第15話への応援コメント
おぉ……これは矢野くんがマナー違反じゃないでしょうか。
結婚式って色んな理由で欠席したい場合がありますよね。仕事や育児、病気や妊娠、お金や気持ちに余裕がない、実はそんなに仲良くない等々。
そのための事前連絡や招待状であり、ここまでフル無視されてるなら「返事がない」のではなくそれ自体が「出席できないorしたくないの意思表示」だと思うんですが(フル無視した川野も大人として良くありませんが、実際返信できないほど精神不安定なわけですし)。
あの思慮深かったはずの矢野くんがここをしれっと踏み越えてくるのはちょっと怖いですね。しかも「何かあったのかと心配になって顔を見に来た」ではなく「なんで返事してくれないの?!僕の結婚式来るよね?!」っていう自分本位な感じですし。もしかして物理面だけでなくこころのパーソナルスペースもバグってる人なんでしょうか。なんだか﨑里ちゃんのゴリ押し癖がうつったようで嫌な予感がします。
作者からの返信
小葉さま
こんにちは。コメントをありがとうございます。
矢野くんは川野を親友だと思っていたので、高校卒業後になぜかほぼ連絡が取れなくなったのを気にかけていました。結婚式の司会うんぬんは、なかば、訪ねる踏ん切りをつける口実でもあったでしょう。
とはいえ、押しの強さはありますね。その後の会話や行動にも同類の強さがあらわれます。
第19話への応援コメント
佐藤宇佳子さま、こんばんはーっ!
ちょっとご無沙汰してましたので、一話戻って読み直させてもらいました!
木村さんの、理解出来んもんはできん。踏み込まない。理解した気でいるなんて相手に失礼。そこには憐みをはらんだり、自分は違うから良かったなどと自分を上に置いてしまう考えが透けるようで嫌いなのでしょうね。その考えも理解出来ます。見せ物、かぁ……。
でも当たり前なんですけど、同じ対等な人間同士なんですよね。
あ、川野自身も何処かで自分を下にみちゃってるんでした(・_・;
少なくとも裕佳子ちゃんとは対等でいられるところ、その心地よさ、もっともっとハマっちゃえ
なーんて、ちょっと思っちゃいました^ ^
作者からの返信
矢口こんたさま
こんにちはっ! コメントをどうもありがとうございます。励みになります。
木村さんの考え方に近い人って、それなりにいると思います。どうしても色眼鏡で見てしまうと自覚していて、同時にそれはおかしいとも感じている。それなら近くに寄らんでおこう、という。かたや、もっと積極的に関わり、できる限りの「理解」をしていかねば、と考える人もいると思います。常に正しい絶対的な姿勢が存在するわけではなく、現実的にはケースバイケースで切り替えられることが大事なのかもしれません。
川野はもともと超がつく臆病ものなので、いろんなところで劣等感に苛まれています。高校生のとき、そばにいてくれた﨑里ちゃんに少しだけ心の荷物を預けられたのですが、今や自ら荷を増して沼に沈みかけているような感じですね。重荷はおろせるし沼からは這い出せると気づいてほしいものです。
第42話(最終話)への応援コメント
完結おめでとうございます。
ハッピーエンドで、良かったです!
高校を卒業した章くんと裕佳子さんのが、子供を得て結婚に辿り着くことができたのは、本当に良かったと思います。その過程で思い悩む場面もひっくるめて、本当に考えさせられました。順番が逆になってしまいましたが.、Ⅰ)も面白く拝読させていただいています。
作者からの返信
tamaちゃんさま
こんにちは。最終話までお読みいただき、どうもありがとうございました。まだまだつたない作品でありますが、いつもお読みくださり、励みになりました!
tamaちゃんさまの最新作も楽しく拝読させていただいています。スケールの大きさ、複雑に絡み合う登場人物たちの関係性にはいつも感心させられています!
第42話(最終話)への応援コメント
完結、おつかれさまでした!
考え方が多様化する現代で(舞台は少し近未来でしたね)結婚や子供を持つことだけが幸せではないんでしょうけど、ふたりが切に望んだ子供を得て結婚に辿り着くことができたのは、本当に良かったと思います。(まだ出産していませんが、、だいじょうぶですよね??)
ふたりがあがいて掴んだものは、親たちの長年のわだかまりを解くことにもつながりましたね。むしろふたりは最初からそれが第一の目的だったかのように。
生きづらさも、それを乗り越えるのも、ふたり次第なんだと思います。悩んで手に入れた力が、このさきのふたりを導いていってくれることを信じています。
ありがとうございました!
作者からの返信
久里 琳さま
こんにちは。拙作、最終話までお読みいただき、どうもありがとうございました。いくつものコメントをいただき、考えるきっかけを与えてもいただきました。
子供は無事生まれる予定です。互いに違うものを見ていたふたり、そしてきっと今でも相手に霧中なわけではない裕佳子と章ですが、だからこそ育める穏やかな愛情もあるのかなと思っています。
星でのご評価もありがとうございました!
