応援コメント

第8話」への応援コメント

  •  どうした川野?!なんでそんな急に闇堕ちしちゃったんだ?!「矢野っちしか好きになれない」とか、それただの竹史だよ!!!

     川野くん、せっかく大都市の大阪にいるならセクマイや性嫌悪症のコミュニティを覗いてみればいいのに、と思いました。時代設定が昭和~平成中期なのかな?と思いましたが、「イソヒヨドリ」でスマホやタブレットが登場してるので、「ハクセキレイ」はすでに令和には入っていそうですね。
     時代的に竹史が内へ籠っていくのはよく分かるのですが、令和の大都市を生きる川野には当事者のオフ会やイベント、SNSやアプリ等で悩みを共有できる場所自体はもう結構あるはずなんですよね。踏みだせない気持ちも分かりつつ、当事者にとって自分の悩みを否定されずに開示・共有できる場所って砂漠に出現したオアシスのような存在なので、喉が渇いたと言いながら周囲にぼんやり見えるオアシスを全部スルーしてるのは逆にすごい忍耐力だなと思ってしまいました。修行僧なのか?

     おそらく川野自身に強烈なホモフォビアや異性愛規範が根づいていて、当事者の輪に入ったら「自分が普通でないことをいよいよ自分で認めてしまうことになる」から忌避してるのでしょうか。自身のホモフォビアに苦しむ当事者は実際少なくないですし、川野も苦しいだろうなと思いながら、でも「それずっと続けてるといつか他人まで傷つけるよ」と胸が痛くなりました。

     複数の当事者と交流して「分かるよ」「自分もそうだったよ」と共感してもらえたら、自身に内在する偏見も含め自分と少しずつ向きあえると思うのですが、そのスタート地点にもたどり着けていないというのがやるせないですね。同性愛に加えて性嫌悪もあることについて「ここまで異常な人間だったとは」とショックを受ける様子も、すでに川野のなかに「普通の人>普通じゃない人>極めて異常な人」みたいな人間ヒエラルキーが構築されているようで、カースト意識めいたものが透けて見えていたたまれないです。いっぱいいるよ、そんな人。それを自分で受け入れられずに苦しむ人もいっぱいいるよ。臆病だからって言うんなら、当事者は大なり小なりみんな臆病だよ。それが普通だよ。全部普通のことなんだよ。

    川野が「自分はどこにでもいるただの普通のゲイであり、普通の性嫌悪持ちだ」ということに早く気づければいいなと願います。

    作者からの返信

    小葉さま

    こんにちは。コメントをありがとうございます。

    大阪に移動してからの川野の行動は、突っみどころが多いなと書きながら考えていました。﨑里ちゃん並みの迷走ぶりです。

    なぜ川野が自分で自分を追い詰め続けるような行動を取り続けたかですが、基本的に小葉さまがご指摘ご推察されているとおりです。修行僧ではないですけど。どうしようもなく激しいホモフォビアですね。川野が子供のころ、真弓が竹史の性的指向を子供たちの前から隠そうと懸命だったことがそれを助長する一因となってしまいました。

    川野の臆病さ、自己肯定感の低さは徹底しています(第23話で川野に心の中で語らせています)。誰かと話したり、仲間に入ったりすれば、まず自分の“フツー”じゃなさと表立って向かい合わねばならず、それに怯えてしまいます。一歩踏み出してしまえば、なぜ今までそんなに躊躇っていたんだろうと思えるのでしょうが、その一歩をどうしても踏み出せない人間です。

    自分で自分を追いこみ続ける一方で性的なものへのあこがれが募り、いびつな行動に走り、そのことで新たなフツーじゃなさを自覚することになりました。川野の「体に触れあえない」を性嫌悪と言ってしまってよいものか、いまだに決め切れていないのですが。


  • 編集済

    こんにちは。

    「たまらなく会いたかった。でも、会ってどうするん? 辛いままでおるか、より辛くなるか。俺にはそのふたつの選択肢しかないんよ。」


    かわのォ───! (⁠。⁠ノ⁠ω⁠\⁠。⁠)

    作者からの返信

    加須 千花さま

    こんにちは! コメントありがとうございます。

    「かわのォ───! (⁠。⁠ノ⁠ω⁠\⁠。⁠)」

    いや、ほんと、そう叫びたくなりますよね。ちょっとこのあたり、川野には可哀そうすぎる展開で……。いや、このあたりだけじゃなく、この後も実は……。ごめん、川野。

    編集済
  • 川野、同姓なら誰でも良いなんて訳ないし、好きな気持ちが内から湧き出すような人じゃなきゃ無理なんだろうなぁ。
    でも、矢野っちは黒木きっと幸せに一緒に暮らしてるだろうし、いまはキツそうで読んでて辛いです。がんばれー

