プログラム」でしたが、この物語にも当事者に対する「救済」の意図が織り込まれているのだとしたら、歴史は繰り返されるなぁと遠い目をしてしまいます。

    作者からの返信

    小葉さま

    こんにちは。コメントをありがとうございます。自分に欠けている視点をご指摘いただけることに、感謝しております。

    これまでのやり取りで、私の考え方の歪さや甘さを認識させられています。いただいたコメント(とくに「モラルや倫理観の軸が川野限定でブレる所」)のご指摘について、慎重に見直してみます。

    そのうえで下記記させていただきます。

    「接触が嫌いな人に無理やり接触を強いた」ですが、今回のきっかけは川野の行動です。川野に顔を触られて驚いた﨑里ちゃんが、触れるようになったのかどうか試したのであり、勝手に接触克服プログラムを始めたわけではありません。

    先ほどの追試である皮膚の直接接触、駄目なら一歩引いて衣服の上から。触るのと触られるのとの違い。それをひととおり試させてもらい、駄目だとわかったうえでのごり押しはしていません。

    ちなみに衣服の上からの胸の接触を試させたのは、高校一年の時にアクシデントで触ったのが胸だったので、その時との比較です。ことさら性的な意味合いを持たせたわけではないですが、非常に不快に思われる描写となっているのなら、考え直します。

    >> その行為自体の気持ち悪さもさることながら、その行為の延長上に期待されるものが容易に想起できるため二重にグロテスクです。要するにセックスでしょう。

    﨑里ちゃんはノンセクシュアルでセックスを期待しません。「ふつう」に子供を作ることにこだわる川野が手段として選ぶことになります。

    >> 物語はいよいよ、かつて多くの同性愛者が心を病み自ら命を絶った矯正治療(転向療法)へのウォーミングアップを始めたように見えます。

    もしも「ウォーミングアップを始めたように見えます」でなく「そうなっています」ということになったら、掲載をやめるべきだと思っていますので、教えていただけますか? よろしくお願いいたします。

  • 第42話(最終話)への応援コメント

    佐藤宇佳子 様

    二人の物語のようで、二人の物語でもあったんだ、と気づきました。
    彼らがどういう気持ち(や恋と呼んでもいいもの)をどう扱って、結果、行動として選び取っていったのかを振り返ると、選んだものが「正しい」とはもしかして言い切れなくても、それぞれに相応しいと感じます。

    招待状にいろんな意味が読み取れる、物語を締めくくったり象徴するラストで驚きました。

    ハクセキレイがどこか近くで鳴いている心地です。
    完結おめでとうございます。この完結はおめでとうございます、だと思いました。

    作者からの返信

    尚乃さま

    こんにちは。拙作『ハクセキレイ』に最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。いろんな方面にとんがった話なので、お読みくださる方には感謝の気持とともに、もしかして苦しく思われていないだろうかと申し訳なさも感じています。

    この第二部『ハクセキレイ』は私の作品には珍しく、希望の薄明かりが手に届くところに示されたエンディングになっています。

    二組のふたり、無理やり介入した﨑里ちゃんが膠着していた関係性を崩していきました。それが良いことと一概に言ってのけることはできないかもしれません。彼女の存在が核になって彼らが変わり、新たな関係が出来上がりつつある、そんな一光景を切り取った物語だと思っていただければ幸いです。

    鋭いコメントをいくつもありがとうございました。最終部『ハシボソガラス』はもう少し穏やかな話です。もしよろしければお読みいただければ嬉しいです。

    星でのご評価もありがとうございました。励みになります。

  • 第32話への応援コメント

    佐藤宇佳子 様

    お互いに恋と呼べるものは全然ない二人は一緒にいても孤独を拭えないわけですけど、相手への「何か」、なにか特別なものがあるような気がして、次の瞬間、捉えたと思ったものが消えてゆく切ない感じがしました。

    作者からの返信

    尚乃さま

    こんにちは。こちらにもコメントありがとうございます。

    裕佳子と章の関係について、「次の瞬間、捉えたと思ったものが消えてゆく」と評していただき、自分のなかでも何かがすとんと落ちました。ありがとうございます。

    恋って何なのだろうな、と思います。その本質が独占欲でも性欲でもないのなら、もはやひとつのすっきりとした概念にはおさまらないんじゃないかと感じます。

  • 第29話への応援コメント

    佐藤宇佳子 様

    矢野っちには魔性的な、闇の宿る部分あるなあと今は思っています。

    作者からの返信

    尚乃さま

    こちらにもコメントありがとうございます。

    矢野っちは書いていくうちに一番変わっていった人かもしれません。彼の背景を『ハシボソガラス』のおまけ「山の端の月」にまとめました。四月中旬に投稿予定です。もしよろしければそちらをお読みいただけると嬉しいです(おまけなので『ハシボソガラス』本編から独立してお読みになれます)。

  • 第26話への応援コメント

    佐藤宇佳子 様

    裏切り合っている二人が一緒になる、とか、なろうとするのは素敵なシーンだなあと思いました。

    作者からの返信

    尚乃さま

    こんにちは。コメントをありがとうございます。

    たぶんこういう展開が私の「人を食ったような」といわれる所以なのかと思います。尚乃さまのおっしゃる「素敵」をどうとらえたらよいか測りかねるのですが、この小説は私のなかでも今どうとらえたらよいのかわからなくなりつつあります。大事な話であるのは間違いないのですが。

  • 第42話(最終話)への応援コメント

    途中何度か辛くなり読むのをやめていましたが、最後まで読ませてもらいました。
    とても暖かくいいお話で、宝物になりました。ありがとうございました。

    作者からの返信

    森野湧水さま

    こんにちは。『ハクセキレイ』最後までお読みくださったのですね。どうもありがとうございます。

    「途中何度か辛くなり」とのこと、申し訳ないです。そうなんです。この話はいろいろと配慮の足りないところがある小説で、人によってはご不快に思われたり、辛くなったりするかもしれません。4月以降、少し手を入れようかとも考えています。

    今回は辛い思いをさせてしまったこと、本当に申し訳なく思います。あとを引きずることがありませんよう……。

  • 第6話への応援コメント

    こんにちは。

    「いけん」
    「けち」
    このやりとり、素敵です。
    年の離れた友人のような親子関係に見えます。
    もちろん、これからも色々あるのでしょうが。

    作者からの返信

    豆ははこさま

    こんにちは。拙作『ハクセキレイ』にお越しいただき、どうもありがとうございます。

    「いけん」
    「けち」

    川野親子の会話を楽しんでいただき、嬉しいです。章は母と妹と別居して九年目、父子二人暮らしになってからもすでに五年目となり、このふたりは独特の関係を構築していそうです。

    竹史は無口でコミュニケーション能力に著しく欠けるのですが、そんな事情のせいで友達のような関係になっているところもあるかもしれません。このさき、﨑里ちゃんの乱入により、ふたりの関係も少しずつ変化していきます。

    コメントをどうもありがとうございました。励みになります。

  • 第18話への応援コメント

    佐藤宇佳子 様

    言っちゃう……の大丈夫か……、などと心配する気持ちでいっぱいになりました。
    息をついた後にこれまでを回想してみると、今にしか出てこれなかったし、先にもない瞬間だったなと思い至っています。夜が明けてから川野は後悔するやもしれませんし、司会は想像だけで辛いですけども。発された思いが何かに形を変えてゆくのを祈るような心地です。

    作者からの返信

    尚乃さま

    こんにちは。コメントをありがとうございます!

    そして、すみません、不安に(そしてもしかすると不快にも)させるような展開で……。

    尚乃さまのおっしゃるように、川野は精神的にぎりぎりの状態で、そこに矢野くんの訪問という青天の霹靂を受け、もう黙ってはいられなくなったという流れです。川野からの告白を受けた後で、さらに矢野くんが司会を依頼したのは残酷な展開ですが、それは矢野くんの闇のひとつでもあります。今のところは。

  • 第4話への応援コメント

    こっちが本編なのか……と正直思いました。
    酒を飲み、甘いものも食べちゃう川野父、動揺の川野子、裕佳子の全力感。
    序盤でびっくりしましたけど、各人の質であったり背負うものみたいなものが明示されたな、という感じで、私はきっとこのシーンを後から思い返すと思います。

    作者からの返信

    尚乃さま

    こんにちは。コメントをどうもありがとうございます。励みになります。

    「本編」を書き始めた当初は「続編」なんて書くつもりはなかったのですが、「本編」終盤でなんだか寂しくなったり、書き足りないものを感じたりで、ついつい、「続編」書いちゃえばいいじゃん、書くなら﨑里ちゃんと川野のその後、それに親世代の話もね、ということで三部作にしてしまったのでした。「三部作」なので、今やもうどれが本編かわからないですね。

    この第二部はかなりとんがった話でして、私の至らなさがまき散らされているのですが、思い入れのある作品でもあります。このシーンを後から思い返すだろうと尚乃さまに思っていただけたことに暖かなものを感じました。ありがとうございます。

  • 第18話への応援コメント

    矢野っちのあたたかな言葉に、私までじんときました。川野くん、想いを受けとめてもらえて、よかったねぇ(´;ω;`)

    作者からの返信

    プラナリアさま

    こんにちは。拙作にお越しいただき、コメントまでいただき、どうもありがとうございます!

    思わず口走ってしまった川野ですが、矢野っちから拒絶されることはありませんでした。思いを受け入れてもらえたわけではありませんが、それでも、矢野っちからの「好き」は川野に前を向かせるきっかけになるかもしれません。川野とともに喜んでいただき、ありがとうございます。

    いただいたコメントの返信で失礼ですが、『顕微鏡』の完結、おめでとうございます。最近、自分の「黒さ」が気になり、繊細な作品を読むのが戸惑われ、なかなか読みに行けずにおります m(_ _ )m 『顕微鏡』を初めて拝読した時には、脆く危うい感情を周囲の環境ごとそっと救い上げたような雰囲気に衝撃を受けました。あの美しい作品がいよいよ完成したということ、本当に喜ばしいことだと思います。心からお祝い申し上げます。

  • 第18話への応援コメント

    とうとう告白しましたか。
    矢野っち、そうきたか。って感じです。
    川野が8年間も思っている相手として矢野っちのことを認識していましたが、その魅力についてはあまりわかりませんでた。でも今回のことで、ああ、これは川野が好きになるわと、納得です。繊細で真面目なイメージでしたが、包容力がありしたたか。
    続きが楽しみです。


    作者からの返信

    森野湧水さま

    こんにちは。拙作お読みいただき、コメントもいただき、どうもありがとうございます。

    川野がいつまでも忘れられず思い続けていた矢野っち、前作では(しゃべらないし、﨑里ちゃん目線だったので)その内面はあまり語られませんでしたが、大学進学以降は吃音もおちつき口数も増えています。包容力を感じてくださって嬉しいです。

    ありがとうございました。励みになります。

  • 第19話への応援コメント

    「無理に歩み寄ろうとか、理解しようとするんがおこがましいんやないかな。違うもんはどうしたって違うやろ? 相手の世界を侵害せずに生きていけば、お互い幸せになれるんやないんかな」

     マジ、それな。
     すみません、﨑里・矢野ペアのごり押しムーブに振り回されたせいか、木村さんがとても標準的で成熟した人に見えてしまいました。世代も育った環境も性格も違うのだから「どうしても理解できない」と思うのは当たり前だと思います。その考えを過度に押しつけなければ、大抵の当事者は「この人はそういう考えなんだな」と察して、当たり障りなくつきあっていくだろうなと(政治家のような権力者ならまた話は変わってきますが)。

     前回の話ですが、矢野くんの発言は「川野側から主体的にカムした」ならそう悪い印象ではないですよ。多くの当事者は非当事者に高度な理解を期待してないので「本質的なことは分かってないんだろうけど、彼なりに言葉を選んでくれたんだな。ひとまず拒絶されなくてよかった」と素直に思えるでしょう。「矢野くんの方からつついてきた」から、同じセリフでも印象が悪くなるんです。向こうからわざわざ近づいて心の扉をこじ開けてきたのに、結局危うい発言を無自覚にしているから、「その程度の軽薄さなら最初から触らないで」と。「その押しつけがましさはさておき」ではなく、アポなし訪問に始まる一連の押しつけがましさこそが全ての元凶に思えます。

     次に、セリフそのものに内包されるニュアンスの話をしますね。
     ゲイとカムされた直後に特定の人物の名前を挙げること。これは当然、その人の身体的性別が女性なら、女性という言葉を使わずとも「異性愛規範に乗ることへの期待」や「同性愛性の間接的な否定」を当事者に想起させるでしょう。そもそも会話が噛みあわなくなりますよね。当事者は「男として男が好き」と言っており、「男とか女とかじゃなく、人として~」みたいな話はしてないので。「……え? だって〇〇さんは女性でしょ? 話聞いてた? バイじゃなくてゲイだよ? なんで女の名前が出てくるの? そんなに女とくっついてほしいの?」ってなるんじゃないでしょうか、現実なら。

    自分の個人的な欲求のために話を飛躍・拡大させるのは、相手が勇気をふり絞って口にした「同性愛者」という言葉を尊重しない行為だと思いますよ。﨑里ちゃんが男性なら、川野のカムしたゲイという性指向に矛盾しないので問題なく「タイプじゃないな」「ちょっとアリかも」みたいな恋バナの類に発展しますが。てかなんでそんなくっつけたいの? その執着心が怖いよ(矢野くんに言ってます)。

     ここからはあくまで私の考える穏やかなコミュニケーションの話になるのですが、「﨑里ちゃんだけは違うかも」という情報が出ても、基本的には相手の発した言葉をこねくり回さない方がいいと思います。川野、「よく分からんの」って言ってますよね。二回も。その「分からない」という本人の今現在の感覚に、手垢をつけずそっとしておいてほしいんです。川野が今時点で自分を「同性愛者」と表現してる以上、川野の軸はひとまずそこにあるのでしょう。そこから流動する可能性はあるとしても、それは本人が自分のペースで決めることで、少なくともマジョリティ側が嬉しそうに「まだ可能性はあるね!」と言うのは、やはり「期待」になってしまうと思います。

     なぜ、ただの「可能性」の話が「期待」や「否定」に変容してしまうかというと、シンプルに「世の中が異性愛規範で動いているから」です。
     多くの当事者は、人生で「〇〇(異性)とはだめなの?」「(性は流動的って言うし、異性とくっつく)可能性はまだあるよね?」的な言葉をうんざりするほど浴び続けます。でも異性愛者は「〇〇(同性)とはだめなの?可能性はまだあるよね?」なんて言われること自体ほぼないですよね。そもそも「実は俺、異性愛者なんだ」とカムする必要すらない。その質問に晒される頻度が、両者で全然違うんです。

     だから、非当事者にとってはたった一回の純粋な質問で、「そんなつもりで言ったわけではない」としても、当事者にとっては連続的なプレッシャーであり、あれこれ勝手に意味を考えて勝手にストレスを感じてしまうんです。これはセクシュアルマイノリティに限らず、多くの人が何かしら経験したことのある感覚だと思います。
     それをどこまで想像してカバーできるかは本当に難しくて、誰しもうっかり他者を傷つけているのでしょうけど。ただ「そんなつもりじゃなかった」と言えばその発言に潜む暴力性が無効化されるわけでも、正当化していい理由にもなりませんよね。多くの差別やいじめやハラスメントは「そんなつもりじゃなった」のに起きるのですから。