第34話への応援コメント
こんにちは。
先に31話の展開だけ知っていて、『イソヒヨドリ』からどんな経緯でこうなったんだろう??と思っていましたが、ふたりとも、真摯にもがいていますね。なのに希望を託した「子供を持つ」ということさえ難しいという現実。
ちょっと大人になったふたりがどんな未来を切りひらくのか、この先を見守りたいと思います。
作者からの返信
久里 琳さま
こんにちは。いつもお読みいただき、コメントもありがとうございます。
いやあ、すみません。あのときはブランボラークに興奮して、つい第31話から読ませるという暴挙に出てしまい、混乱させてしまいました (^^;)
家族を得たいと願うようになったふたりの想いですが、なかなか思うように進みません。あともう少し悩み続けることになります。憂鬱な展開で申し訳ありませんが、お付き合いいただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
第42話(最終話)への応援コメント
完結おめでとうございます。
ここまで一気読みさせて頂きました。前作とはまた異なる、""大人になったがゆえ'"の苦しみをこれでもかと浴びせられました。同時に「普通」という言葉、不妊治療など色々と重みを感じる話を、主人公二人と一緒に考えられたことはきっとかけがえのない経験だったと思います。
一つ一つの話が濃厚で、面白かった(この表現はなんだか違う気がしますが、言葉が見つからず……)です。
カクヨムコンにエントリーされているのですね、あらすじをみて知った名前が出てきてニヤッとしてしまいました。そちらも拝読させていただきます。
作者からの返信
リオンさま
こんにちは。重苦しい話に最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
内容に対して、私自身の知識や配慮が圧倒的に足りず、読者さまを戸惑わせる箇所がいろいろとあったのではないかと危惧しています。この場をかりてお詫びいたします。
悩みって尽きないものですね。子供には子供なりの、大人には大人なりの悩みが常に付きまといます。主人公の二人とその悩みを共有し、考えるきっかけとしてくださったのであれば、望外の喜びです。
カクヨムコン、短編でエントリーしてみました。はい、よくご存じのあの二人が主人公です(笑)。比較的、軽めのお話になっておりますので、気軽に読めるかなあとと思っています。またお越しいただければ幸いです。
素敵なレビューまでいただき、感謝いたします!
第39話への応援コメント
こんにちは。
タイトルの言葉がすっかり矢野くんだと思っていましたが、出てこないので電話かな……と思いましたが、そういう落とし所でしたか。文章も話のタイトルも毎回綺麗だなと思います。
作者からの返信
リオンさま
こんにちは。わあ、たくさん読んでいただき、ありがとうございます!
章タイトルは……どうしても行き当たりばったりになってしまうので、もういっそのこと章の中の文章を使っちゃえ、と開き直ったのが本作になります(笑)。
たまたま、なんとなく格好のついている章もありますが(お褒めいただき恐縮です)、もう少し計画的に、一貫性のあるタイトルがつけられるようになりたいものです。
タイトルのひねりかたって、文章を練るより難しい気がします。
第37話への応援コメント
こんにちは。
﨑里ちゃんが知らない世界の住人に……!分からない言葉が沢山出てきた途方に暮れましたが、最後に解説があってほっとしました。
高校生だった彼女を知っている分、成長にはどこか悲しいような、嬉しいような、まるで親戚の子を見ている気分です……(笑)
作者からの返信
リオンさま
こんにちは。コメント連投ありがとうございます。励みになります。
横文字の略号、これって何の暗号? って感じですよね、失礼いたしました。分析化学の分野では比較的メジャーな装置でして、とりあえずえいや、で出してしまいました。
﨑里ちゃんの成長を感じ、親戚の子を見守るように慈しんでくださったこと、嬉しいです。ありがとうございます!
第36話への応援コメント
こんにちは。
医者である祐介さん言葉だからこそ、深くしみるものがあります。改めて「普通」ってなんだろう、と思いました。時代や技術によって移りゆく概念に縛られるのも苦しい話ですね。二人が出す結論をおわせて頂きます。
作者からの返信
リオンさま
こんにちは。コメントをありがとうございます!
普段から死と向き合わねばならない医療従事者の方々には、常に畏敬の念を感じています。祐介もまさにその一人なのですが、彼は同時に旧来の考えの持ち主でもあります(第三部のアピール、というわけではないですが、高校生時代の祐介もすでにその考えの持ち主でした)。彼の死生観の根底にはその古い考えがあり、その上に医者としての経験が付加されているという感じです。
第42話(最終話)への応援コメント
完結おめでとうございます。
拙い私ではとても御作をレビューできそうもないのでこちらに書かせていただきます。
竹史の心理により焦点が当たるようになってからは、圧倒的でした。興味の対象もそちらに全振り状態になってます笑
子供を儲けることにアイデンティの拠り所とした竹史の拘りは、無事に解きほぐされたようにも見えますが、詳細は次回に描かれるでしょうか。楽しみです。
まさに塞翁が馬といった感じで、「普通」に焦点を当てた物語ですが、個人の経験は一般化することはできない、たまたまこの2つの家族(一族)にピタッと幸運や偶然性、状況の連続がうまく重なって、現在へと帳尻があった、というのような、佐藤様の人を食ったような物語の結論を受け取りました。
竹史の内心が、最終的にどのように解決するのか、次作を楽しみにしています。
ここまでありがとうございました。
作者からの返信
カワセミさま
こんにちは。最後までお読みいただき、感謝いたします。またいくつもの示唆に富むコメントにも、自分には思い至らない、さまざまな気づきをいただきました。こちらもありがとうございます。
内容について、今の私には荷の勝つ繊細なテーマだったかもしれないと思い起こしております。カワセミさまをしてレビューしづらいと感じさせるのは、それが主因ではないかと拝察いたします。
第三部『ハシボソガラス』では親世代の高校生時代を中心に描くので、『ハクセキレイ』以降の竹史の心情の変化を多く語る場は予定にないのですが、それをどこかに入れても良いかもしれませんね。ご意見参考にいたします。
星でのご評価もありがとうございました。
第18話への応援コメント
こんにちは。
川野くん、告白しましたね!