    作者からの返信

    矢口こんたさま

    こんにちは~ コメントありがとうございます! 矢口こんたさまのコメントはいつも川野に優しくて、癒されます (*´∀`*)

    「好きな気持ちが内から湧き出すような人じゃなきゃ無理なんだろうなぁ」

    川野はそうですね。不器用なので、自分で自分を追い詰めてもがいて暴走していますが、結局は本気で好きになれる人でないと無理なタイプなのだと思います。

    しばらくきつい展開が続き申し訳ないですが、見守っていただけると嬉しいです。

  • 﨑里ちゃん!!

    あれだけ裕香子ちゃんの言葉が脳裏に浮かび、心の支えになっていた。でも「好き」にはならない…。
    うーん、今更ながら「答えの出ない悩み」、厄介ですよね…。

    普通だったら裕香子ちゃんを好きになっておかしくない展開、
    でもその「普通」ってなに???

    …苦しいですね。

    作者からの返信

    北川聖夜さま

    こんにちは! いつもコメントをありがとうございます。

    川野の場合、本人が臆病すぎ、かつ、こだわりもありすぎて、正攻法で幸せを手にすることはできないと思います。あ、いや、だから小ずるい手を使います~って宣言しているわけではないのですが……ごにょごにょ。

    普通って、難しいですよね。普通と普通じゃないものって、何が違うのか。なぜ呪いのようにその言葉にとらわれてしまうのか。

    私たちが何かを名付けるとき、物や現象や概念を何らかの基準で分けていますよね。カテゴライズって私たちが生きていくうえで必須の行為だと思います。そうでなければ、思考にコストがかかりすぎて破綻してしまいます。

    この必要に迫られて行う命名行為の影響が思わぬところに波及して誰かを苦しめることがあるのは悲しいことです。


  • 編集済

    自身がそうではないので分からないんですが、体は男でも中身が女性で男性が好きという場合と、男性として男性が好きという風に大きく二つに分かれるような気がします。川野君はどっちなんでしょうね?

    にちりんは一度しかな乗ったことが無いです。東の方に電車で行く事はまずないので、ソニックとにちりんのイメージの違いが良く分かりません^^;。白いソニックであれば未来感がありますね。

    あれをデザインした水戸岡鋭治氏は、やめておけばいいのにJRが先導した六本松の九大跡地の再開発にも首を突っ込んで、良く分からない建築をデザインしました。

    確かに建築家の中には電車をデザインする人もいます。
    若林広幸氏のラピートなんかは有名ですが、彼はプロダクトデザイナーという面が強いですからね…。形に技術や機能が反映されるデザインは、餅は餅屋に任せるべきじゃないかと思います。

    作者からの返信

    十三岡繁さま

    こんにちは! いつもコメントをありがとうございます。

    川野は男の体について違和感を感じたり悩んだりはしていません。ですので性自認は男です。男性を恋愛対象とみなしていますので、性的指向は男です。自分を男と思いながら、男が好き、ということです。ただ、一般的に、性自認や性的指向はグラデーションだと言われています。性的指向が男にカテゴライズされる人でも、100%男しか好きにならないかどうかはわからないということですね。

    ソニックとにちりんは、見た目・運行区間・スピードとも違うようです。

    ソニックは乗客の増数をねらい、ポップカルチャーを導入するだとかで、水戸岡氏にデザイン依頼したそうですね。カーブの多い路線でスピードアップするために振り子式を採用したのだそうです。基本、県南のイソヒヨドリの町までは来ず、博多―大分間で運用されています。

    にちりんは、昔は国鉄色、そのあと真っ赤になり、今は真っ黒というか黒灰色になりました。燃え尽きたのでしょうか。華やかさのかけらもないところが気に入っています。大分―南宮崎を走っており、たぶん、振り子式ではないですね。あと、車内がやたらと薄暗くて、落ち着きます。

    確かに、機能性を損なわないようにデザイン性を生かさねばならない乗り物系の設計には、なかなか難しい問題がありそうです。ご専門が異なる方からのコメントは、思いもよらない展開を見せるので、楽しいです。