     とりわけ「セクシュアリティの流動性」は、読者の多くが異性愛規範を当たり前に享受するマジョリティなだけに、当事者の心理をよほど丁寧に描かないと「同性愛者だったけど異性と結ばれました!よかったね!」という、多様性を描くどころかその流動性を都合よく利用した「異性愛規範の強化」「性指向の矯正」に繋がりかねない高難易度のテーマだと思います。

    作者からの返信

    小葉さま

    こんにちは。いつも丁寧なコメントおよびご解説をありがとうございます。

    小説にまつわる問題がおぼろげながら徐々につかめてきたような気がします。ただ、私にとってはまだあやふやで断片的であり、今後どうしたものかも決めかねています。

    「川野が今時点で自分を「同性愛者」と表現してる以上、川野の軸はひとまずそこにあるのでしょう。そこから流動する可能性はあるとしても、それは本人が自分のペースで決めることで、少なくともマジョリティ側が嬉しそうに「まだ可能性はあるね!」と言うのは、やはり「期待」になってしまうと思います」

    「だから、非当事者にとってはたった一回の純粋な質問で、「そんなつもりで言ったわけではない」としても、当事者にとっては連続的なプレッシャーであり、あれこれ勝手に意味を考えて勝手にストレスを感じてしまうんです」

    これについては、確かにそのとおりだと考えさせられました。何の気なしに口にしてしまいそうなセリフですが、無意識に相手を踏みにじる一言になるのですね。

    話は飛躍しますが、小説の解釈というのはその時々の社会通念に基づくものであり、いくらでも変わりうるということを改めて考えさせられました。たとえ自分の伝えたいことを注意深く書いたとしても、普遍的な解釈にはつながらず、ときに全く異なる考えを推し進めるために利用されたりもします。ものを生み出す恐ろしさですね。

  • 第41話への応援コメント

    佐藤宇佳子さま、こんにちはーっ!
    竹史さんと、祐介さんの血を継いだ子。互いに大切なはずなのに、思いっきりすれ違ってしまった二人が結ばれた感じがして、じーんときました!
    貸し切りの道場。凛とした空気のなか、ハクセキレイの澄み切った鳴き声。
    竹史さんの心のうちからくる美しい表情、祐介さんの後悔が和らぎ、裕佳子ちゃんも川野もみんな報われれ嬉しい瞬間。とっても素敵です。

    作者からの返信

    矢口こんたさま

    こんにちはっ! 拙作最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。矢口こんたさまからは私の気づかなかった視点からのコメントをいただくことも多く、考えさせられることが多かったです。

    夫婦(裕佳子と川野はまだ結婚してませんが)のあいだにできた子供は祖父母四人の血を引くわけでもあるのですよね。それは祖父ふたり(あるいは祖母ふたり)の血を引くということでもあります。当たり前といえば当たり前のことなのですが、改めて考えてみると感慨深いことだなあと思います。

    夫婦にとって、自分たちの血を引く子供が果たして必須なのかと問われると、そんなことはないと思っています。それとは平行した話として、できた子供を通じて本来関係のなかった姻戚が特別な関係になるということも、また、あるのだろうというひとつのお話でした。

    お付き合い、どうもありがとうございました。

  • 第18話への応援コメント

     や、矢野……おまえ……。

     なんでしょう、モヤります。矢野くんの行動が「カミングアウトの強要」かどうかギリギリのところを攻められた感じがして(これはイソヒヨドリでの﨑里ちゃんにも感じていました)、川野目線で読むとめちゃくちゃストレスだけどいまいち責めきれない、嫌なラインを突いてきたなと思いました。

     カミングアウトは場合によって人生を左右するものなので、開示・共有の自由はあくまで本人にあります。どんな理由があれ、本人が言いたくないなら言わなくていい。そこを根掘り葉掘り誘導尋問して強制的に吐きださせるのは暴力的ですし、べつにLGBTQでなくともその辺しつこいとセクハラになると思いますが、矢野くんの真意が見えないのでなんとも言えませんでした。いずれにせよ「川野をよく見ていた」にしては無神経で、ゲイだと察したうえでの行動なら極めて悪質だなという印象です。

     かさねてモヤるのは、一連の流れがどこか美談っぽくまとめられている点です。
    これはフィクションでも現実でも思うことですが、「人の心にズカズカ踏みこむ」という失礼な行為をしておきながら、相手がこと同性愛者やマイノリティになると、なぜ拒絶しなかっただけで「理解ある心の広い人」という文脈になるのでしょう。
     なぜ「拒絶されないだけよかったね」とモラルのレベルが低くなり、それ以前のストレスフルなふるまいがチャラにされて、あげく「背中を押してあげた」みたいな優しさにすり替えられてしまうのでしょう。

     「ありがとう」と言っておけば「LGBTに理解ある善人」になれるのでしょうか。もちろん肯定的な返事は嬉しいし、完璧な模範解答を求めるつもりもないけれど、「善意でぶん殴られるケース」も本当によくあって、今回の矢野くんも私にはそう見えました。矢野くんって本質的なことを何も理解してないですよね? 一見肯定的な顔をしながら、「じゃあ女性とはダメなんだね(残念)」「じゃあまだ可能性はあるね(よかった!)」等、異性愛規範に乗ること、自分のお気に入りの異性とくっつくことを無邪気に期待しています。その発言は、相手の同性愛性にそっと蓋をするような、「とはいえやっぱり隠しておくべきもの、だよね?」と暗に抑えこむような力を孕んでいるのに。

     矢野くんの言動が計算でないならまだ「当事者が敬遠するお花畑タイプ」くらいで留まりますが、意図的にカムさせたうえでの「川野よかったね!」的な空気なら、ちょっと私は「馬鹿にしてんのかな」と思ってしまいます。雑に扱うなら最初から触れないでほしい。他者をチェスの駒みたいに動かそうとしないでほしい。あなたにとってカミングアウトは、自分の目的さえ果たせたら本質に向きあうことなく放り投げて去っていける、その程度のものかもしれないけれど。
     現実にもこうして「うまくつついてあげてる」「恋愛相談に乗ってあげてる」という上から目線で人の心を試してくる人はいるので、個人的には読んでいて疲れました。

    作者からの返信

    小葉さま

    こんにちは。丁寧なコメントをありがとうございます。

    「雑に扱うなら最初から触れないでほしい。他者をチェスの駒みたいに動かそうとしないでほしい。あなたにとってカミングアウトは、自分の目的さえ果たせたら本質に向きあうことなく放り投げて去っていける、その程度のものかもしれないけれど」

    上記、心に留めおくようにいたします。

    「じゃあ女性とは、﨑里さんとは駄目なんだね」という文言がたとえこの文脈であろうと同性愛性を否定してしまうことにつながるのなら「じゃあ﨑里さんとは駄目なんだね」ならいかがでしょう。矢野くんが期待するのは「川野が﨑里ちゃんとくっつくこと」であり「川野が女性を受け入れられるようになること」ではないです。

    矢野くんについては、「自分のお気に入りの異性とくっつくことを無邪気に期待しています」ではなく「自分のお気に入りの相手とくっつくことを無邪気に期待しています」のつもりです。その押しつけがましさはさておき、矢野くんが川野がゲイだと知ってしまったあとでは、川野が﨑里ちゃんに多少の好意を持っていると知っても『女性』である彼女を勧めることは控えるべきなのでしょうか? 﨑里ちゃんが男性だったら矢野くんの発言に問題はなかったのでしょうか?

    もし機会があればご教示いただけると嬉しいです。

  • 第39話への応援コメント

    佐藤宇佳さま、こんばんはーっ!
    ボクもすっかり章タイトルのミスリードにかかりましたー! 矢野くんとこもなんかあるのかなとか。
    不妊治療、どこまでかの線引きも難しいですね。川野が仮で引いた線もアリだし、でも、もしうちの娘が裕佳子ちゃんの立場ならって考えると、ボクも川野と同意見で、それでも無理な場合、個人的には代理母は抵抗あるなぁ。それなら、孤児を養子縁組して大切に育てるよう勧めると思う。
    川野も侑が子ちゃんも頑張ってますねー

    作者からの返信

    矢口こんたさま

    こんにちはっ。こちらにもコメントをありがとうございます。

    不妊治療の件、ここまで踏み込むのはどうかと思いつつ書いてしまった内容なのですが、難しい問題ですよね。

    血のつながった子供を得ることにこだわる人もいれば、子供を育てることに重きを置く人もいるでしょう。「産む」ということひとつをとっても、また多様な価値観があり、さらには(というかこちらがむしろ重要になることも)子供側からみた問題だって、いくつもありますもんね。

  • 第38話への応援コメント

    おー!
    川野、ちゃんと言った! 裕佳子ちゃんの気持ちがアレだから、川野の前で祐介さんになんか言っちゃう前で良かったー
    サドのニンニク醤油漬け、食べてみたい……(>_<)

    作者からの返信

    矢口こんたさま

    こんにちはっ。コメントをありがとうございます!

    川野、祐介さんにきちんと言葉に出してお願いできました。たかが言葉、されど言葉、言葉に出して確認し合うことが必要なこともありますからね。言えて良かったです。

    サドのニンニク醤油漬けはうちでは定番でしたよ~。細かく刻んで肉料理のソースにするのも良しです!

  • 第36話への応援コメント

    佐藤宇佳子さま、こんばんはーっ!
    11人にひとりって、そんなに多いなんて全然思いもよらなかったです。
    川野、裕佳子ちゃんのお父さん相手によく頑張った。ありのまま自分のことを伝える勇気、えらいなぁって思う。親からのいのちをつなげていく。お父さんにそんなことお願いされてしまえば川野が逃げられないのは置いておいても、ボクもいのちについてすっごく考えさせられます。
    川野が裕佳子ちゃんの気持ち、ちゃんと聞いて自分のお父さん、竹史さんともどんな話をするのかとっても興味深いです

    作者からの返信

    矢口こんたさま

    こんにちはっ! いつも丁寧なコメントをいただき、どうもありがとうございます。

    川野、何とか状況を打開したい一心で、祐介相手に粘りました。祐介は血をつないでいくことに強い使命感を持っていて、自分自身もそれに縛られてきましたし、自分の子供にも繋いでいって欲しいという気持ちをぶつけずにはいられない人です。今なら目をそばだてられそうな主張ではありますが、それでも、どこか、それを個人の押し付けだと一概には言ってしまえない気がするのです。

    祐介さんには自分の意見を告げられた川野ですが、こと自分の父ちゃんが相手となると、結構ヘタレますね(笑)。なぜでしょう。

    体外受精で生まれた子の割合については、思っていた以上の多さに私も驚きました。

  • 第33話への応援コメント

    川野の『俺にとって、何より大事なのは、﨑里ちゃんが俺のそばにいてくれるっちゅうこと。』
    それに気づいたって、裕佳子ちゃんに口に出して言ったの。自分の気持ちを裕佳子ちゃんに伝えたの。川野の感情伝わってきてジーンときました(>_<)
    とにかくね、どんなかたちでも二人うまくいって欲しいです

    作者からの返信

    矢口こんたさま

    こんにちはー、こちらにもコメントをありがとうございました。

    自分は矢野くんのことしか愛せず、裕佳子には特別な感情があるものの、それを積極的には認めてこなかった川野ですが、やっと現実を受け止めようとしはじめました。裕佳子にも、きちんと伝えることができました。今はそれを冷静に受け止めきれない裕佳子ですが、心のどこかにきちんと刻み込まれたことと思います。

    「どんなかたちでも二人うまくいって欲しい」のお言葉、ありがとうございます!

  • 第31話への応援コメント

    佐藤宇佳子さん、こんにちわー!

    自分のことを責めたり、ひとりでいると最悪なことまで。川野、なんとか支えて欲しい。
    矢野くんとこは順調なのになぁ。
    お料理は、ブランボラーク? 美味しそう。たべてみたーいです

    作者からの返信

    矢口こんたさま

    こんにちはっ! コメントをありがとうございます!

    このあたり、悩みにつぐ悩みで、常にどちらかが精神的にいっぱいいっぱいの状態です。すみません、苦しい展開ばかりで……。そうですね、矢野くんのところは、なぜだかいろんなことが順調にいくのです。

    ブランボラークはビールに合いますよ~。カリカリに揚げるので、お好み焼きとフライドポテトのいいとこどりのような味わいでもあります。

  • 第30話への応援コメント

    ネガな気分じゃなく結婚式、もっとでも楽しも、川野(ノ_・。)

    裕佳子ちゃん、川野が望むならって応じるけど、違うひとの名前呼ばれながらって、どんな感覚なんだろ。気持ち入ってない作業的な感じ……じゃないな、やっぱそんな川野を感じとって、いろいろと思いをめぐらせてるのかな。
    この二人、どうなってくんだろ。

    作者からの返信

    矢口こんたさま

    こんにちはー! こちらにもコメントをありがとうございました。

    裕佳子にとってセックスには「我慢できるけれどやりたくない」「好きな人から望まれれば応えたい」という強いジレンマがあるので、ここでセックスをしているのは自分じゃないという自己暗示が欲しかったんですね。自分のことで精いっぱいだったため、例で出してしまった「たすく」に川野がどんな気持ちを抱くかまで、気持ちが回っていないですね。

    もやもやの深まる展開で申し訳ないです……

  • 第29話への応援コメント

    佐藤宇佳子さま、こんばんはーっ!
    結婚式良いですねー。裕佳子ちゃんはドレスじゃなく男の子っぽい装いなのかぁ。
    矢野くんとのハグ……川野は嬉しい反面、ちょっと後ろめたい複雑な感情伝わりますねー。

    作者からの返信

    矢口こんたさま

    こんにちはっ! 今回もお読みいただきありがとうございます。

    裕佳子は髪の毛を短くしてから(高校一年の時にばっさり切って以来ずっとショート)ほぼほぼパンツ生活ですね。女の子っぽい恰好はお母さんの容子さんの趣味だったのですが、裕佳子は男の子っぽい恰好のほうが気に入ったようです。

    矢野君とのハグ、こんなの辛くなるだけなんかなあ、残酷なんかなあと思いつつ、でも今どきハグはふつうにやるもんなとも思いつつ……本当はどうなんでしょうね。

  • 第27話への応援コメント

    卒業して何年も経ってから眺める。
    朝日が差していく学校の光景いいですね。さーっと差す陽とともに思い出も浮かぶ感じ、素敵です。
    弓道、いろいろと自分をみつめなおすのに良さそう^ ^
    いいように転れ、ふたりともー

    作者からの返信

    矢口こんたさま

    こんにちはっ! コメントをありがとうございます。励みになります。

    朝日が差していく学校の光景を気に入っていただき、嬉しいです。弓道は憧れの気持ちからストーリーにねじこんだのですが、自分の人生を見つめ直す静かな決意と弓道の精神性のイメージがうまく呼応しているなら、嬉しいことです( ´∀`)

  • 第26話への応援コメント

    佐藤宇佳子さま、こんにちはー!
    素敵な回ですね。

    お父さんにあてられて、やっぱ嫉妬というか自分のものになれーって気が昂ぶっちゃったのもわかるけど、自分がこうしたいって気持ちが強すぎちゃったんだね。
    裕佳子ちゃんがって気持ちで、後ろから優しくぎゅってしてたら展開が少し違ったのかなぁ。って想像したりしてしまいました。

    でも、くちびるを重ねたときにゾワってならなかったのが、裕佳子ちゃんが言うようにお酒の影響とも思いきれないし。普通に進展して欲しいなぁ。

    作者からの返信

    矢口こんたさま

    こんにちはっ! 拙作にコメントをありがとうございます。

    矢口こんたさまの言葉はいつも優しくて、私に足りないものを気づかせてくれます。ありがとうございます m(_ _)m

    川野は自分が同性愛者で矢野くんしか好きになれないと思っていますが、同時に、裕佳子に特別な感情を持ってもいるんですよね。

    本人はそれがなぜなのかわからないなんて言っていますが、もう少しきちんと自分の気持ちの奥底を見ることができていたら、きっと事情はかわっていたのだろうなと思うのです。彼女に対する行動も含めて。

    コメントありがとうございました!