最初は好きな人から熱心に他の子とくっつくことを勧められたり、うわあ地獄っ、、て心配になりましたが、覚悟を決めて(やけっぽくもありますが)最後は一歩踏み出して、良かったと思います。
もちろん人により事情により何がベストかは異なるんでしょうけど、やっぱり川野くんは、告白しない限りどこへも進めなかったんじゃないかなあと。
その気持ちに応える矢野っちのセリフがいいですね。
作者からの返信
久里 琳さま
こんにちは。いつも拙作をお読みいただき、コメントもありがとうございます。
川野がこれで気持ちの整理がついたかは難しいところですが、停滞した気持ちを動かすには、何か積極的な出来事に後押ししてもらうほうがまだ楽ではないかと思い、このような流れになりました。それでも、苦しいですけど。
矢野っちが川野の気持ちをどれくらい察していたのかを考えると、彼の行動の意味もまた変わってきます。何にせよ、告白して矢野っちから完全に拒絶される事態にならなかったのは、川野にとって大きな転機になったと思います。
応援ありがとうございます。
第42話(最終話)への応援コメント
完結おめでとうございます!
前作の衝撃のせいで勘繰ってしまって何度か読み返してました。ほんまか!? ほんまに幸せになるんか!? と……。
とりあえず縦読み横読みしたんですが暗号は隠されてない様子でした。ブラウザのフォント変更しても問題なし。各章タイトルを組み合わせれば……いやとくに意味のある単語は出てこない……。そういえば39話、最後の行だけインデントないな……何か意味が……?
そして本日前話までを読み直して、ああ、やっと袴の彼も報われたのかも……と思いました。
みんな幸せになってほしいです!
作者からの返信
井戸端じぇったさま
こんにちは。隅から隅までお読みいただき、ありがとうございます m(__)m
ミステリーじゃないですからね、そこまで意地の悪い伏線はないのです。せいぜいタイトルに「ひい、酒くれ……」という、ある意味重要なメッセージが潜んでいるくらいです。
最後までお付き合いくださり、コメントでも励ましていただき、ありがとうございました。いずれまた――違うな――今度こそまともなミステリーを書けるよう、ネタの蓄積に励んでいきます。予定はまったく立ちませんけれど。
星でのご評価もありがとうございました。
第32話への応援コメント
こんにちは。
出てくる料理がおいしそうだなぁ、なんて呑気な感想が吹っ飛んでしまうほどシリアスな展開でしたね。
﨑里ちゃんがどこか一人でいってしまいそうで不安です。引き留める川野くんの必死さに胸が打たれました。
作者からの返信
リオンさま
こんにちは。コメントをありがとうございます。
料理がおいしそうだなぁのコメント、嬉しいです。私もそちらを楽しんでもらえるとほっとします。
﨑里ちゃん自身、子供が欲しいという希望はあったのですが、それ以上に「川野のために」という気持ちが大きかったのです。その良し悪しはさておき、その気持ちを大きくくじかれ、打ちのめされてしまいました。
川野のことばが彼女の心に早く届くとよいのですが。
第28話への応援コメント
こんにちは
黒木さん、お変わりないようで……「くらくらするほどの女らしいイメージが吹っ飛ばされていった。」の文章と、その直前までの黒木さんの女性らしい描写の対比がいいですね。
>完全には安心しきれず、父ちゃんのことも信じきれなかった。
ここのセリフに頷いてしまう……(笑)何事もなければ良いのですが……。
佐藤様の文章、すごく繊細で、ガラス細工のように綺麗だな、と読んでいて常々思ってます。
作者からの返信
リオンさま
こんにちは。拙作お読みいただき、さらにコメントもいただき、ありがとうございます。励みになります。
黒木ちゃんはおっとりと穏やかな女性なのですが、意外と力は強かったようです(笑)
﨑里ちゃんに何らかの感情を抱きはじめた川野にとって、彼女を竹史と同じ家に残して去るというのは不安でいっぱいだったと思います。﨑里ちゃんの暴走をこれまで何度も見てきましたし。
文章に対して、過分なご評価をいただき、恐縮です。文章力を鍛えることが小説を書き始めた理由のひとつなので、文章をお褒めいただけると舞い上がります。最近、描写にしっかりとした重みを伴わせねばならないと感じており、今後はそちらにも重きを置いて精進していきます。
第42話(最終話)への応援コメント
こんにちは。
おお、ここが最終話ですか。
崎里ちゃん、川野くん、長い道を歩いてきましたね。
結婚です!
新しい命も、お腹に宿って。
竹史さんの、青春のわだかまりも、雪のように、とけて。
まさか、この年になって、このような幸いが訪れるとは、竹史さんは、思ってもみなかったでしょう。
大変おもしろい第二部でした。
第三部も楽しみにしています。
完結、お疲れさまでした!
