応援コメント

第36話」への応援コメント

  • 佐藤宇佳子さま、こんばんはーっ!
    11人にひとりって、そんなに多いなんて全然思いもよらなかったです。
    川野、裕佳子ちゃんのお父さん相手によく頑張った。ありのまま自分のことを伝える勇気、えらいなぁって思う。親からのいのちをつなげていく。お父さんにそんなことお願いされてしまえば川野が逃げられないのは置いておいても、ボクもいのちについてすっごく考えさせられます。
    川野が裕佳子ちゃんの気持ち、ちゃんと聞いて自分のお父さん、竹史さんともどんな話をするのかとっても興味深いです

    作者からの返信

    矢口こんたさま

    こんにちはっ! いつも丁寧なコメントをいただき、どうもありがとうございます。

    川野、何とか状況を打開したい一心で、祐介相手に粘りました。祐介は血をつないでいくことに強い使命感を持っていて、自分自身もそれに縛られてきましたし、自分の子供にも繋いでいって欲しいという気持ちをぶつけずにはいられない人です。今なら目をそばだてられそうな主張ではありますが、それでも、どこか、それを個人の押し付けだと一概には言ってしまえない気がするのです。

    祐介さんには自分の意見を告げられた川野ですが、こと自分の父ちゃんが相手となると、結構ヘタレますね(笑)。なぜでしょう。

    体外受精で生まれた子の割合については、思っていた以上の多さに私も驚きました。

  • こんにちは。

    医者である祐介さん言葉だからこそ、深くしみるものがあります。改めて「普通」ってなんだろう、と思いました。時代や技術によって移りゆく概念に縛られるのも苦しい話ですね。二人が出す結論をおわせて頂きます。

    作者からの返信

    リオンさま

    こんにちは。コメントをありがとうございます!

    普段から死と向き合わねばならない医療従事者の方々には、常に畏敬の念を感じています。祐介もまさにその一人なのですが、彼は同時に旧来の考えの持ち主でもあります(第三部のアピール、というわけではないですが、高校生時代の祐介もすでにその考えの持ち主でした)。彼の死生観の根底にはその古い考えがあり、その上に医者としての経験が付加されているという感じです。

  • 佐藤宇佳子さん、こんにちは。

    物語を読んでいて、ちょっと思ったことがありました。
    実際に、こんな人がいたよ、って話になるんですけど……


    それはですね、妊娠の仕方についてです。
    近年では晩婚化ってものあり、不妊治療を受ける方が増えてきていると思うんです。
    最近では保険適用になりましたけど、その以前は結構お金がかかってたと聞きました。
    もちろん晩婚化以外にも、理由があるのは理解してます。

    それでですね、とある方は不妊治療に通ってる方で、なかなか妊娠せず、こんな事を言ってました。
    『なんのために、こんなにもお金と時間をかけてるんだろう。子供なんてすぐ出来ると思ってた』って。
    結果的に、病院で妊娠しやすい日を分析して(タイミング法??)、授かる事が出来たそうで『子供は宝物』と言ってました。

    まぁ、実際やはり大変な部分もあると愚痴ってましたが(汗)
    ふと、この回を読んで思ったんですね。

    妊娠する形はどうであれ、やはり授かれる事って、ありがたい事なんですね。あらためて思いました。
    あたり前があたり前に感じてない人の気持ち、深く考えてしまいますね~。

    作者からの返信

    もっこすさま

    こんにちは。いつもお読みいただき、コメントもお寄せいただき、ありがとうございます。

    不妊治療には時間や精神的な問題が付きまとうだけでなく、ご指摘のようにお金もかかりますね。保険適用になったいま、以前よりははるかに楽になったのでしょうけれど、それでも収入のない学生や働き始めたばかりの若者には手が出しにくいものかもしれません。

    『なんのために、こんなにもお金と時間をかけてるんだろう。子供なんてすぐ出来ると思ってた』

    悲しい言葉ですね。三十前くらいまでに子供を作れるような社会になれば、上記のような苦しみを味わう人の数もずいぶんと減ることでしょう。不妊に悩んでいた上記コメントの方が、タイミング法で授かったというのは、嬉しいことですね!

    妊娠すること、そして無事出産すること、それに成人するまで育て上げること、どれも親の生活のかなりの部分を捧げねばできない大仕事だと思います。

    それと同時に、授かることも含め、不測の事態をすべて避け、無事に子供を育て上げられることは、奇跡にも近いと感じます。

    貴重なご体験とコメント、参考になります。ありがとうございました!

  • 体外受精でのお子さん、結構な割合でいるのですね。全く知りませんでした。
    それを知ると尚更「フツー」と言う言葉の持つ「普通でなさ」を感じます。

    「ふつうかふつうやないかっていうのは、比較対象をどこに取るかによる」

    確かにおっしゃる通り!

    作者からの返信

    北川聖夜さま

    こんにちは。いつもコメントをありがとうございます!

    そうなのですよね、執筆しているときにちょうど2021年の体外受精で生まれた子供数の調査結果が報告されていたのです。2020年はコロナの影響があるので外すとして、2019年の調査結果では14人にひとり、2018年には16人にひとりでした。それが11人にひとりとなったわけですから、かなりのスピードで比率が上がっていますね。

    今の時代のフツーってなんだ? って祐介でなくとも言いたくなります。


  • 編集済

    こんにちは

     﨑里ちゃんが人工授精で生まれてきたという話は前に出ていましたっけ?歳をとると物覚えが悪くなるので、連載小説も最後にまとめて読み返さないとダメですね^^;。

     生殖補助医療もどんどん進歩して行って、最後はどこまで行くんでしょうね。既に現在でも遺伝子に関わる部分は、経験則を遥かに超えてしまっているような気がしてちょっと心配です。

     将来本当に男性同士、女性同士で子孫を残せるようになってしまった場合、同性愛者はどういう選択をするんでしょね?そんな事を考えていて、男女の区別がなく精神的にも肉体的にもひとつになってしまった未来社会…なんてSFネタを思いつきました。

    追記>今読み返してみました。『イソヒヨドリ』でかっちり出てきてますね^^;。それを失念していたので『ハクセキレイ』の23話でもピンと来てませんでした。続けて読めば分かりますね。しかし『イソヒヨドリ』から『ハクセキレイ』まではやや時間が空いたので、連続で読む人以外にはもう少し匂わせたほうがいいのかもしれないなと思いました。
     

    作者からの返信

    十三岡繁さま

    こんにちは。いつもコメントをありがとうございます。

    﨑里ちゃんの体外受精の件については、『イソヒヨドリ』の第69話、お父さんが年末に来た時におばあちゃんの言及で﨑里ちゃんが知り、それを『ハクセキレイ』の第23話で川野に伝えています。いや、伝えたつもりなのですが、わかりにくいかもしれません。もし再読なさって「わからんわ!」ということでしたら、ぜひ教えてください。

    「男女の区別がなく精神的にも肉体的にもひとつになってしまった未来社会…なんてSFネタを思いつきました」

    サナダムシのようですね。むしろ退化と言えるのかも (^^)。

    男女接合体だか包接体のような個体になった場合、生殖はどうなるんですかね? 男女の体が融合したようなものだと考えると、自家受精も他家受精も行けるわけですが、多様性を守るためには自家受精禁止令とか出たりするんだろうか、なんて考えてしまいました。遺伝子型は 4n になるわけではなく、2n でキメラみたいになるんでしょうか? その場合、生殖は卵ふたつが同時に授精して融合するような形で胎児になるんですかね? 妄想が広がります。