    編集済
  • 第25話への応援コメント

    裕佳子ちゃん扮する祐介に抱きしめられたことで吹っ切り、真由美さんと向き合った竹史さん。
    今度は竹史さんが内包している小継竹史に抱きしめてもらうことで吹っ切るという、対比に絶句してしまいます。
    竹史さんは裕佳子ちゃんの言われるがまま、素直に抱きしめてあげた、あげることができたのは、優しさか裕佳子ちゃんに恩を感じていてなのか、それとも川野に向けて、なのか。それとも、と色々想像してしまいます。

    作者からの返信

    矢口こんたさま

    こんにちはー! こちらにもコメントをありがとうございます。

    果たしてこれで吹っ切れるかなあと自分でも思いつつ書いたシーンとなります。彼女はおそらく何もせずに諦めることはできず、なにかひとつだけでも吹っ切るためのものが欲しいと願ったら、こうなるのかなあ……と。

    竹史が何を思って彼女に応じたかは、なかなか考えどころですね。ご指摘のように、単純に﨑里ちゃんに恩を感じてとか可哀そうに思ってというだけではないと思うのです。

    コメントありがとうございました!

  • 第24話への応援コメント

    佐藤宇佳子さま、こんばんはーっ
    わーーーっ! 裕佳子ちゃん、小悪魔化したーーっ
    いいですねー笑

    こうあるのが当然だって決めつけてて、実は本人が気がついていないだけって結構ありそうですね(・_・;

    作者からの返信

    矢口こんたさま

    こんにちはっ! お読みいただき、また、コメントもいただき、どうもありがとうございます。

    はい、裕佳子はこんな性格でした。彼女自身「ふつうではない」という意識をかかえていて、それがあるからこそ、どこか開き直ってしまったようなところもあります。「川野のことが大事だから」は彼女にとって正直な心の声でしたが、川野にとっては不安を煽る言葉です。

    「当人が気づいていないだけ」はいろんなところでちょっとずつ軋みをもたらしますね。結構怖いです。

  • 第23話への応援コメント

    おー!
    川野を泣かしてから、なーんて裕佳子ちゃんらしいプロポーズですねー。
    人それぞれ何かしらのあるもんですし、普通の人なんて居ないって、まぁ確かに偏差で1σやもちろん2σ、-2σなんか分布しまくりだしど真ん中ばっかの人なんて奇跡ですね(・_・;

    かかあ天下カップル誕生ってことで、ちょっと胸を撫で下ろすことができました。どうなっていくのかなぁ^ ^
    楽しみです。

    作者からの返信

    矢口こんたさま

    こんにちはっ! こちらにもコメントをありがとうございます。

    32%や5%って、母数が大きければかなりの(人)数ですよね。しばしば目にしますが、数値解析して『結論』になってしまうと、「ただし」とか「~の場合に限る」といった但し書きなどがすべて外れて『結論』のみが独り歩きしがちで、かなり怖いです。

    ふつうとかふつうじゃないというのは、かなり入り組んだ問題だと思います。ど真ん中ばっかの人って、見ませんよね。拙作の登場人物たちは多かれ少なかれ、はずれたところを持っています。

    今年一年、交流いただきありがとうございました。いつも穏やかかつ私の思い至らないようなコメントをお寄せいただき、しみじみと考えさせられました。

    2023年もいよいよ大晦日となりました。どうぞ良いお年をお迎えください。

  • 第21話への応援コメント

    佐藤宇佳子さま、こんばんはーっ!

    川野……うん、この幸せ者ーっ(>_<)
    な、シチュエーションなのだけど、無理かぁ。
    触れられて生理的に拒否なのは自分でもどうしようもならないもんね。
    でも、咄嗟のときに自分から触れられるなら、って期待しちゃってます。

    作者からの返信

    矢口こんたさま

    こんにちはっ! コメントをありがとうございました。

    接触が苦手な人にとっては、スキンシップも苦痛になりませんね。その「苦手」の度合いもさまざまで、何があろうと無理な人もいれば、スキンシップの精神的心地よさのほうが接触感の不快さに勝る人もいます。

    おっしゃるように、川野の場合、「思わず自分の手で触れる」ことはあるので、「触られる」と「触る」の嫌悪感のあいだに差があるのかもしれません。

  • 第37話への応援コメント

    GCーMSとHPLC…懐かしいな。結局、縁がなかったなぁ😩
    HPLCといえば、初心者歓迎の求人あったき応募したけど、書類選考で落とされたばい💀流石、50ん〜歳児なだけあるな😁
    再就職の道は険しいぜ💣

    まんまんちゃんは…キレーになったはず✨金色の仏壇やないき、全然キレーになったのわからんけど😱

    作者からの返信

    Zee-Ⅲ Basserさま

    こんにちは。コメントありがとうございます!

    GCMSとHPLC、研究機関やら調査機関やらで幅広く使われちょる装置なんで、募集もちょくちょく出るかもですね。再就職、うまく行きますよう!

    まんまんちゃん、お掃除しちゃったっちゅう事実が大事ですよね。仏壇の奥で笑いながら見守ってくれちょるっち思います。

  • 第15話への応援コメント

    おぉ……これは矢野くんがマナー違反じゃないでしょうか。

    結婚式って色んな理由で欠席したい場合がありますよね。仕事や育児、病気や妊娠、お金や気持ちに余裕がない、実はそんなに仲良くない等々。
    そのための事前連絡や招待状であり、ここまでフル無視されてるなら「返事がない」のではなくそれ自体が「出席できないorしたくないの意思表示」だと思うんですが(フル無視した川野も大人として良くありませんが、実際返信できないほど精神不安定なわけですし)。

    あの思慮深かったはずの矢野くんがここをしれっと踏み越えてくるのはちょっと怖いですね。しかも「何かあったのかと心配になって顔を見に来た」ではなく「なんで返事してくれないの?!僕の結婚式来るよね?!」っていう自分本位な感じですし。もしかして物理面だけでなくこころのパーソナルスペースもバグってる人なんでしょうか。なんだか﨑里ちゃんのゴリ押し癖がうつったようで嫌な予感がします。

    作者からの返信

    小葉さま

    こんにちは。コメントをありがとうございます。

    矢野くんは川野を親友だと思っていたので、高校卒業後になぜかほぼ連絡が取れなくなったのを気にかけていました。結婚式の司会うんぬんは、なかば、訪ねる踏ん切りをつける口実でもあったでしょう。

    とはいえ、押しの強さはありますね。その後の会話や行動にも同類の強さがあらわれます。

  • 第19話への応援コメント

    佐藤宇佳子さま、こんばんはーっ!
    ちょっとご無沙汰してましたので、一話戻って読み直させてもらいました!
    木村さんの、理解出来んもんはできん。踏み込まない。理解した気でいるなんて相手に失礼。そこには憐みをはらんだり、自分は違うから良かったなどと自分を上に置いてしまう考えが透けるようで嫌いなのでしょうね。その考えも理解出来ます。見せ物、かぁ……。
    でも当たり前なんですけど、同じ対等な人間同士なんですよね。
    あ、川野自身も何処かで自分を下にみちゃってるんでした(・_・;
    少なくとも裕佳子ちゃんとは対等でいられるところ、その心地よさ、もっともっとハマっちゃえ
    なーんて、ちょっと思っちゃいました^ ^

    作者からの返信

    矢口こんたさま

    こんにちはっ! コメントをどうもありがとうございます。励みになります。

    木村さんの考え方に近い人って、それなりにいると思います。どうしても色眼鏡で見てしまうと自覚していて、同時にそれはおかしいとも感じている。それなら近くに寄らんでおこう、という。かたや、もっと積極的に関わり、できる限りの「理解」をしていかねば、と考える人もいると思います。常に正しい絶対的な姿勢が存在するわけではなく、現実的にはケースバイケースで切り替えられることが大事なのかもしれません。

    川野はもともと超がつく臆病ものなので、いろんなところで劣等感に苛まれています。高校生のとき、そばにいてくれた﨑里ちゃんに少しだけ心の荷物を預けられたのですが、今や自ら荷を増して沼に沈みかけているような感じですね。重荷はおろせるし沼からは這い出せると気づいてほしいものです。

  • 第42話(最終話)への応援コメント

    完結おめでとうございます。
    ハッピーエンドで、良かったです! 
     
    高校を卒業した章くんと裕佳子さんのが、子供を得て結婚に辿り着くことができたのは、本当に良かったと思います。その過程で思い悩む場面もひっくるめて、本当に考えさせられました。順番が逆になってしまいましたが.、Ⅰ)も面白く拝読させていただいています。

    作者からの返信

    tamaちゃんさま

    こんにちは。最終話までお読みいただき、どうもありがとうございました。まだまだつたない作品でありますが、いつもお読みくださり、励みになりました!

    tamaちゃんさまの最新作も楽しく拝読させていただいています。スケールの大きさ、複雑に絡み合う登場人物たちの関係性にはいつも感心させられています!

  • 第42話(最終話)への応援コメント

    完結、おつかれさまでした!
    考え方が多様化する現代で(舞台は少し近未来でしたね)結婚や子供を持つことだけが幸せではないんでしょうけど、ふたりが切に望んだ子供を得て結婚に辿り着くことができたのは、本当に良かったと思います。(まだ出産していませんが、、だいじょうぶですよね??)
    ふたりがあがいて掴んだものは、親たちの長年のわだかまりを解くことにもつながりましたね。むしろふたりは最初からそれが第一の目的だったかのように。
    生きづらさも、それを乗り越えるのも、ふたり次第なんだと思います。悩んで手に入れた力が、このさきのふたりを導いていってくれることを信じています。
    ありがとうございました!

    作者からの返信

    久里 琳さま

    こんにちは。拙作、最終話までお読みいただき、どうもありがとうございました。いくつものコメントをいただき、考えるきっかけを与えてもいただきました。

    子供は無事生まれる予定です。互いに違うものを見ていたふたり、そしてきっと今でも相手に霧中なわけではない裕佳子と章ですが、だからこそ育める穏やかな愛情もあるのかなと思っています。

    星でのご評価もありがとうございました!

  • 第34話への応援コメント

    こんにちは。
    先に31話の展開だけ知っていて、『イソヒヨドリ』からどんな経緯でこうなったんだろう??と思っていましたが、ふたりとも、真摯にもがいていますね。なのに希望を託した「子供を持つ」ということさえ難しいという現実。
    ちょっと大人になったふたりがどんな未来を切りひらくのか、この先を見守りたいと思います。

    作者からの返信

    久里 琳さま

    こんにちは。いつもお読みいただき、コメントもありがとうございます。

    いやあ、すみません。あのときはブランボラークに興奮して、つい第31話から読ませるという暴挙に出てしまい、混乱させてしまいました (^^;)

    家族を得たいと願うようになったふたりの想いですが、なかなか思うように進みません。あともう少し悩み続けることになります。憂鬱な展開で申し訳ありませんが、お付き合いいただけると嬉しいです。

    よろしくお願いいたします。

  • 第42話(最終話)への応援コメント

    完結おめでとうございます。

    ここまで一気読みさせて頂きました。前作とはまた異なる、""大人になったがゆえ'"の苦しみをこれでもかと浴びせられました。同時に「普通」という言葉、不妊治療など色々と重みを感じる話を、主人公二人と一緒に考えられたことはきっとかけがえのない経験だったと思います。
    一つ一つの話が濃厚で、面白かった(この表現はなんだか違う気がしますが、言葉が見つからず……)です。


    カクヨムコンにエントリーされているのですね、あらすじをみて知った名前が出てきてニヤッとしてしまいました。そちらも拝読させていただきます。

    作者からの返信

    リオンさま

    こんにちは。重苦しい話に最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

    内容に対して、私自身の知識や配慮が圧倒的に足りず、読者さまを戸惑わせる箇所がいろいろとあったのではないかと危惧しています。この場をかりてお詫びいたします。

    悩みって尽きないものですね。子供には子供なりの、大人には大人なりの悩みが常に付きまといます。主人公の二人とその悩みを共有し、考えるきっかけとしてくださったのであれば、望外の喜びです。

    カクヨムコン、短編でエントリーしてみました。はい、よくご存じのあの二人が主人公です(笑)。比較的、軽めのお話になっておりますので、気軽に読めるかなあとと思っています。またお越しいただければ幸いです。

    素敵なレビューまでいただき、感謝いたします!

  • 第39話への応援コメント

    こんにちは。
    タイトルの言葉がすっかり矢野くんだと思っていましたが、出てこないので電話かな……と思いましたが、そういう落とし所でしたか。文章も話のタイトルも毎回綺麗だなと思います。

    作者からの返信

    リオンさま

    こんにちは。わあ、たくさん読んでいただき、ありがとうございます!

    章タイトルは……どうしても行き当たりばったりになってしまうので、もういっそのこと章の中の文章を使っちゃえ、と開き直ったのが本作になります(笑)。

    たまたま、なんとなく格好のついている章もありますが(お褒めいただき恐縮です)、もう少し計画的に、一貫性のあるタイトルがつけられるようになりたいものです。

    タイトルのひねりかたって、文章を練るより難しい気がします。

  • 第37話への応援コメント

    こんにちは。
    﨑里ちゃんが知らない世界の住人に……!分からない言葉が沢山出てきた途方に暮れましたが、最後に解説があってほっとしました。
    高校生だった彼女を知っている分、成長にはどこか悲しいような、嬉しいような、まるで親戚の子を見ている気分です……(笑)

    作者からの返信

    リオンさま

    こんにちは。コメント連投ありがとうございます。励みになります。

    横文字の略号、これって何の暗号? って感じですよね、失礼いたしました。分析化学の分野では比較的メジャーな装置でして、とりあえずえいや、で出してしまいました。

    﨑里ちゃんの成長を感じ、親戚の子を見守るように慈しんでくださったこと、嬉しいです。ありがとうございます!

  • 第36話への応援コメント

    こんにちは。

    医者である祐介さん言葉だからこそ、深くしみるものがあります。改めて「普通」ってなんだろう、と思いました。時代や技術によって移りゆく概念に縛られるのも苦しい話ですね。二人が出す結論をおわせて頂きます。

    作者からの返信

    リオンさま

    こんにちは。コメントをありがとうございます!