作者からの返信
加須 千花さま
こんにちは。コメントをありがとうございます。
最終話……というか、話じゃないやん、これ(笑)ですが、はい、第42話をもって第二部『ハクセキレイ』は終了いたしました。ここまで来られたのはいつもお読みくださったみなさま方のおかげです。加須さま、いつも温かなコメントで励ましてくださり、ありがとうございました。
川野と﨑里ちゃんを苦しめるような条件を出していた竹史ですが、﨑里ちゃんの妊娠に、どのような思いを抱いているのか……単純な、孫ができたという喜び以上の感慨にふけっていることと思われます。
第三部の開始までしばらくお時間いただきますが、またお越しいただけると嬉しいです。
今後とも、よろしくお願いいたします!
第8話への応援コメント
どうした川野?!なんでそんな急に闇堕ちしちゃったんだ?!「矢野っちしか好きになれない」とか、それただの竹史だよ!!!
川野くん、せっかく大都市の大阪にいるならセクマイや性嫌悪症のコミュニティを覗いてみればいいのに、と思いました。時代設定が昭和~平成中期なのかな?と思いましたが、「イソヒヨドリ」でスマホやタブレットが登場してるので、「ハクセキレイ」はすでに令和には入っていそうですね。
時代的に竹史が内へ籠っていくのはよく分かるのですが、令和の大都市を生きる川野には当事者のオフ会やイベント、SNSやアプリ等で悩みを共有できる場所自体はもう結構あるはずなんですよね。踏みだせない気持ちも分かりつつ、当事者にとって自分の悩みを否定されずに開示・共有できる場所って砂漠に出現したオアシスのような存在なので、喉が渇いたと言いながら周囲にぼんやり見えるオアシスを全部スルーしてるのは逆にすごい忍耐力だなと思ってしまいました。修行僧なのか?
おそらく川野自身に強烈なホモフォビアや異性愛規範が根づいていて、当事者の輪に入ったら「自分が普通でないことをいよいよ自分で認めてしまうことになる」から忌避してるのでしょうか。自身のホモフォビアに苦しむ当事者は実際少なくないですし、川野も苦しいだろうなと思いながら、でも「それずっと続けてるといつか他人まで傷つけるよ」と胸が痛くなりました。
複数の当事者と交流して「分かるよ」「自分もそうだったよ」と共感してもらえたら、自身に内在する偏見も含め自分と少しずつ向きあえると思うのですが、そのスタート地点にもたどり着けていないというのがやるせないですね。同性愛に加えて性嫌悪もあることについて「ここまで異常な人間だったとは」とショックを受ける様子も、すでに川野のなかに「普通の人>普通じゃない人>極めて異常な人」みたいな人間ヒエラルキーが構築されているようで、カースト意識めいたものが透けて見えていたたまれないです。いっぱいいるよ、そんな人。それを自分で受け入れられずに苦しむ人もいっぱいいるよ。臆病だからって言うんなら、当事者は大なり小なりみんな臆病だよ。それが普通だよ。全部普通のことなんだよ。
川野が「自分はどこにでもいるただの普通のゲイであり、普通の性嫌悪持ちだ」ということに早く気づければいいなと願います。
作者からの返信
小葉さま
こんにちは。コメントをありがとうございます。
大阪に移動してからの川野の行動は、突っみどころが多いなと書きながら考えていました。﨑里ちゃん並みの迷走ぶりです。
なぜ川野が自分で自分を追い詰め続けるような行動を取り続けたかですが、基本的に小葉さまがご指摘ご推察されているとおりです。修行僧ではないですけど。どうしようもなく激しいホモフォビアですね。川野が子供のころ、真弓が竹史の性的指向を子供たちの前から隠そうと懸命だったことがそれを助長する一因となってしまいました。
川野の臆病さ、自己肯定感の低さは徹底しています(第23話で川野に心の中で語らせています)。誰かと話したり、仲間に入ったりすれば、まず自分の“フツー”じゃなさと表立って向かい合わねばならず、それに怯えてしまいます。一歩踏み出してしまえば、なぜ今までそんなに躊躇っていたんだろうと思えるのでしょうが、その一歩をどうしても踏み出せない人間です。
自分で自分を追いこみ続ける一方で性的なものへのあこがれが募り、いびつな行動に走り、そのことで新たなフツーじゃなさを自覚することになりました。川野の「体に触れあえない」を性嫌悪と言ってしまってよいものか、いまだに決め切れていないのですが。
編集済
第42話(最終話)への応援コメント
ハッピーエンドで、良かったです! 近況ノートにあった部分もふくめて、感想をかきます!