    普段から死と向き合わねばならない医療従事者の方々には、常に畏敬の念を感じています。祐介もまさにその一人なのですが、彼は同時に旧来の考えの持ち主でもあります(第三部のアピール、というわけではないですが、高校生時代の祐介もすでにその考えの持ち主でした)。彼の死生観の根底にはその古い考えがあり、その上に医者としての経験が付加されているという感じです。

  • 第42話(最終話)への応援コメント

    完結おめでとうございます。
    拙い私ではとても御作をレビューできそうもないのでこちらに書かせていただきます。
    竹史の心理により焦点が当たるようになってからは、圧倒的でした。興味の対象もそちらに全振り状態になってます笑
    子供を儲けることにアイデンティの拠り所とした竹史の拘りは、無事に解きほぐされたようにも見えますが、詳細は次回に描かれるでしょうか。楽しみです。
    まさに塞翁が馬といった感じで、「普通」に焦点を当てた物語ですが、個人の経験は一般化することはできない、たまたまこの2つの家族(一族)にピタッと幸運や偶然性、状況の連続がうまく重なって、現在へと帳尻があった、というのような、佐藤様の人を食ったような物語の結論を受け取りました。

    竹史の内心が、最終的にどのように解決するのか、次作を楽しみにしています。
    ここまでありがとうございました。

    作者からの返信

    カワセミさま

    こんにちは。最後までお読みいただき、感謝いたします。またいくつもの示唆に富むコメントにも、自分には思い至らない、さまざまな気づきをいただきました。こちらもありがとうございます。

    内容について、今の私には荷の勝つ繊細なテーマだったかもしれないと思い起こしております。カワセミさまをしてレビューしづらいと感じさせるのは、それが主因ではないかと拝察いたします。

    第三部『ハシボソガラス』では親世代の高校生時代を中心に描くので、『ハクセキレイ』以降の竹史の心情の変化を多く語る場は予定にないのですが、それをどこかに入れても良いかもしれませんね。ご意見参考にいたします。

    星でのご評価もありがとうございました。

  • 第18話への応援コメント

    こんにちは。
    川野くん、告白しましたね!
    最初は好きな人から熱心に他の子とくっつくことを勧められたり、うわあ地獄っ、、て心配になりましたが、覚悟を決めて(やけっぽくもありますが)最後は一歩踏み出して、良かったと思います。
    もちろん人により事情により何がベストかは異なるんでしょうけど、やっぱり川野くんは、告白しない限りどこへも進めなかったんじゃないかなあと。
    その気持ちに応える矢野っちのセリフがいいですね。

    作者からの返信

    久里 琳さま

    こんにちは。いつも拙作をお読みいただき、コメントもありがとうございます。

    川野がこれで気持ちの整理がついたかは難しいところですが、停滞した気持ちを動かすには、何か積極的な出来事に後押ししてもらうほうがまだ楽ではないかと思い、このような流れになりました。それでも、苦しいですけど。

    矢野っちが川野の気持ちをどれくらい察していたのかを考えると、彼の行動の意味もまた変わってきます。何にせよ、告白して矢野っちから完全に拒絶される事態にならなかったのは、川野にとって大きな転機になったと思います。

    応援ありがとうございます。

  • 第42話(最終話)への応援コメント

    完結おめでとうございます!

    前作の衝撃のせいで勘繰ってしまって何度か読み返してました。ほんまか!? ほんまに幸せになるんか!? と……。
    とりあえず縦読み横読みしたんですが暗号は隠されてない様子でした。ブラウザのフォント変更しても問題なし。各章タイトルを組み合わせれば……いやとくに意味のある単語は出てこない……。そういえば39話、最後の行だけインデントないな……何か意味が……?
    そして本日前話までを読み直して、ああ、やっと袴の彼も報われたのかも……と思いました。

    みんな幸せになってほしいです!

    作者からの返信

    井戸端じぇったさま

    こんにちは。隅から隅までお読みいただき、ありがとうございます m(__)m

    ミステリーじゃないですからね、そこまで意地の悪い伏線はないのです。せいぜいタイトルに「ひい、酒くれ……」という、ある意味重要なメッセージが潜んでいるくらいです。

    最後までお付き合いくださり、コメントでも励ましていただき、ありがとうございました。いずれまた――違うな――今度こそまともなミステリーを書けるよう、ネタの蓄積に励んでいきます。予定はまったく立ちませんけれど。

    星でのご評価もありがとうございました。

  • 第32話への応援コメント

    こんにちは。

    出てくる料理がおいしそうだなぁ、なんて呑気な感想が吹っ飛んでしまうほどシリアスな展開でしたね。
    﨑里ちゃんがどこか一人でいってしまいそうで不安です。引き留める川野くんの必死さに胸が打たれました。

    作者からの返信

    リオンさま

    こんにちは。コメントをありがとうございます。

    料理がおいしそうだなぁのコメント、嬉しいです。私もそちらを楽しんでもらえるとほっとします。

    﨑里ちゃん自身、子供が欲しいという希望はあったのですが、それ以上に「川野のために」という気持ちが大きかったのです。その良し悪しはさておき、その気持ちを大きくくじかれ、打ちのめされてしまいました。

    川野のことばが彼女の心に早く届くとよいのですが。

  • 第28話への応援コメント

    こんにちは

    黒木さん、お変わりないようで……「くらくらするほどの女らしいイメージが吹っ飛ばされていった。」の文章と、その直前までの黒木さんの女性らしい描写の対比がいいですね。

    >完全には安心しきれず、父ちゃんのことも信じきれなかった。
    ここのセリフに頷いてしまう……(笑)何事もなければ良いのですが……。

    佐藤様の文章、すごく繊細で、ガラス細工のように綺麗だな、と読んでいて常々思ってます。

    作者からの返信

    リオンさま

    こんにちは。拙作お読みいただき、さらにコメントもいただき、ありがとうございます。励みになります。

    黒木ちゃんはおっとりと穏やかな女性なのですが、意外と力は強かったようです(笑)

    﨑里ちゃんに何らかの感情を抱きはじめた川野にとって、彼女を竹史と同じ家に残して去るというのは不安でいっぱいだったと思います。﨑里ちゃんの暴走をこれまで何度も見てきましたし。

    文章に対して、過分なご評価をいただき、恐縮です。文章力を鍛えることが小説を書き始めた理由のひとつなので、文章をお褒めいただけると舞い上がります。最近、描写にしっかりとした重みを伴わせねばならないと感じており、今後はそちらにも重きを置いて精進していきます。

  • 第2話への応援コメント

    こんにちは。
    語り手が変わると、ずいぶん雰囲気も変わりますね。高校も大学も卒業して、ふたりの関係がどうなったのか、楽しみに読み進めていきます。

    作者からの返信

    久里 琳さま

    こんにちは。こちらにもお越しいただき、どうもありがとうございます。

    出来事を誰の目線で見るかで、読者に見えてくるものは大きく変わりますよね。あらや問題の多い作品なのですが、お付き合いいただければ幸いです。

  • 第10話への応援コメント

    財団法人九州環境管理協会で土器の放射性炭素分析の前処理していたコトを思い出しました😁

    作者からの返信

    Zee-Ⅲ Basserさま

    こんにちは。コメントありがとうございます!

    あらー、なんと奇遇な。ちょうど先週、関東にて同じ作業をやったとこです。

  • 第42話(最終話)への応援コメント

    こんにちは。

    おお、ここが最終話ですか。

    崎里ちゃん、川野くん、長い道を歩いてきましたね。
    結婚です!
    新しい命も、お腹に宿って。
    竹史さんの、青春のわだかまりも、雪のように、とけて。
    まさか、この年になって、このような幸いが訪れるとは、竹史さんは、思ってもみなかったでしょう。

    大変おもしろい第二部でした。
    第三部も楽しみにしています。

    完結、お疲れさまでした!

    作者からの返信

    加須 千花さま

    こんにちは。コメントをありがとうございます。

    最終話……というか、話じゃないやん、これ(笑)ですが、はい、第42話をもって第二部『ハクセキレイ』は終了いたしました。ここまで来られたのはいつもお読みくださったみなさま方のおかげです。加須さま、いつも温かなコメントで励ましてくださり、ありがとうございました。

    川野と﨑里ちゃんを苦しめるような条件を出していた竹史ですが、﨑里ちゃんの妊娠に、どのような思いを抱いているのか……単純な、孫ができたという喜び以上の感慨にふけっていることと思われます。

    第三部の開始までしばらくお時間いただきますが、またお越しいただけると嬉しいです。

    今後とも、よろしくお願いいたします!

  • 第42話(最終話)への応援コメント

    二人が幸せになれて良かったです。
    そして第3部完結編に話が続くのですね。
    次回作がどんなお話しになるのか、期待して待っています。

    作者からの返信

    変形Pさま

    こんにちは。コメントをありがとうございました。

    延々と紆余曲折しましたが、ようやくひとつの結末を迎えることができました。今までお付き合いくださり、本当にありがとうございます。

    しばらく間が空きますが、第三部『ハシボソガラス』もまたお楽しみいただければ幸いです。

    引き続き、どうぞよろしくお願いします。

  • 第8話への応援コメント

     どうした川野?!なんでそんな急に闇堕ちしちゃったんだ?!「矢野っちしか好きになれない」とか、それただの竹史だよ!!!

     川野くん、せっかく大都市の大阪にいるならセクマイや性嫌悪症のコミュニティを覗いてみればいいのに、と思いました。時代設定が昭和~平成中期なのかな?と思いましたが、「イソヒヨドリ」でスマホやタブレットが登場してるので、「ハクセキレイ」はすでに令和には入っていそうですね。
     時代的に竹史が内へ籠っていくのはよく分かるのですが、令和の大都市を生きる川野には当事者のオフ会やイベント、SNSやアプリ等で悩みを共有できる場所自体はもう結構あるはずなんですよね。踏みだせない気持ちも分かりつつ、当事者にとって自分の悩みを否定されずに開示・共有できる場所って砂漠に出現したオアシスのような存在なので、喉が渇いたと言いながら周囲にぼんやり見えるオアシスを全部スルーしてるのは逆にすごい忍耐力だなと思ってしまいました。修行僧なのか?

     おそらく川野自身に強烈なホモフォビアや異性愛規範が根づいていて、当事者の輪に入ったら「自分が普通でないことをいよいよ自分で認めてしまうことになる」から忌避してるのでしょうか。自身のホモフォビアに苦しむ当事者は実際少なくないですし、川野も苦しいだろうなと思いながら、でも「それずっと続けてるといつか他人まで傷つけるよ」と胸が痛くなりました。

     複数の当事者と交流して「分かるよ」「自分もそうだったよ」と共感してもらえたら、自身に内在する偏見も含め自分と少しずつ向きあえると思うのですが、そのスタート地点にもたどり着けていないというのがやるせないですね。同性愛に加えて性嫌悪もあることについて「ここまで異常な人間だったとは」とショックを受ける様子も、すでに川野のなかに「普通の人>普通じゃない人>極めて異常な人」みたいな人間ヒエラルキーが構築されているようで、カースト意識めいたものが透けて見えていたたまれないです。いっぱいいるよ、そんな人。それを自分で受け入れられずに苦しむ人もいっぱいいるよ。臆病だからって言うんなら、当事者は大なり小なりみんな臆病だよ。それが普通だよ。全部普通のことなんだよ。

    川野が「自分はどこにでもいるただの普通のゲイであり、普通の性嫌悪持ちだ」ということに早く気づければいいなと願います。

    作者からの返信

    小葉さま

    こんにちは。コメントをありがとうございます。

    大阪に移動してからの川野の行動は、突っみどころが多いなと書きながら考えていました。﨑里ちゃん並みの迷走ぶりです。

    なぜ川野が自分で自分を追い詰め続けるような行動を取り続けたかですが、基本的に小葉さまがご指摘ご推察されているとおりです。修行僧ではないですけど。どうしようもなく激しいホモフォビアですね。川野が子供のころ、真弓が竹史の性的指向を子供たちの前から隠そうと懸命だったことがそれを助長する一因となってしまいました。

    川野の臆病さ、自己肯定感の低さは徹底しています(第23話で川野に心の中で語らせています)。誰かと話したり、仲間に入ったりすれば、まず自分の“フツー”じゃなさと表立って向かい合わねばならず、それに怯えてしまいます。一歩踏み出してしまえば、なぜ今までそんなに躊躇っていたんだろうと思えるのでしょうが、その一歩をどうしても踏み出せない人間です。

    自分で自分を追いこみ続ける一方で性的なものへのあこがれが募り、いびつな行動に走り、そのことで新たなフツーじゃなさを自覚することになりました。川野の「体に触れあえない」を性嫌悪と言ってしまってよいものか、いまだに決め切れていないのですが。


  • 編集済

    第42話(最終話)への応援コメント

     ハッピーエンドで、良かったです! 近況ノートにあった部分もふくめて、感想をかきます!

     まず、登場する人々の葛藤する理由や気持ちを考えつつ、読んでおりました。

     結婚をゴールとし、章くんと裕佳子さんの二人が、その過程で思い悩む場面もひっくるめて、私個人として印象に残ったこと。

    『川野家と﨑里家が結ばれた』

     と感じました。

     ハクセキレイの物語だけでいえば、章くんと裕佳子さんの心の葛藤もすごく印象的なんですけど。

     イソヒヨドリのイメージからくれば、川野竹史さんと﨑里祐介が結ばれたイメージ、なんです。

     その、前作もそうでしたしたけど、親の立場とか想いとかも、複雑に絡んでいる気がするんです。
     だからこそ、両家として結ばれた、凄い良かったな~って思いました。

     そう思いました。はい (^^)


     
     


    作者からの返信

    もっこすさま

    こんにちは。最後まで物語にお付き合いくださり、どうもありがとうございます! コメントにも、いつも励ましていただきました。

    常に結婚がゴールであるとは思いませんが、こと、このふたりに関しては、結婚して「ふつう」の家庭を得ることがひとつのゴールでした。泣くことも多かったですが、ようやくここまでたどり着けました。

    そして、ご指摘のように、祐介と竹史が間接的に結ばれた、の意味も大きいです。祐介と竹史にはそれぞれパートナーがいて(容子は亡くなりましたが)、ふたりがそのまま結ばれるということはあり得ません。そもそも祐介にはそんな気はないでしょうし、真弓と自分の家庭を再び受け入れた竹史にも、祐介への想いはありつつも、そうする気持ちはなかったでしょう。

    でも、章と裕佳子のあいだに子供ができたことで、間接的に竹史と祐介の血を引く子供が芽生えることとなりました。「血をつなぐ」ことに強い思い入れを持っている祐介にとって、また、その祐介に手ひどく拒絶された経験のある竹史にとって、自分たちふたりの血がつながる子ができた、という事実は、衝撃的なものだったと思います。

    「だからこそ、両家として結ばれた、凄い良かったな~って思いました」

    ありがとうございます。そうおっしゃっていただけると、こちらもとても嬉しいです!

  • 第42話(最終話)への応援コメント

    ご結婚おめでとうございます。

    今まで数多くの困難や試練を乗り越えて来たお二人、必ずや幸せな家庭を築いてくれるものと確信しております。

    またご両親様におかれましても、永い年月を越えてようやく一つになれたこと、心よりお慶び申し上げます。

    若い二人、またご両家様に幸多きことを願っております。

    作者からの返信

    北川聖夜さま

    こんにちは。祝辞をありがとうございます。

    本来、裕佳子か川野にお礼を言わせないといけないところですが、代弁させていただいて……

    章と裕佳子はこれから伴侶としてふたりで歩んでいくことになります。まもなく子供も生まれます。章にとっては、あこがれつつも半分諦めていた自分の家庭です。幸せになってもらいたいものです。

    竹史のわだかまりが昇華したかはわかりません。消えるものではないかもしれません。でもそれを抱えつつも、親戚となった祐介との新たな交流をうけいれられるような気持になっているのではないか、そう考えています。

  • 第41話への応援コメント

    最後に射場に戻って来るとは!そしてハクセキレイ!
    おこがましいですが、私の大好きな伏線回収がここに来て!
    感動です!

    それに…。
    そうですよね、川野君と裕佳子ちゃんのお子さんってことは竹史さんと祐介さん、お二人の血を繋いでいるわけですもんね!!

    すごい!!

    前作から拝読させていただいている身としては感動せずにいられません!
    お見事です!!

    作者からの返信

    北川聖夜さま

    わああ、すみません、こちらのコメント、見落としていました。

    ありがとうございます! 弓道場の場面は絶対に欠かせないと思ってたので、共感いただけるのは嬉しいです。

    すべて手探りで、あちこちぶつかりつつ(登場人物も作者も .^^;)たどり着いた結末でして、これでいいのかしらという思いがないわけでもありません。

    ただ、章と裕佳子の子供なら祐介と竹史の血を引く子供にもなるという事実は、詭弁かもしれないけど、人によっては救いになるのではないかと思っています。

    ありがとうございます。

  • 第40話への応援コメント

    わー、ここ来てついにー!
    感動です!!

    おめでとう、川野君、﨑里ちゃん!!

    作者からの返信

    北川聖夜さま

    こんにちは。コメントありがとうございます!

    はい、ようやく、ふたりして笑うことができます。これまでたいてい、どちらかが泣いていましたからね、本当にようやく、です! ……いや、今のところ、川野は大泣きしてますけど(笑)。

  • 第39話への応援コメント

    一旦、色々コメントを書かせていただいたのですが、あまりにもセンシティブな場面ですので全消去しました(汗

    何にせよ、まだ若いお二人がすごく大人に見えます。

    頑張って下さいねー!

    作者からの返信

    北川聖夜さま

    こんにちは。お読みいただき、どうもありがとうございます!

    お気を遣わせてしまう内容で、なんだか申し訳ありません……。

    コメントって難しいところがありますね。本当は忌憚ないご意見をみなさまからもっとお聞したいのですが、文字って残るのですよね。そう考えると、「おしえて! 書いて!」とごり押しはできないので、いろいろと考えてくださっているという事実をありがたく受け止めさせていただきますね╭( ・ㅂ・)و ̑̑

  • 第41話への応援コメント

    佐藤宇佳子さん、こんにちは。

    お前を“指導”したのは、高校一年の一月が最後か?

    もうね、私こういったの大好きなんですよ!
    まさかイソヒヨドリからこの部分が繋がるとは思ってなかったです。
    ここで…弓!? おぉぉぉ!
    って感じです、はい(笑)


    﨑里ちゃんのお腹に宿った命もね、おめでたいですし。
    なにより、親戚関係になるっていう。
    個人的には、祐介さんも竹史さんも結ばれたように思えたので、良かったです(^^)



    作者からの返信

    もっこすさま

    こんにちは。コメントありがとうございます!

    まずなによりも、もっこすさまには弓道関係のあれこれでお世話になりました。この場でお礼申し上げます。さらに、このあとの第三部『ハシボソガラス』でも、教えていただいたあれこれが生きてくる予定です。っていうか、謝辞にお名前をあげないといけないレベルですよね。

    ここの場面、あるいは『ハシボソガラス』でも、「ん??」と首をひねるようなところがあるかもしれません。あれば、ぜひ教えてください!

    「もうね、私こういったの大好きなんですよ!」

    わあ、そうですか? なんだか嬉しいです(*´ω`*) そして、そうです、ここで、この話を締める最後の場面で弓、なのです。実際に弓道をやっていない私の「なんちゃって」描写と言ってしまえばそれまでなのですが、好きで知識を深めようとしているものにも、それなりに語ることはできるのではないか、そんな気持ちから弓について綴らせてもらっています。

    「個人的には、祐介さんも竹史さんも結ばれたように思えたので、良かったです(^^)」

    これもありがとうございます。自分と相手の直接の子供ができずとも、ふたりの血のつながった子供はできる、そこに多少の救いがあるのではないか、そういう気持ちです。

    第三部の開始はまだ先になりますが、またお越しいただけると嬉しいです! 今後ともよろしくお願いいたします。

  • 第42話(最終話)への応援コメント

    おはようございます。
    完結おめでとうございます!
    普通じゃない人々のお話ですが、では普通とは何だろう?と考えるお話でした。
    価値観は人それぞれですし、本人が幸せならそれで良いと普段から思っている私にとっては、紆余曲折しながらも二人が二人なりの幸せの道を歩んで行こうとしているところが良かったと思っています。
    続編もあるとのことで楽しみにしております。

    作者からの返信

    雀さま

    こんにちは。コメントをどうもありがとうございます!

    いつも投稿とほぼ同時に拙作お読みいただき、ありがとうございました。読んでくださる方がいらっしゃるということは、心強いことでした。おかげさまで、なんとか第二部『ハクセキレイ』も完結を迎えられました。

    「紆余曲折しながらも二人が二人なりの幸せの道を歩んで行こうとしているところが良かった」とのお言葉、嬉しいです。今回取り上げた問題に限らず、日本では「普通」の呪縛がまだまだ大きいなあと感じています。自分なりの幸せを追求することがいかに大事か、別の角度からも取り上げ続けていきたいと思っています。

    次作の開始まで、しばらく間が開きますが、またお越しいただければ幸いです。

    それでは、今後ともよろしくお願いいたします。

  • 第42話(最終話)への応援コメント

    完結、お疲れ様でした。
    登場人物ひとりひとりの気持ちに寄り添いながら、はらはらしたり涙を流したり、さまざまな感情をめぐらせてきました。
    惹き込まれながら、いろいろ考えさせられました。
    次作も楽しみにしています。のんびりお待ちしてますね。
    (*´ω`*)

    作者からの返信

    香坂 壱霧さま

    こんにちは。

    いつも拙作お読みいただき、コメントで応援していただき、どうもありがとうございました。おかげさまで、なんとか第二部『ハクセキレイ』も完結を迎えられました。

    登場人物に深く寄り添い、感じ、考えてくださったのですね(*´∀`*) まだまだ粗の多い、つたない作品ではありますが、何かを考える小さなきっかけとなったのなら、本当に嬉しいことです。

    次作はこれまでの二作を締めくくる話となります。開始までしばらく間が開きますが、またお越しいただければ幸いです。

    今後ともよろしくお願いいたします。

  • 第42話(最終話)への応援コメント

     おはようございます。完結おめでとうございます。お疲れ様でした。

     やはり物語はハッピーエンドがいいですね^^

     結婚はゴールではなくスタートですが、燃え上がった二人が結ばれた…とは違って導かれるままに一緒になったというカップルの方が、意外と長続きするような気がしています。お見合い結婚てどうなんだろうと若い頃は思ってましたが、案外悪くないかもしれません。

     なんか弓道って朝が似合いますね。佐藤さんの小説を読んだ影響でそう思うようになったのかもしれませんが…。

    作者からの返信

    十三岡繁さま

    こんにちは。

    いつも拙作お読みいただき、その都度コメントもいただき、どうもありがとうございました。おかげさまで、なんとか第二部『ハクセキレイ』も完結を迎えられました。

    「やはり物語はハッピーエンドがいいですね^^」

    これは、読み手として、まさに同意いたします。小心者なので、悲しい終わり方をしそうだとわかると、最後まで読めなくなったりします。

    が、書き手としては、世の中そうそううまくはいかんだろう、とハッピーエンドにためらいを感じてしまうんですね。まあ、次作は短篇集(っていうのでしょうか?)なので、ハッピーもバッドも関係ない終わり方にできるかと思います。

    恋であろうと何であろうと、激しく感情を動かされると、いずれ大きな反動が来て、そののちゆっくりと揺り戻して安定するのではないでしょうか。反動で負に振れてしまったとき、人によっては耐えきれなくなったりするのかな、と思います。

    また、素敵なレビューもいただき、感謝いたします。

    十三岡繁さまには、男性観点の貴重なご感想をいろいろいただきました。次作でも、違和感をお感じになったところなど、遠慮なくご指摘いただけますと幸いです。

    今後ともよろしくお願いいたします。

  • 第25話への応援コメント

    こんにちは。

    晩御飯を食べたあとでよかった……と思ってしまうぐらいには、飯テロ回でした。同時に色んな意味での告白回だったと思います。﨑里ちゃんの「章くんを私にください。私が幸せにしてみせます」カッコイイ……﨑里ちゃんの告白と複雑な胸中、川野くんの本気の焦り(事前相談なかったですもんね)、そして美味しそうなご飯、すごく好きな一話です。

    作者からの返信

    リオンさま

    こんにちは。いつもお読みいただき、ありがとうございます。

    「すごく好きな一話」と言っていただけると、嬉しくなります。ありがとうございます。

    ご飯ね、特に『ハクセキレイ』では意識して詰め込んでみました。よく食べる母ちゃんとくるみがいるので、食事場面も書きやすかったですし。

    このあと、もうしばらく﨑里ちゃんと川野の悩みは続いてしまうのですが、よろしければ彼らの歩む道のりを一緒にたどってやっていただければと思います。

    よろしくお願いいたします。

  • 第40話への応援コメント

    おはようございます。

    川野と父親の、人からは見えない関係。たしかにある、父と子の絆。
    「あっけにとられた。そしてぞっとした。俺の知らん人になった、当初はそう感じて落ち着かない気持ちになった。」
    ここが印象的でした。

    崎里ちゃん、まだ安定期は先だろうけど、これがはじめの一歩。おめでとう!

    作者からの返信

    加須 千花さま

    こんにちは。いつもお読みいただき、ありがとうございます。

    川野と父ちゃんのやりとりの中で、変わっていく父ちゃんに川野が呆然とするところ、印象的だとコメントいただき、ありがとうございます。

    親と子の関係って、これだと決まったかたちはないのだと思います。周りから見ると異常だ、子供が可哀そうだと思われるような関係でも、実は細やかな気遣いが隠れており、子供は親を慕っていることもあります(ただ、子供は虐待を受けていてもそれを認知できないことがあるので、判断には非常に注意を要しますね)。

    ようやくのことで芽生えたいのちです。﨑里ちゃんにはしばらく無茶をせずに体をいたわってもらいましょう。

    お祝いの言葉、ありがとうございました。

  • 第40話への応援コメント

    こんにちは

     おめでとうございます。でも、安定期までは安心できませんね。無自覚なものも入れると、着床後の流産率は30%ぐらいらしいですが、女性が高齢になって妊娠しにくくなるのは、実は着床しても流産してしまうからだと聞いたことがあります。

     男の場合、男親とはなんというか話しにくいなと感じているのは、自分だけではないと思います。なんでなんですかね?

    作者からの返信

    十三岡繁さま

    こんにちは。早速お読みいただき、どうもありがとうございます。

    そんなすんなりいくかいな、と思われる方もいらっしゃるだろう展開ですが、まあ、これまで散々泣いてきたふたりなんで、そろそろ終わりにしてあげたいと思い、こうなりました。初夏から通い始めた婦人科治療が功を奏したということで。

    妊娠初期の流産は確かに怖いですね。どのくらい安静にしておけば安心なのか、それも一概には言えないでしょうが、電車に飛行機にバスを使って8時間くらいかかる移動をさせていいんかなあ、と思いながら書いています。

    親との距離感って、自分が普通じゃなさそうなので、何が一般的なのかまったくわからないです。男女差や世代差という系統差も個人差も大きくて、リサーチが難しすぎると感じます。


  • 編集済

    第38話への応援コメント

    おお、ついに川野君渾身の一言!!
    裕佳子ちゃんに「男らしいところ」を持って行かれることも多い?ですが、今日は決めましたね!!


    ※私の作品へのお星様&素敵なプレビューをいただき本当にありがとうございました。
    プレビューだけでも佐藤さまの文才を感じて感動しております!!

    作者からの返信

    北川聖夜さま

    こんにちは。コメントをありがとうございます!

    はい、川野も今回は頑張りました。いつもは押されて引きずられて、ずるずる……、ちょっと可哀そうになるくらいですが、今回はたぶん自分の意思で自分の口でしゃべっています。

    あと三話(というか、実質二話)、今週土曜日で完結予定です。あとしばらく、どうぞお付き合いください。

    文才、欲しい……

  • 第39話への応援コメント

    何とか普通の子作りができそうになったら直面した不妊の問題。でも、二人の未来に希望が見え始めて来ましたね。きっと幸せになれると思います。

    作者からの返信

    変形Pさま

    こんにちは。いつもお読みいただき、コメントも書いていただき、どうもありがとうございます!

    はい、川野と﨑里ちゃんの行く手には、なぜか常に障害が現れます。ちょっといじめ過ぎた感があります。でも、トラブルって続くときには続きますよね。

    右往左往の展開でしたが、少しずつ光が見え始めました。今週土曜日の更新で『ハクセキレイ』は完結となります。どうぞ今しばらくお付き合いください!

  • 第39話への応援コメント

    こんにちは。

    あっ、褥では、崎里ちゃん「ぼく」なんですね。たすく、だから。

    話しあい……どうなるかなぁ。

    作者からの返信

    加須 千花さま

    こんにちは。いつもお読みいただき、コメントも書いてくださり、ありがとうございます。

    そうなんです。「たすく」になっちゃってるんで「ぼく」なんです。うーむ、なんて倒錯的な、と書きながらむずむずしておりましたが……。

    さて、話し合い、どうなることやら、です。いずれにせよ。今週の土曜日までに片が付きます! あと二回、どうぞお付き合いくださいませ!

  • 第39話への応援コメント

     こんにちは

     理系一家の話し合いですね^^。昔の我が家みたいです。ただうちは母が理系では無かったので、もっと感情的だったり観念的な話も挟まってきました。川野君のお父さんは理系でしたっけ?

     現代の複雑化した社会では、人を理系と文系に分けて考えるのはナンセンスだという声も多い様ですが、教科の問題ではなく思考特性として大きく分類できるように思います。

     朝からなんですが、性的行為も色々なバリエーションがあるので、折角行うのであればどうすれば楽しめるかを、二人には分析追及して行って欲しいなと思います。

    作者からの返信

    十三岡繁さま

    こんにちは。いつもお読みいただき、コメントもいただき、励まされております。

    川野のお父さんは工学部および工学研究科出身なので理系です。

    理系だからって感情的ではない、ってことはないですよ。十三岡繁さまのご家族が特に穏やかで理知的だっただけかもしれません。理系ど真ん中の職場でも感情的でどろどろの沼になっちゃってるところだってあります。

    ええと、今、日も沈んだので、性的行為の話をするにはもってこいの時間帯……ではなくて、これは、川野と﨑里ちゃんには無理ですかね。ふたりとも子供を作る手段ということで、いやいややってるだけなので。﨑里ちゃんには不快以外の何物でもない、川野はに……どうなんでしょう? 気持ちの良い瞬間もある、ってことなんですかね?