まず、登場する人々の葛藤する理由や気持ちを考えつつ、読んでおりました。
結婚をゴールとし、章くんと裕佳子さんの二人が、その過程で思い悩む場面もひっくるめて、私個人として印象に残ったこと。
『川野家と﨑里家が結ばれた』
と感じました。
ハクセキレイの物語だけでいえば、章くんと裕佳子さんの心の葛藤もすごく印象的なんですけど。
イソヒヨドリのイメージからくれば、川野竹史さんと﨑里祐介が結ばれたイメージ、なんです。
その、前作もそうでしたしたけど、親の立場とか想いとかも、複雑に絡んでいる気がするんです。
だからこそ、両家として結ばれた、凄い良かったな~って思いました。
そう思いました。はい (^^)
作者からの返信
もっこすさま
こんにちは。最後まで物語にお付き合いくださり、どうもありがとうございます! コメントにも、いつも励ましていただきました。
常に結婚がゴールであるとは思いませんが、こと、このふたりに関しては、結婚して「ふつう」の家庭を得ることがひとつのゴールでした。泣くことも多かったですが、ようやくここまでたどり着けました。
そして、ご指摘のように、祐介と竹史が間接的に結ばれた、の意味も大きいです。祐介と竹史にはそれぞれパートナーがいて(容子は亡くなりましたが)、ふたりがそのまま結ばれるということはあり得ません。そもそも祐介にはそんな気はないでしょうし、真弓と自分の家庭を再び受け入れた竹史にも、祐介への想いはありつつも、そうする気持ちはなかったでしょう。
でも、章と裕佳子のあいだに子供ができたことで、間接的に竹史と祐介の血を引く子供が芽生えることとなりました。「血をつなぐ」ことに強い思い入れを持っている祐介にとって、また、その祐介に手ひどく拒絶された経験のある竹史にとって、自分たちふたりの血がつながる子ができた、という事実は、衝撃的なものだったと思います。
「だからこそ、両家として結ばれた、凄い良かったな~って思いました」
ありがとうございます。そうおっしゃっていただけると、こちらもとても嬉しいです!
第42話(最終話)への応援コメント
ご結婚おめでとうございます。
今まで数多くの困難や試練を乗り越えて来たお二人、必ずや幸せな家庭を築いてくれるものと確信しております。
またご両親様におかれましても、永い年月を越えてようやく一つになれたこと、心よりお慶び申し上げます。
若い二人、またご両家様に幸多きことを願っております。
作者からの返信
北川聖夜さま
こんにちは。祝辞をありがとうございます。
本来、裕佳子か川野にお礼を言わせないといけないところですが、代弁させていただいて……
章と裕佳子はこれから伴侶としてふたりで歩んでいくことになります。まもなく子供も生まれます。章にとっては、あこがれつつも半分諦めていた自分の家庭です。幸せになってもらいたいものです。
竹史のわだかまりが昇華したかはわかりません。消えるものではないかもしれません。でもそれを抱えつつも、親戚となった祐介との新たな交流をうけいれられるような気持になっているのではないか、そう考えています。
第41話への応援コメント
最後に射場に戻って来るとは!そしてハクセキレイ!
おこがましいですが、私の大好きな伏線回収がここに来て!
感動です!
それに…。
そうですよね、川野君と裕佳子ちゃんのお子さんってことは竹史さんと祐介さん、お二人の血を繋いでいるわけですもんね!!
すごい!!
前作から拝読させていただいている身としては感動せずにいられません!
お見事です!!
作者からの返信
北川聖夜さま
わああ、すみません、こちらのコメント、見落としていました。
ありがとうございます! 弓道場の場面は絶対に欠かせないと思ってたので、共感いただけるのは嬉しいです。
すべて手探りで、あちこちぶつかりつつ(登場人物も作者も .^^;)たどり着いた結末でして、これでいいのかしらという思いがないわけでもありません。
ただ、章と裕佳子の子供なら祐介と竹史の血を引く子供にもなるという事実は、詭弁かもしれないけど、人によっては救いになるのではないかと思っています。
ありがとうございます。
第39話への応援コメント
一旦、色々コメントを書かせていただいたのですが、あまりにもセンシティブな場面ですので全消去しました(汗
何にせよ、まだ若いお二人がすごく大人に見えます。
頑張って下さいねー!
作者からの返信
北川聖夜さま
こんにちは。お読みいただき、どうもありがとうございます!
お気を遣わせてしまう内容で、なんだか申し訳ありません……。
コメントって難しいところがありますね。本当は忌憚ないご意見をみなさまからもっとお聞したいのですが、文字って残るのですよね。そう考えると、「おしえて! 書いて!」とごり押しはできないので、いろいろと考えてくださっているという事実をありがたく受け止めさせていただきますね╭( ・ㅂ・)و ̑̑
第41話への応援コメント
佐藤宇佳子さん、こんにちは。
お前を“指導”したのは、高校一年の一月が最後か?
もうね、私こういったの大好きなんですよ!
まさかイソヒヨドリからこの部分が繋がるとは思ってなかったです。
ここで…弓!? おぉぉぉ!
って感じです、はい(笑)
﨑里ちゃんのお腹に宿った命もね、おめでたいですし。
なにより、親戚関係になるっていう。
個人的には、祐介さんも竹史さんも結ばれたように思えたので、良かったです(^^)
作者からの返信
もっこすさま
こんにちは。コメントありがとうございます!
まずなによりも、もっこすさまには弓道関係のあれこれでお世話になりました。この場でお礼申し上げます。さらに、このあとの第三部『ハシボソガラス』でも、教えていただいたあれこれが生きてくる予定です。っていうか、謝辞にお名前をあげないといけないレベルですよね。
ここの場面、あるいは『ハシボソガラス』でも、「ん??」と首をひねるようなところがあるかもしれません。あれば、ぜひ教えてください!