  • 第38話への応援コメント

    おはようございます。

    「祐介さん、裕佳子さんと結婚することを、俺が﨑里の家に入ることを、許していただけますか?」
    おおっ、川野がストレートにいった!
    どうなる……?
    ドキドキ……(⁠灬⁠º⁠‿⁠º⁠灬⁠)⁠♡

    作者からの返信

    加須 千花さま

    こんにちは。いつもお読みいただきありがとうございます!

    はい、今回は臆病な川野も直球で勝負です。祐介は食えない狸おやじっぽいので、へたな小手先のわざでは太刀打ちできなさそうだと感じたのかもしれません。

    コメントありがとうございました。

  • 第6話への応援コメント

     﨑里ちゃんって「あなたのため」という顔をしながら一貫して「自分のため」にしか行動してないように見えるのは……私だけなのでしょうか……?
     川野と矢野くんを勉強会で引き合わせたと思えば、懲りずに今度は親世代をだまし討ちで引き合わせる。それって本当に親切なのか、第三者が安易に踏みこむべきでないセンシティブな問題をなぜこうも勢いでぶつけてしまうのか、結果が良ければその過程に潜む暴力性はお咎めなしなのか……と悶々としてしまいました。

     﨑里ちゃんの「避妊には気をつけてる」発言は、個人的にちょっときつかったです。﨑里親子の間では通じるジョークなんでしょうが、逆を言えばその他の人には冗談に聞こえないですよね。川野は「嘘は言ってない」と彼女をかばいますが、あの場のニュアンス的には「私たちお盛んにやることやってる彼氏彼女です」としか聞こえず、必然的に川野は異性愛者のふりをしなくてはならない。その時点で川野の同性愛性は抹殺され、川野は自分で自分のこころを殺すような嘘を吐くことになります。

    多くの当事者にとって、この「嘘をつく瞬間」の積み重ねがゆっくりとこころをすり減らす一因なのですが、﨑里ちゃんはその苦しさを軽視していたようですね。曖昧にグレーでごまかしてもよかったところを、なぜあえて白黒はっきりさせてしまったんだろう……。自分の意志で嘘をつくならまだしも、他人から嘘をつくよう仕向けられるのは、その人に自分を間接的に否定されたも同然に思えます。まぁ非当事者でまだ高校生の彼女にここまで思い至れというのも無理な話かもしれませんが。

     そんな彼女をやたらヨイショする川野親子もちょっと謎というか、この人たちどんだけ自己肯定感が低いんだろうと不安になります。
     私の読み方が特殊なだけかもしれないので気にしすぎないでほしいのですが……。ただ、当事者性に関することは、違和感があれば都度伝えさせていただこうと思うのでご容赦ください。

    作者からの返信

    小葉さま

    こんにちは。コメントをありがとうございます。

    ここまで読み込んでいただき、貴重なご意見をいただけることに感謝しています。周囲の雰囲気で嘘をつかせられることが当事者には非常に苦痛であるとのお言葉、忘れないようにします。

    登場人物のふるまいは作中の役どころいかんですが、いかなる方向に物語を展開させようと、作者が上記を念頭に置いておかねばならないことは間違いないですね。自分が「逃げる」ことに慣れ過ぎ、「逃げられない状況で嘘をつかざるを得ない」苦しさに思い至らなくなっていると気づかされました。

    小葉さまを悶々とさせてしまった﨑里ちゃんの行動は、主に、私自身の知識の浅さ・想像力の欠如それにバランス感覚のなさから生じるゆがみに起因していると思います。バランス感覚に欠ける人間が知識を一個人の経験に委ねてしまうと、ゆがみがはなはだしくなること、身をもって感じています。

    﨑里ちゃんの暴力的ともいえる行動の根幹をなすのは不安です。常に怯えがあるからこそ、大事な人を傷つける恐れのある行動を突発的に取ってしまう、そんな人間として描いています。

    川野親子の自己肯定感は登場人物中の誰よりも低く、必然的なものとして描いています。

    小葉さまからのご指摘にはたびたび打ちのめされるのですが、同時に自分では見えないものを浮き上がらせてくれるので、とても楽しみでもあります。今後の展開が小葉さまをうんざりさせてしまわないことを祈っております(いや、祈るというのは、つまり、うんざりさせてしまう展開だろうと察しているからなのですが……)。


  • 編集済

    第15話への応援コメント

    﨑里さんのおかげで矢野っちと結衣ちゃんは付き合い結婚することになったが、﨑里さんのおばあさんが亡くなったんですね?可哀想に母親代わりの様なおばあちゃん。

    益々複雑にどうなっていくのか、同性愛者とか書いてあったので進展が楽しみです。

    いつも、いつも、私のつたない作品に目を通して頂きありがとうございます😄

    作者からの返信

    tamaちゃんさま

    こんにちは。いつも拙作をお読みいただき、どうもありがとうございます。

    﨑里ちゃんのおばあちゃん、亡くなってしまいました。そうです、まさにお母さん替わりのような存在でした。この喪失感は﨑里ちゃんのメンタルにかなり来ていると思います。

    行ったり来たりで進展の遅い話ですが、お付き合いいただけると嬉しいです!

  • 第37話への応援コメント

    今回はお料理での平和回ですねー。

    以前から思っていたのですが、佐藤さまのレシピ本(レシピ投稿?)をここに上げたら需要あるのではないでしょうか?
    少なくとも私は愛読させていただきます!笑

    作者からの返信

    北川聖夜さま

    こんにちは。いつも拙作お読みいただき、ありがとうございます!

    はい、未来の婿さんの手料理です。これで未来のお義父さんの胃袋をがっちりと (^^) 料理を気に入っていただけたの、嬉しいです。私の料理はなんちゃって料理ばかりなので、ご披露に耐えうるレシピはないなあ……。完結のお知らせの近況ノートで、料理の写真を載せる、はありかもしれません~。

  • 第18話への応援コメント

    佐藤様
    こんにちは。
    まさかの再会と、川野くんのカミングアウト、それを「ありがとう」と受け入れてくれる矢野くん……世界がこうだったらいいなと胸がじんわり温かくなりました。
    八年間の片思い、実りはしませんでしたが、これで昇華できるのかな〜と期待を寄せています。

    作者からの返信

    リオンさま

    こんにちは。いつも拙作お読みいただき、ありがとうございます。

    矢野くん、かなり器の大きな人間でした。人によっては蛇の生殺し、ともなりかねない展開なのですが、川野は好きな人から振られることより、同性愛者ということで拒絶されることを怖がっていたので、そうならなかったことで安堵したことと思います。吹っ切ることは難しいと思いますが、苦しみの色合いは、確かに変わったんじゃないでしょうか。

    蛇足ですが、もしかしてこれまでのコメントで間違って「リオナさま」と書いたことがあったなら、すみません!

  • 第38話への応援コメント

    こんにちは

    婿養子に入るときのプロポーズって、何て言うのが正解なのか思わず考えてしまいました。
    「お嬢さんを私にください」ではなくて、
    「私を家に入れてください」ってなるんですかね。

    婿養子に入りたい主人公の『逆玉ボーイ』とか、ドラマ化出来そう。人気は…出なさそう^⁠_⁠^;

    作者からの返信

    十三岡繁さま

    こんにちは。コメントありがとうございます。

    『逆玉ボーイ』に思わず笑ってしまいました。専業主婦も一時期より狙う人が増えているそうですから、逆玉だって人気出るんじゃないですかね。いやでも、そのドラマのターゲット層はどこになるんだろう?

    「家に入る」という概念自体、いまや大っぴらに口に出しにくいですよね。そのわりに「入籍」という言葉を若い人が使うのが不思議です。聞くたびに「再婚だったん?」って突っ込みたくなります。

  • 第12話への応援コメント

    佐藤様、こんにちは。
    﨑里ちゃん思い切った提案をしましたね。本気で考えていることなのでしょうが、精神的に不安定な状態なのは確かですね。一線を引いている川野くんと、危なっかしい﨑里ちゃん。パズルのピースのように波長が合う二人なんだろうなというのを感じます。ただ、どこかぎすぎすとしている雰囲気がなのが、この二人らしくて好きです。唯一無二の関係性ですね。結婚や恋愛関係について考えさせられます。

    また、拙作へのレビュー、ありがとうございます。佐藤様のお気に召したようでうれしいです。この場でお礼申し上げます。

    作者からの返信

    リオンさま

    こんにちは。コメントをどうもありがとうございます!

    相変わらず押しの強い﨑里ちゃんと、ちょっと腰の引けてる川野、ですね。はたから見てる分には微笑ましいのですが、きっと川野はいつもひやひやしていることでしょう。

    﨑里ちゃんからの提案(これはプロポーズと言っていいのか??)、現段階ではまださほど本気にしていない川野ですが、今後彼女との関係の中で、その気持ちにも変化が現れます。うだうだした話となりますが、よろしければお付き合いいただけると嬉しいです。

    リオンさまの短編、引っかかることなくするりと世界に入り込み、入った瞬間、足元でぱん、ぱんとはじけるねずみ花火に飛び上がったような印象でした。文体が好きです。

  • 第36話への応援コメント

    佐藤宇佳子さん、こんにちは。

    物語を読んでいて、ちょっと思ったことがありました。
    実際に、こんな人がいたよ、って話になるんですけど……


    それはですね、妊娠の仕方についてです。
    近年では晩婚化ってものあり、不妊治療を受ける方が増えてきていると思うんです。
    最近では保険適用になりましたけど、その以前は結構お金がかかってたと聞きました。
    もちろん晩婚化以外にも、理由があるのは理解してます。

    それでですね、とある方は不妊治療に通ってる方で、なかなか妊娠せず、こんな事を言ってました。
    『なんのために、こんなにもお金と時間をかけてるんだろう。子供なんてすぐ出来ると思ってた』って。
    結果的に、病院で妊娠しやすい日を分析して(タイミング法??)、授かる事が出来たそうで『子供は宝物』と言ってました。

    まぁ、実際やはり大変な部分もあると愚痴ってましたが(汗)
    ふと、この回を読んで思ったんですね。

    妊娠する形はどうであれ、やはり授かれる事って、ありがたい事なんですね。あらためて思いました。
    あたり前があたり前に感じてない人の気持ち、深く考えてしまいますね~。

    作者からの返信

    もっこすさま

    こんにちは。いつもお読みいただき、コメントもお寄せいただき、ありがとうございます。

    不妊治療には時間や精神的な問題が付きまとうだけでなく、ご指摘のようにお金もかかりますね。保険適用になったいま、以前よりははるかに楽になったのでしょうけれど、それでも収入のない学生や働き始めたばかりの若者には手が出しにくいものかもしれません。

    『なんのために、こんなにもお金と時間をかけてるんだろう。子供なんてすぐ出来ると思ってた』

    悲しい言葉ですね。三十前くらいまでに子供を作れるような社会になれば、上記のような苦しみを味わう人の数もずいぶんと減ることでしょう。不妊に悩んでいた上記コメントの方が、タイミング法で授かったというのは、嬉しいことですね!

    妊娠すること、そして無事出産すること、それに成人するまで育て上げること、どれも親の生活のかなりの部分を捧げねばできない大仕事だと思います。

    それと同時に、授かることも含め、不測の事態をすべて避け、無事に子供を育て上げられることは、奇跡にも近いと感じます。

    貴重なご体験とコメント、参考になります。ありがとうございました!

  • 第36話への応援コメント

    体外受精でのお子さん、結構な割合でいるのですね。全く知りませんでした。
    それを知ると尚更「フツー」と言う言葉の持つ「普通でなさ」を感じます。

    「ふつうかふつうやないかっていうのは、比較対象をどこに取るかによる」

    確かにおっしゃる通り!

    作者からの返信

    北川聖夜さま

    こんにちは。いつもコメントをありがとうございます!

    そうなのですよね、執筆しているときにちょうど2021年の体外受精で生まれた子供数の調査結果が報告されていたのです。2020年はコロナの影響があるので外すとして、2019年の調査結果では14人にひとり、2018年には16人にひとりでした。それが11人にひとりとなったわけですから、かなりのスピードで比率が上がっていますね。

    今の時代のフツーってなんだ? って祐介でなくとも言いたくなります。


  • 編集済

    第36話への応援コメント

    こんにちは

     﨑里ちゃんが人工授精で生まれてきたという話は前に出ていましたっけ?歳をとると物覚えが悪くなるので、連載小説も最後にまとめて読み返さないとダメですね^^;。

     生殖補助医療もどんどん進歩して行って、最後はどこまで行くんでしょうね。既に現在でも遺伝子に関わる部分は、経験則を遥かに超えてしまっているような気がしてちょっと心配です。

     将来本当に男性同士、女性同士で子孫を残せるようになってしまった場合、同性愛者はどういう選択をするんでしょね?そんな事を考えていて、男女の区別がなく精神的にも肉体的にもひとつになってしまった未来社会…なんてSFネタを思いつきました。

    追記>今読み返してみました。『イソヒヨドリ』でかっちり出てきてますね^^;。それを失念していたので『ハクセキレイ』の23話でもピンと来てませんでした。続けて読めば分かりますね。しかし『イソヒヨドリ』から『ハクセキレイ』まではやや時間が空いたので、連続で読む人以外にはもう少し匂わせたほうがいいのかもしれないなと思いました。
     

    作者からの返信

    十三岡繁さま

    こんにちは。いつもコメントをありがとうございます。

    﨑里ちゃんの体外受精の件については、『イソヒヨドリ』の第69話、お父さんが年末に来た時におばあちゃんの言及で﨑里ちゃんが知り、それを『ハクセキレイ』の第23話で川野に伝えています。いや、伝えたつもりなのですが、わかりにくいかもしれません。もし再読なさって「わからんわ!」ということでしたら、ぜひ教えてください。

    「男女の区別がなく精神的にも肉体的にもひとつになってしまった未来社会…なんてSFネタを思いつきました」

    サナダムシのようですね。むしろ退化と言えるのかも (^^)。

    男女接合体だか包接体のような個体になった場合、生殖はどうなるんですかね? 男女の体が融合したようなものだと考えると、自家受精も他家受精も行けるわけですが、多様性を守るためには自家受精禁止令とか出たりするんだろうか、なんて考えてしまいました。遺伝子型は 4n になるわけではなく、2n でキメラみたいになるんでしょうか? その場合、生殖は卵ふたつが同時に授精して融合するような形で胎児になるんですかね? 妄想が広がります。

  • 第4話への応援コメント

    こんにちは。
    前作の流れを知っている身としては、あの食事会の続きが見れることに歓喜し、﨑里ちゃんの二人を会わせる大胆な行動に目が白黒し、二人が穏やかに会話している姿に胸をなでおろしました。情緒がジェットコースターのように高下してます。
    川野くん視点だと、想像していた以上に綱渡りなのが分かってハラハラしました。

    作者からの返信

    リオンさま

    こんにちは! わあ、こちらにもお立ち寄りいただき、どうもありがとうございます。

    本作、ミステリー枠でもなく(いや、前作だってまともなミステリーではない……)、やや性的表現も多めで、人によってはうんざりしてしまうかもしれません。リオンさまをご不快にさせない話が多いことを祈っております。

    食事会―川野の目線バージョンをお楽しみいただけたようで、嬉しいです。

    あの食事会は、精神的に不安定だった﨑里ちゃんが頭をひねって画策しましたから、いろいろと綱渡り状態です。慎重派の川野にとっては、度肝を抜かれる展開でした。「うまくいったからよかったものの、もし祐介さんがそのままそっと扉を閉じて川崎に帰ってしまったり、祐介さんを見た瞬間に竹史が家を飛び出していたらどうしてたんよ?!」とあとあと心の中でぼやいていたに違いありません(笑)。

    コメントありがとうございました!

  • 第35話への応援コメント

    さてさて祐介義父はどう言う意見なのでしょう?とても気になります。

    川野君と裕佳子ちゃんがお互いのことを深く思いやっている姿を見ると、「フツー」ではないことによってより大人になったのではと感じます。
    試練は人を磨く、と言いますか…。

    お話も後半かと思いますが、どうかお二人に幸せなエンディングとなりますように!

    作者からの返信

    北川聖夜さま

    こんにちは! いつもコメントをありがとうございます。

    祐介は現代の若い人の目にはかなり偏った考えの持ち主と映ると思います。何度か出ていますように、家を継ぐことをかなり重視していますから。次回、主張を繰り広げてくれますので、どうぞお楽しみくださいー。

    はい、「フツー」でないこと、実はさほど異常でもなかったこと、自分以外にも「フツー」でないことを悩んでいる人はいるのだということ、それぞれを理解して、川野と﨑里ちゃんの結びつきはより深まったかもしれません。

    いびつなお話も、そろそろ終盤です。最後までお楽しみいただければ嬉しいです (^^)


  • 編集済

    第35話への応援コメント

    おはようございます。

    なな、なんと、川野、将来の義理のお父様に突撃アタック!!

    フツー。
    同性愛者である告白。
    こども。
    不妊治療。
    川野と崎里ちゃんは、どこへ向かうのかな……。

    作者からの返信

    加須 千花さま

    こんにちは。いつもお読みいただきありがとうございます。

    はい、祐介のところへやってきました。川野家で、それに﨑里ちゃんのばあちゃんの葬儀で会っているとはいえ、ふたりで会って話をするのは初めてです。川野にしては思い切った行動です (^^;)

    考えねばならないことに乗り越えねばならないこと、問題は山積していますが、言ってみればなるようにしかなりません。川野にもやるだけやってもらい、あとは出たとこ勝負に任せます(笑)。

    コメントいつもありがとうございます!


  • 編集済

    第35話への応援コメント

    こんにちは

     いくら顔見知りでも、交際相手のお父さんに相手の承諾を得ずに会いに行って、子作りの経過を話すというのはなかなかの難易度ですね^^;。私にはちょっとできそうにないです。

     逆に父親の立場で考えた場合、自分の娘の体の状態を本人の知らないところで報告されたとしたら、ちょっと冷静でいられる自信が無いです(既に娘婿になっているのであれば別ですが)。裕佳子ちゃんの事を思ってこその川野君の言動だとは分かっていても、そこはまず娘の口から先に言って欲しかったと思うでしょうね。

    追記>あーうちの娘なら言わないでしょうね^^;。でもちょっとうちも特殊で、私が血縁とかあんまり気にしないというのを娘も理解しているので…。しかし父親が跡継ぎに拘っていて(血縁関係が必要かどうかは分かりませんが)、自分にはその可能性が低いとなればやはり話すのではないでしょうか?不妊治療に対して金銭的援助も得られますし…。と、真面目に考えすぎですね^^;。

    作者からの返信

    十三岡繁さま

    こんにちは。早速お読みいただきありがとうございます。

    このあたりの話題、なかなか常識とのバランスが難しいですね。

    川野は祐介について風変わりな人間だと聞かされており、初めて会った高校一年の時には﨑里ちゃんの「避妊してるから」発言に「そうか」とすんなり納得したのを見ています。さらに後継ぎに強くこだわるということも竹史から聞いており、結婚前提の二人が子供を作ろうとしていることについて反対しないだろうと考えていた、ということですね。

    むしろ娘から父に自分の生殖上の問題を告げるというのが私には想像できないのですが、娘と父の間柄は一般的にそれくらいオープンなものなのでしょうか?

    貴重なコメントありがとうございました!

    追記へのご返信)
    これまた貴重なご意見ありがとうございます。まじめに考えていただけるのはありがたいです!
    裕佳子は父が(おそらく血縁ありの)あとつぎについて執着していることを知っており、意識下で不快に思っているのではないでしょうか。高校生の時に、父の「男だったらよかった」発言を聞き、母を子供を産むためだけの存在だと思っているのではないかと不信感を抱きました。川野のために子供を産んであげたいという気持ちはあるものの、父のあとつぎ願望を満足させるのは不本意だと思い、それにかかわる話を積極的にはしない気がします。
    祐介が娘の体の不具合を他人から聞くことを不快に思うのではないかということ、これはなるほどそう言う見方もあるんだなあと気づかされました。ただ、祐介の母の死以降(再び)娘との交際が始まり、定期的に二人で過ごしている相手に、祐介が他人以上の感情を持っていたことは確かだと思います。

    編集済
  • 第34話への応援コメント

    母ちゃんが全部言ってくれてますね笑
    問題の大部分をこじらせた原因は父ちゃんの条件ですね。

    傲慢だし、自分の妻に対する侮辱でもあると思ったのですが、気づけないものなのかな、とも感じましたが、私たちは誰でも自分の恵まれた部分にはなかなか気づかず、不満や不足ばかりに目が行きがちなもの、ということなのでしょうか。
    子供は当たり前に授かるものではなく、必ずしもそれを目的に結婚することがスタンダードな世の中でもない。結婚の動機付けは、結局は当人達自身が互いにコンセンサスを得るしかないのはどの夫婦でも同じですね。言い換えれば、誰でも大なり小なり歪な所があるもの。
    きっと矢野夫婦にも! でも完璧矢野くんにはそんなもの無い方が物語の対比としては面白い、のか!?笑

    どんな形であれ当人たちが納得する点をしっかりと持っていれば、恐れることはない、あるいは、二人で恐れて進んでいくしかない、それが人生で、そもそも一緒にいてくれる人に巡り合えるだけで奇跡だぜ、超ラッキー、と改めて感じさせていただきました(*^^*)
    二人は決定的に言葉が足りてないようなので、もっと話し合えると良いですね。川野は懐の広すぎる人なので、裕佳子はぜひ逃さずゲットしてほしいものです( •̀ㅂ•́)و

    竹史が条件までつけて懸念したことが、祐介に対する遠慮や引け目が働いたのだとしたら、それは裕佳子達には関係のないことで、竹史が自分で解決すべきことですが、穿った見方かな(^-^;
    内面が見えにくいので、きちんと整理できてるのかな、と思う所もあるので、そうだとすれば乗り越えて欲しい、というか、どうなることやら、と不安を感じさせる人物なので先行きが気になります。
    自分の息子に対して、もっと幸せを願って言葉をかけてあげたい所を、自分自身を認め切れていないことが、同じ性質を抱える息子の行動に対して拘りが出てしまっているのかな、と感じさせられました。

    それと、父ちゃんには自分の妻がどれだけ肝の据わった素晴らしい女性か、もっと実感して感謝を表明してほしいですね!(スミマセン(^-^;)

    作者からの返信

    カワセミさま

    こんにちは。コメントありがとうございます。重要な課題を認識させてくださり、感謝しております!

    登場人物を傲慢でこじらせ系で理解しづらい人間として肉付けしつつ、それでもどこかに魅力を潜ませるということの難しさを痛感しています (ノд-`)

    カワセミさまをはじめ、心理描写に重きを置いてご執筆なさっている書き手の方々からは、竹史がことさら不評です (^^;)。私にとっては、この程度のひずみを持った人間は普通にいるだろうという認識だったのですが、ひどすぎると感じられる方々もいらっしゃるのですね。執筆するうえでのスパイスの匙加減と言いますか、書き手の心にある定規の精度・確度に意識的でないといけないなあと思わされております。それに気づかせてくださる貴重なご意見、本当にありがたいです!

    『ハクセキレイ』では竹史の魅力を潜ませづらい展開だったのは確かなのですが、それでもにおわせられないこともなかったはず。今後の課題として受け止めたいと思います。

    竹史の条件はナンセンスで、それをナンセンスと感じさせない肉付けも不十分だと感じています。彼の子供へのこだわりは祐介に対する気持ちに整理がついていないことと、自分の指向に対する劣等感の現れですね。本来、祐介ではなく川野(章)の側に立ち、後継ぎプレッシャーからむしろ守ってやるべき立場だったのに、真逆をやっているということは、本人も自覚していると思います。

    母ちゃんには、再同居を申し出たときに、何か不完全ながらも (^^;) 謝罪と謝意を口にしていると思われます(一人称小説だと、そのあたりを入れづらく、言及できませんでしたが)。でも、間違いなく、真弓じゃなきゃ納得しないような言葉だったでしょうね (^^;) 入れられそうなら、第三部(『ハシボソガラス(仮題)』)で入れてみようかと思っています。

    編集済
  • 第34話への応援コメント

    川野君も話せる相手がいてよかったです。みんな悩みを抱えて生きて来てるんですね。そしてこれからもまた。

    何度かコメントさせていただきましたが、川野君と裕佳子ちゃんは性的行為を除けば完璧な関係と思います。

    二人を見ているとセックスレスの夫婦や、あえて子供を作らない夫婦、子供が授かっても虐待してしまうケースなど、色々なことと比較して考えてしまいますね。

    これだ! と言う答えがないのがもどかしいと言うか、それともそれだから面白いのか。

    作者からの返信

    北川聖夜さま

    こんにちは。いつもお読みいただき、コメントもいただき、どうもありがとうございます!

    川野とさばさばした母ちゃんの関係は良好で、何でも、というわけにはいきませんが割といろんなことを相談できます。頼もしい存在でもあります。

    川野と﨑里ちゃん、お似合いですか? 北川聖夜さまにそう言ってもらえると、とても嬉しいです (*´ω`*)  ありがとうございます。

    それぞれ違う人が好きという奇妙なつながりではありますが、少なくとも互いのことを真剣に考え、一緒に悩み、思いやる関係を構築しています。相手に恋はできないけれど、愛してはいる、そんな関係ですかね。

    「これだ! と言う答えがないのがもどかしいと言うか、それともそれだから面白いのか」

    このもどかしさ、私の書きぶりのまわりくどさにも由来するかも (^^;) もう少しね、スマートに書けるようになりたいですね。

  • 第34話への応援コメント

    こんにちは

     子宮の状態が良くないとして、卵子が無事であれば最終手段として、アメリカで人工授精の上で代理出産という手はありますよね。とんでもないお金がかかるんでしょうけども…。

     個人的にはあまり血縁には拘らない方なので、そこまで無理をしなくてもいいのかなと思います。

    作者からの返信

    十三岡繁さま

    こんにちは。いつもコメントをありがとうございます。

    海外で代理出産はリスキーではありますが、ひとつの手段ではありますね。﨑里ちゃんについてはまず婦人科の治療を受けて、どこまで状態が良くなるかで、状況が変わってきそうです。

    個人的には血縁を重視しすぎるのは寂しいことよと思います。

  • 第34話への応援コメント

    おはようございます。

    「結婚して子供を授かるのは、当たりまえのことじゃない。そこは勘違いしたらいけん。」
    そう、そうなんですよ。本当に。

    結婚して、子供がない夫婦は、フツーにきかれる事。

    「お子さんはまだ?」

    作者からの返信

    加須 千花さま

    こんにちは。いつもお読みいただき、コメントも下さり、どうもありがとうございます!

    いろんな考え方があるとわかっていても、言われて不快になる言葉ってありますよね。人と会話するとき、自分の「普通」が誰にとっても「普通」というわけではないと心得ていないとなあって思います。多勢に与しているという安心感の暴力は、本当に怖いです。

    川野の母ちゃんは「普通」でない結びつきで父ちゃんと結婚したので、そのあたりは実感していました。

    母ちゃんが父ちゃんにひとこと言ってくれたらいいんですけどね。

  • 第33話への応援コメント

    おおっ? 川野君、自分でも知らない自分に気付いたのかな?? これはわずかながら光が見えて来た??

    一方、裕佳子ちゃんはどうなんだろうか?
    う〜ん、ミステリより難しいですね。

    ただ一つ、わかっていることはパイが美味しそうってことですね!(^O^)

    作者からの返信

    北川聖夜さま

    こんにちは。いつもコメントをありがとうございます!

    川野は今まで感じたことのない気持ちよさをひととの触れ合いで感じられたようです。ただ、それを感じるようになるまでが、かなりきつそうですけれど。

    裕佳子は精神的に川野に好意を持っている(愛しているとまでは言わないですが)、抱きしめられるのは好き、それ以上の性行為は嫌い、なので、川野がハグOKになれば、それなりに楽しい生活をふたりで送っていけるんじゃないかって思います。

    パイ、おいしそうなんですよね。でもうちにはフードプロセッサーがない (^^;)。手でこねるのはハードルが……。

  • 第33話への応援コメント

    こんにちは。

    ……そうか、川野、そうか。
    崎里ちゃんが大事で、接触は「ぞわっ」とするけど、同時に抱きしめたい、とも思っている。
    とうとう、両立することを知った。

    一方、崎里ちゃんは、ベッドインはあくまで子づくりのためで、川野だって無理してるし、自分も不愉快な行為、から、進めていないのかな。
    (今はショックな時なので、悪い面だけを誇張して言ってる可能性も有り)

    川野の、強く強く抱きすくめられた腕のなかで、その胸で、崎里ちゃんはどんな感情が込み上げたろうな……。

    作者からの返信

    加須 千花さま

    こんにちは。いつもコメントをありがとうございます。

    川野が、多少なりとも抱きしめたい気持ちを﨑里ちゃんに感じるようになったのは、良いことです。そうじゃなきゃ、辛すぎますもんね。でも、そう感じつつも、やっぱり気持ち悪いという、むしろこの状態のほうが辛いのかな。

    一方の﨑里ちゃんは、おっしゃるとおり、今はまだショックから立ち直れておらず、冷静な判断はできていません。彼女の、性行為は不愉快なものという認識は簡単には変わりそうもないです。

    このふたりには彼らなりの幸せの形があると思うのですが、こだわりや相手への思いやりが邪魔をして、「ふつう」じゃないけれど「自分たちなり」の幸せがそこにあるにもかかわらず、それを楽しむことができません。﨑里ちゃんのショックが落ち着くのを待つしかないですね。

    コメントありがとうございました。

  • 第33話への応援コメント

    こんにちは

     川野君は女性に触れられるのが苦痛なわけですが、唯一無二の存在の母親に頭を撫でられるのは苦痛ではないんじゃないでしょうか?