「もうね、私こういったの大好きなんですよ!」
わあ、そうですか? なんだか嬉しいです(*´ω`*) そして、そうです、ここで、この話を締める最後の場面で弓、なのです。実際に弓道をやっていない私の「なんちゃって」描写と言ってしまえばそれまでなのですが、好きで知識を深めようとしているものにも、それなりに語ることはできるのではないか、そんな気持ちから弓について綴らせてもらっています。
「個人的には、祐介さんも竹史さんも結ばれたように思えたので、良かったです(^^)」
これもありがとうございます。自分と相手の直接の子供ができずとも、ふたりの血のつながった子供はできる、そこに多少の救いがあるのではないか、そういう気持ちです。
第三部の開始はまだ先になりますが、またお越しいただけると嬉しいです! 今後ともよろしくお願いいたします。
第42話(最終話)への応援コメント
おはようございます。
完結おめでとうございます!
普通じゃない人々のお話ですが、では普通とは何だろう?と考えるお話でした。
価値観は人それぞれですし、本人が幸せならそれで良いと普段から思っている私にとっては、紆余曲折しながらも二人が二人なりの幸せの道を歩んで行こうとしているところが良かったと思っています。
続編もあるとのことで楽しみにしております。
作者からの返信
雀さま
こんにちは。コメントをどうもありがとうございます!
いつも投稿とほぼ同時に拙作お読みいただき、ありがとうございました。読んでくださる方がいらっしゃるということは、心強いことでした。おかげさまで、なんとか第二部『ハクセキレイ』も完結を迎えられました。
「紆余曲折しながらも二人が二人なりの幸せの道を歩んで行こうとしているところが良かった」とのお言葉、嬉しいです。今回取り上げた問題に限らず、日本では「普通」の呪縛がまだまだ大きいなあと感じています。自分なりの幸せを追求することがいかに大事か、別の角度からも取り上げ続けていきたいと思っています。
次作の開始まで、しばらく間が開きますが、またお越しいただければ幸いです。
それでは、今後ともよろしくお願いいたします。
第42話(最終話)への応援コメント
完結、お疲れ様でした。
登場人物ひとりひとりの気持ちに寄り添いながら、はらはらしたり涙を流したり、さまざまな感情をめぐらせてきました。
惹き込まれながら、いろいろ考えさせられました。
次作も楽しみにしています。のんびりお待ちしてますね。
(*´ω`*)
作者からの返信
香坂 壱霧さま
こんにちは。
いつも拙作お読みいただき、コメントで応援していただき、どうもありがとうございました。おかげさまで、なんとか第二部『ハクセキレイ』も完結を迎えられました。
登場人物に深く寄り添い、感じ、考えてくださったのですね(*´∀`*) まだまだ粗の多い、つたない作品ではありますが、何かを考える小さなきっかけとなったのなら、本当に嬉しいことです。
次作はこれまでの二作を締めくくる話となります。開始までしばらく間が開きますが、またお越しいただければ幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。
第42話(最終話)への応援コメント
おはようございます。完結おめでとうございます。お疲れ様でした。
やはり物語はハッピーエンドがいいですね^^
結婚はゴールではなくスタートですが、燃え上がった二人が結ばれた…とは違って導かれるままに一緒になったというカップルの方が、意外と長続きするような気がしています。お見合い結婚てどうなんだろうと若い頃は思ってましたが、案外悪くないかもしれません。
なんか弓道って朝が似合いますね。佐藤さんの小説を読んだ影響でそう思うようになったのかもしれませんが…。
作者からの返信
十三岡繁さま
こんにちは。
いつも拙作お読みいただき、その都度コメントもいただき、どうもありがとうございました。おかげさまで、なんとか第二部『ハクセキレイ』も完結を迎えられました。
「やはり物語はハッピーエンドがいいですね^^」
これは、読み手として、まさに同意いたします。小心者なので、悲しい終わり方をしそうだとわかると、最後まで読めなくなったりします。
が、書き手としては、世の中そうそううまくはいかんだろう、とハッピーエンドにためらいを感じてしまうんですね。まあ、次作は短篇集(っていうのでしょうか?)なので、ハッピーもバッドも関係ない終わり方にできるかと思います。
恋であろうと何であろうと、激しく感情を動かされると、いずれ大きな反動が来て、そののちゆっくりと揺り戻して安定するのではないでしょうか。反動で負に振れてしまったとき、人によっては耐えきれなくなったりするのかな、と思います。
また、素敵なレビューもいただき、感謝いたします。
十三岡繁さまには、男性観点の貴重なご感想をいろいろいただきました。次作でも、違和感をお感じになったところなど、遠慮なくご指摘いただけますと幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。
第25話への応援コメント
こんにちは。
晩御飯を食べたあとでよかった……と思ってしまうぐらいには、飯テロ回でした。同時に色んな意味での告白回だったと思います。﨑里ちゃんの「章くんを私にください。私が幸せにしてみせます」カッコイイ……﨑里ちゃんの告白と複雑な胸中、川野くんの本気の焦り(事前相談なかったですもんね)、そして美味しそうなご飯、すごく好きな一話です。
作者からの返信
リオンさま
こんにちは。いつもお読みいただき、ありがとうございます。
「すごく好きな一話」と言っていただけると、嬉しくなります。ありがとうございます。
ご飯ね、特に『ハクセキレイ』では意識して詰め込んでみました。よく食べる母ちゃんとくるみがいるので、食事場面も書きやすかったですし。
このあと、もうしばらく﨑里ちゃんと川野の悩みは続いてしまうのですが、よろしければ彼らの歩む道のりを一緒にたどってやっていただければと思います。
よろしくお願いいたします。
第40話への応援コメント
おはようございます。
川野と父親の、人からは見えない関係。たしかにある、父と子の絆。
「あっけにとられた。そしてぞっとした。俺の知らん人になった、当初はそう感じて落ち着かない気持ちになった。」
ここが印象的でした。
崎里ちゃん、まだ安定期は先だろうけど、これがはじめの一歩。おめでとう!
作者からの返信
加須 千花さま
こんにちは。いつもお読みいただき、ありがとうございます。
川野と父ちゃんのやりとりの中で、変わっていく父ちゃんに川野が呆然とするところ、印象的だとコメントいただき、ありがとうございます。
親と子の関係って、これだと決まったかたちはないのだと思います。周りから見ると異常だ、子供が可哀そうだと思われるような関係でも、実は細やかな気遣いが隠れており、子供は親を慕っていることもあります(ただ、子供は虐待を受けていてもそれを認知できないことがあるので、判断には非常に注意を要しますね)。
ようやくのことで芽生えたいのちです。﨑里ちゃんにはしばらく無茶をせずに体をいたわってもらいましょう。
お祝いの言葉、ありがとうございました。
第40話への応援コメント
こんにちは
おめでとうございます。でも、安定期までは安心できませんね。無自覚なものも入れると、着床後の流産率は30%ぐらいらしいですが、女性が高齢になって妊娠しにくくなるのは、実は着床しても流産してしまうからだと聞いたことがあります。
男の場合、男親とはなんというか話しにくいなと感じているのは、自分だけではないと思います。なんでなんですかね?
作者からの返信
十三岡繁さま
こんにちは。早速お読みいただき、どうもありがとうございます。
そんなすんなりいくかいな、と思われる方もいらっしゃるだろう展開ですが、まあ、これまで散々泣いてきたふたりなんで、そろそろ終わりにしてあげたいと思い、こうなりました。初夏から通い始めた婦人科治療が功を奏したということで。
妊娠初期の流産は確かに怖いですね。どのくらい安静にしておけば安心なのか、それも一概には言えないでしょうが、電車に飛行機にバスを使って8時間くらいかかる移動をさせていいんかなあ、と思いながら書いています。
親との距離感って、自分が普通じゃなさそうなので、何が一般的なのかまったくわからないです。男女差や世代差という系統差も個人差も大きくて、リサーチが難しすぎると感じます。
編集済
第38話への応援コメント
おお、ついに川野君渾身の一言!!
裕佳子ちゃんに「男らしいところ」を持って行かれることも多い?ですが、今日は決めましたね!!
※私の作品へのお星様&素敵なプレビューをいただき本当にありがとうございました。
プレビューだけでも佐藤さまの文才を感じて感動しております!!
作者からの返信
北川聖夜さま
こんにちは。コメントをありがとうございます!
はい、川野も今回は頑張りました。いつもは押されて引きずられて、ずるずる……、ちょっと可哀そうになるくらいですが、今回はたぶん自分の意思で自分の口でしゃべっています。
あと三話(というか、実質二話)、今週土曜日で完結予定です。あとしばらく、どうぞお付き合いください。
文才、欲しい……
第39話への応援コメント
こんにちは
理系一家の話し合いですね^^。昔の我が家みたいです。ただうちは母が理系では無かったので、もっと感情的だったり観念的な話も挟まってきました。川野君のお父さんは理系でしたっけ?
現代の複雑化した社会では、人を理系と文系に分けて考えるのはナンセンスだという声も多い様ですが、教科の問題ではなく思考特性として大きく分類できるように思います。
朝からなんですが、性的行為も色々なバリエーションがあるので、折角行うのであればどうすれば楽しめるかを、二人には分析追及して行って欲しいなと思います。
作者からの返信
十三岡繁さま
こんにちは。いつもお読みいただき、コメントもいただき、励まされております。
川野のお父さんは工学部および工学研究科出身なので理系です。
理系だからって感情的ではない、ってことはないですよ。十三岡繁さまのご家族が特に穏やかで理知的だっただけかもしれません。理系ど真ん中の職場でも感情的でどろどろの沼になっちゃってるところだってあります。
ええと、今、日も沈んだので、性的行為の話をするにはもってこいの時間帯……ではなくて、これは、川野と﨑里ちゃんには無理ですかね。ふたりとも子供を作る手段ということで、いやいややってるだけなので。﨑里ちゃんには不快以外の何物でもない、川野はに……どうなんでしょう? 気持ちの良い瞬間もある、ってことなんですかね?
第6話への応援コメント
﨑里ちゃんって「あなたのため」という顔をしながら一貫して「自分のため」にしか行動してないように見えるのは……私だけなのでしょうか……?