     昔は肌を触って快感を得るのは痛覚のバリエーションだと思ってましたが、人間には「撫でられて心地よい」という感覚のための専用の神経(C触覚線維)があるんだそうです。彼らの場合は精神的な所からそれが不快になるんでしょうけど、勿体ないですね。勿体ないという表現もなんですが…。

    作者からの返信

    十三岡繁さま

    こんにちは。いつもお読みいただき、コメントもお寄せいただき、ありがとうございます。

    発達障害に感覚過敏という症状があり、それがある子は、母に頭をなでられたり手を繋がれたりするのも激しく拒絶するようです。幼少期から身近にいる人間に対しても、同様の衝動に襲われるようです。もちろんその症状に強弱あるとは思いますが。

    C触覚繊維、知りませんでした。ちょっと調べてみようと思います!情報ありがとうございます。

    快感をひとつ楽しめないのはもったいないことではありますが、その分、他の快感を楽しめるのかもしれません。

    編集済
  • 第32話への応援コメント

    こんにちは。

    崎里ちゃん、辛いなあ……。
    川野が、優しい。
    本当、すごく、優しい。

    崎里ちゃんは、自分が川野を振り回してる自覚はあるんですね。
    高校生のころから……。

    作者からの返信

    加須 千花さま

    こんにちは。コメントをありがとうございます。

    自然妊娠はおそらく無理だろう、ぎりぎりの精神状態だったときにそう宣告されたことで、川野は子供へのこだわりを吹っ切ることができました。

    川野の中でそのこだわりが消えると同時に昔の優しさが現れてきました。ずっと変わらず優しさはあったのですが、自分の苦しさでいっぱいいっぱいで、人に優しく接する余裕はなかったんですね。

    﨑里ちゃん、川野を振り回していた自覚はあったそうです(笑)。ぶんぶんっと。


  • 編集済

    第32話への応援コメント

    なかなかこじれてしまってますね。

    でもそんな中でもパイは美味しそう!

    川野君、本当に良いお母さんになりそうなんだけどなー。

    作者からの返信

    北川聖夜さま

    こんにちは。いつもコメントをありがとうございます。励みになります。

    「川野、良いお母さんになりそう」コメント、ありがとうございます~ うんうん、私もそうだと思います。このペア、どう見ても、川野がお母さん、﨑里ちゃんがお父さんですね。

    パイは実はネタありです。これが本当に簡単で美味しそうでして(実はまだ作っていない (^^;))ネギを加えたのは川野のアレンジです!
    https://jp.rbth.com/cuisine/87862-tatar-pie-elesh 

    編集済
  • 第32話への応援コメント

    話しはシリアスですが料理は美味しそうです。
    美味しものを食べて﨑里ちゃんが落ち着いてくれたら良いのですが。

    作者からの返信

    雀さま

    こんにちは! いつもお読みいただき、コメントもお寄せいただき、ありがとうございます。

    シリアスな展開続きの話で、ちょっと胸につかえますよね、申し訳ないです。料理でややマイルドに仕上げようと心がけております。

    﨑里ちゃんにも、これで少し和んでもらいたいところです。

  • 第32話への応援コメント

    こんにちは

     なかなかに深刻な話ですよね。

     子供が欲しくてもできない夫婦が多い中で、虐待死をさせる親とかがニュースで流れると本当に腹が立ちます。日本も里親制度をもう少し使い勝手良くした方がいいように思います。

     しかし川野君は男の一人暮らしで、フードプロセッサーやらオーブンやらが部屋にあるというのは、やはり相当の料理好きですね。その道でも食べていけるんじゃないでしょうか?金属部品加工と料理は実は似ているんじゃないかと思います。

    作者からの返信

    十三岡繁さま

    こんにちは。コメントをありがとうございます!

    子供の虐待のニュースを聞くと、いたたまれない気持ちになります。家庭しか居場所のない幼児がその家庭で虐げられ、場合によっては命を落とすなんて、これ以上あってほしくないです。「子は親に属するもの」「子は親といるのが何よりの幸せ」という考え方を見直し、中立的な組織が家庭にもっと介入しやすくできないものでしょうか。

    男の一人暮らしでも、最近ではいろいろ調理器具を持っているものではないですかね? 調理器具も廉価になりましたし。もしもめでたく子供が生まれたら、川野には川崎で食堂のおっちゃんでもやってもらいましょうか?


  • 編集済

    第31話への応援コメント

    深夜にこんばんわ!

    今回は見出しで殺しにくるか……と思ってたら本文でもきっちり刺されました。ビックリしました。

    「よし、明日の公開分の誤字脱字チェックしたぞ!読めてなかった分読んでおこ〜っと」なんて気分でマイページ開いたらですね……。

    ビックリしましたよね。もちろん、あの不安な感じからどこかしら予感はありましたが、それにしても、その大見出しからこの大見出しなのかい!うまくいかないのかい!どっちなんだい!と、なかやまきんに君になりましたね。

    うまくいってくれ……そう思って読み進めたら、[29話]おお!?これはまさかうまくい[30話]かないんかい!そうなのかい!とまたなかやまきんに君になりました。

    何を大袈裟な、と思われるかもしれませんが、本当に転げました。この書き込み時間が証拠です。いやー、いま自分はバイオレンス小説書いてるつもりなんですが、間違ってました。自分が書いてたのは童話でしたね。桃太郎的なアレです。本物がここにありました。

    幸せになってほしいんだっ……!

    作者からの返信

    井戸端じぇったさま

    こんにちは。熱いコメントありがとうございます(笑)。バイオレンス作家をのたうち回らせる展開でしたか。あやや、川野・﨑里ちゃんがだんだん可哀そうになってきました(お前が言うか……)。

    くどいと自分でも思っているのです。現実と小説は違うんだから、「そんなうまくいくわけねえわ」をそのまま流し込んでも、まともな小説の体になるものではないというのはわかっています。でも、やっぱり、おとぎ話ちゃうんやから……が勝って、ついくどくどとあんな失敗、こんなトラブルを重ねちゃうんですね。登場人物にはいい迷惑です、はい。

    もうしばらくぐだぐだしますが、11月中旬(お、奇しくも小説の季節感と合致!)には片が付きます。どうぞ、見守ってやって下さい!

    引き続き、よろしくお願いいたします。

  • 第31話への応援コメント

    こんにちは。
    順番をだいぶすっ飛ばしてしまって、先にこちらにお邪魔します。
    ブランボラーク、こんな風につくるんですね。私はできたのを食べるだけでしたので、、、言われてみれば、ニンニクも入っていたような。
    ウルケルはプラズドロイの方がチェコ名でしたか。ふつうにウルケルって書いてあるしそれで通じるので、正式名と思っていましたが、ドイツ風の通用名で定着しちゃったというとこでしょうか。
    それから、本編です。『イソヒヨドリ』からだいぶん時が進んだようですね。高校生の二人を思い浮かべていたのでびっくりです(^^) ふむふむ、彼らにそんな未来が・・・なんて思いながら、明日からまた『イソヒヨドリ』に戻ります!

    作者からの返信

    久里 琳さま

    こんにちは。お読みいただき、ありがとうございます!

    強引にこちらにお招きしちゃって、失礼いたしました。本編お読みくださっているときに、これはちょっとどうかなあと思いつつ、でもブランボラークは今読んでいただきたいなあ、と思いまして……。

    もしも本編、気に入っていただけましたら、引き続きお読みいただけると嬉しいです!

    本場で召し上がったブランボラークは格別のお味だったと思います。日本の食材をアレンジしたこちらのブランボラークも、あっさり目のなかなかの味でした。

    ウルケルですが、そうなのです、チェコ語ではプラズドロイなんです。なぜウルケルというドイツ語名でしっかり定着してしまったのか、不勉強なので知らないのですが、もともとチェコとオーストリア・ドイツは切っても切れない関係なので、わからないでもありません。チェコの有名な温泉地、マリアーンスケー・ラーズニェ(チェコ語)もマリエンバート(ドイツ語)のほうで有名なようですし。

    コメントありがとうございました!

  • 第6話への応援コメント

    遂に、親子で話ができたのですね……。
    過去と現在が絡み合う中で、今の竹史さんの時は動き出したのでしょうが。
    﨑里さんの想いは、どこへ向かうのかな……。切ないです。

    作者からの返信

    プラナリアさま

    こんにちは。お読みいただき、コメントもお寄せいただき、どうもありがとうございます。

    川野親子、まだぎこちないとはいえ、初めての会話らしい会話ができました。竹史はようやく現在に向き合い始めたところです。

    裕佳子は取り残された状態ですね。彼女の時が動き始めるのは、高校、大学を卒業して、大学院に進学してからになります。そのあいだ、竹史への想いを断ち切れずにあがきます(って、こう書くと、なんて辛そう)。

    星でのご評価もいただき、どうもありがとうございました。粗削りで重たい話ではありますが、もしもよろしければゆっくりお付き合いいただけると幸いです m(_ _)m

  • 第31話への応援コメント

    深刻な場面に食卓のシーンが時折(と言うか毎回のように)挟まれているのは本当に安心しますね。しかもどれもこれも美味しそー!

    川野君、自分も辛いだろうけど、ここは誠心誠意裕佳子ちゃんを励ますトコやでー!

    作者からの返信

    北川聖夜さま

    こんにちは。いつもコメントをありがとうございます!

    食卓シーン、楽しんでもらえて嬉しいです (^^)/ 深刻な時でも、食事は大事ですから(笑)。

    今回のブランボラークは本当においしいので、もしもご興味あれば作ってみてください~。ネットで「ブランボラーク レシピ」で検索すると、もう少し詳しいのが出てくると思います! 﨑里ちゃんの友達のアレンジバージョン、お勧めです。

    はい、川野には、しっかり支えてもらいましょう。もう泣いとる場合じゃないでー!


  • 編集済

    第31話への応援コメント

    おはようございます。

     まぁそう言う事ですよね^^;。前話では﨑里ちゃんのセリフに「早く」が入っていたのに、私の読解力の無さです。

     不妊治療については、まわりで実際に取り組んでいる人が多くて驚きました。成功率が1/3であれば、シリンジ法は試してみる価値があると思います。子宮の状態が良くないと着床は難しいんですかね…。

     よく山で知り合った高齢の御婦人から、これは食べられるよと教えてもらったりします。でも野生の新芽は、食用であっても食べ過ぎると下痢しますね。明日は英彦山で紅葉見に行ってきます^^。山はいいですよ。

    作者からの返信

    十三岡繁さま

    こんにちは。いつもコメントをありがとうございます!

    不妊治療をされている方、多いのでしょうね。このあと情報として出しますが、2021年調査では、国内で生まれた子供の十一人にひとりが体外受精で生まれた計算になるそうです。人工授精も入れれば、もっと上がるのでしょう。

    着床には子宮の状態を整えておくことが大事でしょうし、卵巣に問題があるなら、きちんと排卵しているのかもチェックする必要がありますね。やっぱりこの二人の場合、自宅でシリンジ法では厳しい気がします。

    英彦山もそろそろ紅葉ですか。先週箱根に行きましたが、ところどころ紅葉していました。良い一日になりますよう(⌒_⌒)。

  • 第31話への応援コメント

    おはようございます。

    矢野っちは、「なんし彼は人生の要となるアイテムをもれなく軽々と手に入れられるんやろう」
    きっとそうなんでしょうねぇ……。

    川野は、幸せだった? 子供時代を思い出して、泣けてしまったのでしょうか?
    おばあちゃんを思い出して?

    そして、崎里ちゃん……。
    ………。病気は、辛いですよね……。

    作者からの返信

    加須 千花さま

    こんにちは。いつもお読みいただき、ありがとうございます。しかもコメント早いです!

    矢野っちは、呆れるほどそつない男です。余裕しゃくしゃくで普通の人生を生きていけるのです。川野は矢野っちに自分にないものを感じ取って惹かれたのかもしれません。

    川野も﨑里ちゃんも、無理してますからね。やりたくないことを苦労しながらやり続けているのに、実を結んでくれない。自分を理解してくれる﨑里ちゃんには自分のわがままで無理を強いている。かたや、自分の好きな矢野っちはそれをすっと達成していく――そんなことを考えていると、心が折れそうになりました。

    﨑里ちゃんの病気も、悩ましいものです。

    コメントありがとうございました!

  • 第30話への応援コメント

    まずは焦らず第一歩からですよね。川野君も焦らずに!

    妊娠できるといいね=ちゃんと行為が続けられるといいね、と解釈しました。

    行為=心境の変化に繋がるのでは? と考えてしまうは単純なんでしょうかね…。

    それにしても裕佳子ちゃんも色々抱えてますねー。ここから更に二人に試練が??

    作者からの返信

    北川聖夜さま

    こんにちは。いつもお読みいただき、コメントもいただき、ありがとうございます。励みになっております。

    「妊娠できるといいね=ちゃんと行為が続けられるといいね」

    そうですね、きちんと続けられ、その結果としての妊娠を早く実現できたらいいね、という感じです。じゃないと結婚を認めてもらえないので……。

    「行為=心境の変化に繋がるのでは?」

    これは人それぞれかなあ?? 性指向は絶対変わらないというわけでもないので、環境により次第に変化する可能性は否定できませんが、何をしたって変わらない人もいるでしょうから。

    裕佳子も「フツーでない」人のひとりです。それを理解して受け入れてくれる川野と出会えたことは、彼女にとっても幸運でした。

    この先、もう少しドタバタもたもたします。それでも、少しずつ前を向いていますので、どうぞ見守ってやってください~

  • 第30話への応援コメント

    こんにちは。

    うわーお!
    今回は、川野、というより、崎里ちゃんの心理に注目しました。
    名前を、自分の名前を呼ばないで。
    守るためなの。
    崎里ちゃんの抱えてるものは……。

    作者からの返信

    加須 千花さま

    こんにちは。いつもお読みいただき、コメントもいただき、どうもありがとうございます!

    はい、こういう展開になりました(笑)。

    川野の普通じゃなさはわりにわかりやすいのですが、﨑里ちゃんも普通でないものを抱えています。「名前を呼ばないで」は川野の想像したように、自分を好きになり切れないという闇に起因してそうです。

    登場人物みんな、大なり小なり普通じゃないところがあって、互いに振り回し合ってる感じですね。

  • 第30話への応援コメント

    こんにちは

     とりあえずここまではうまく行って良かったですね。

     でもその後はうまくいかなかったですか…そりゃ排卵日も調べないで、一度くらいで妊娠はしないでしょうね^^;。しかし一度得た成功体験は後にも影響しますよね。ま、そう言う意味では無いのかもしれませんが。

     

    作者からの返信

    十三岡繁さま

    こんにちは。いつもお読みいただき、コメントもいただき、ありがとうございます。

    川野にとっては、女性との性行為が可能かどうかが最大の懸念事項で、早く確認したかったのです。彼にとって今回は妊娠を主目的とした行動ではないです。

    﨑里ちゃんは、このタイミングも何も考えていない一回で「はい子供出来ました~」となるとは思っていません。川野を押しとどめようとした「まだ何ひとつ準備していないのに」にはその気持ちも含まれていました。彼女の「早く妊娠するといいね」は今回の結果としてではなく、これから重ねる行為の結果として、の意味ですね。

    連載ものとしての執筆に慣れておらず、長編を書いたあと適当にちょん切ってアップロードしています。今話の末尾は適切でなかったかもしれません。十三岡繁さまにコメントもらって気づきましたが、この一話だけを読むと、末文は「今回の行為では首尾よく妊娠とはいきませんでした」と読めちゃいますね。