川野と矢野くんを勉強会で引き合わせたと思えば、懲りずに今度は親世代をだまし討ちで引き合わせる。それって本当に親切なのか、第三者が安易に踏みこむべきでないセンシティブな問題をなぜこうも勢いでぶつけてしまうのか、結果が良ければその過程に潜む暴力性はお咎めなしなのか……と悶々としてしまいました。
﨑里ちゃんの「避妊には気をつけてる」発言は、個人的にちょっときつかったです。﨑里親子の間では通じるジョークなんでしょうが、逆を言えばその他の人には冗談に聞こえないですよね。川野は「嘘は言ってない」と彼女をかばいますが、あの場のニュアンス的には「私たちお盛んにやることやってる彼氏彼女です」としか聞こえず、必然的に川野は異性愛者のふりをしなくてはならない。その時点で川野の同性愛性は抹殺され、川野は自分で自分のこころを殺すような嘘を吐くことになります。
多くの当事者にとって、この「嘘をつく瞬間」の積み重ねがゆっくりとこころをすり減らす一因なのですが、﨑里ちゃんはその苦しさを軽視していたようですね。曖昧にグレーでごまかしてもよかったところを、なぜあえて白黒はっきりさせてしまったんだろう……。自分の意志で嘘をつくならまだしも、他人から嘘をつくよう仕向けられるのは、その人に自分を間接的に否定されたも同然に思えます。まぁ非当事者でまだ高校生の彼女にここまで思い至れというのも無理な話かもしれませんが。
そんな彼女をやたらヨイショする川野親子もちょっと謎というか、この人たちどんだけ自己肯定感が低いんだろうと不安になります。
私の読み方が特殊なだけかもしれないので気にしすぎないでほしいのですが……。ただ、当事者性に関することは、違和感があれば都度伝えさせていただこうと思うのでご容赦ください。
作者からの返信
小葉さま
こんにちは。コメントをありがとうございます。
ここまで読み込んでいただき、貴重なご意見をいただけることに感謝しています。周囲の雰囲気で嘘をつかせられることが当事者には非常に苦痛であるとのお言葉、忘れないようにします。
登場人物のふるまいは作中の役どころいかんですが、いかなる方向に物語を展開させようと、作者が上記を念頭に置いておかねばならないことは間違いないですね。自分が「逃げる」ことに慣れ過ぎ、「逃げられない状況で嘘をつかざるを得ない」苦しさに思い至らなくなっていると気づかされました。
小葉さまを悶々とさせてしまった﨑里ちゃんの行動は、主に、私自身の知識の浅さ・想像力の欠如それにバランス感覚のなさから生じるゆがみに起因していると思います。バランス感覚に欠ける人間が知識を一個人の経験に委ねてしまうと、ゆがみがはなはだしくなること、身をもって感じています。
﨑里ちゃんの暴力的ともいえる行動の根幹をなすのは不安です。常に怯えがあるからこそ、大事な人を傷つける恐れのある行動を突発的に取ってしまう、そんな人間として描いています。
川野親子の自己肯定感は登場人物中の誰よりも低く、必然的なものとして描いています。
小葉さまからのご指摘にはたびたび打ちのめされるのですが、同時に自分では見えないものを浮き上がらせてくれるので、とても楽しみでもあります。今後の展開が小葉さまをうんざりさせてしまわないことを祈っております(いや、祈るというのは、つまり、うんざりさせてしまう展開だろうと察しているからなのですが……)。
編集済
第15話への応援コメント
﨑里さんのおかげで矢野っちと結衣ちゃんは付き合い結婚することになったが、﨑里さんのおばあさんが亡くなったんですね?可哀想に母親代わりの様なおばあちゃん。
益々複雑にどうなっていくのか、同性愛者とか書いてあったので進展が楽しみです。
いつも、いつも、私のつたない作品に目を通して頂きありがとうございます😄
作者からの返信
tamaちゃんさま
こんにちは。いつも拙作をお読みいただき、どうもありがとうございます。
﨑里ちゃんのおばあちゃん、亡くなってしまいました。そうです、まさにお母さん替わりのような存在でした。この喪失感は﨑里ちゃんのメンタルにかなり来ていると思います。
行ったり来たりで進展の遅い話ですが、お付き合いいただけると嬉しいです!
第18話への応援コメント
佐藤様
こんにちは。
まさかの再会と、川野くんのカミングアウト、それを「ありがとう」と受け入れてくれる矢野くん……世界がこうだったらいいなと胸がじんわり温かくなりました。
八年間の片思い、実りはしませんでしたが、これで昇華できるのかな〜と期待を寄せています。
作者からの返信
リオンさま
こんにちは。いつも拙作お読みいただき、ありがとうございます。
矢野くん、かなり器の大きな人間でした。人によっては蛇の生殺し、ともなりかねない展開なのですが、川野は好きな人から振られることより、同性愛者ということで拒絶されることを怖がっていたので、そうならなかったことで安堵したことと思います。吹っ切ることは難しいと思いますが、苦しみの色合いは、確かに変わったんじゃないでしょうか。
蛇足ですが、もしかしてこれまでのコメントで間違って「リオナさま」と書いたことがあったなら、すみません!
第38話への応援コメント
こんにちは
婿養子に入るときのプロポーズって、何て言うのが正解なのか思わず考えてしまいました。
「お嬢さんを私にください」ではなくて、
「私を家に入れてください」ってなるんですかね。
婿養子に入りたい主人公の『逆玉ボーイ』とか、ドラマ化出来そう。人気は…出なさそう^_^;
作者からの返信
十三岡繁さま
こんにちは。コメントありがとうございます。
『逆玉ボーイ』に思わず笑ってしまいました。専業主婦も一時期より狙う人が増えているそうですから、逆玉だって人気出るんじゃないですかね。いやでも、そのドラマのターゲット層はどこになるんだろう?
「家に入る」という概念自体、いまや大っぴらに口に出しにくいですよね。そのわりに「入籍」という言葉を若い人が使うのが不思議です。聞くたびに「再婚だったん?」って突っ込みたくなります。
第12話への応援コメント
佐藤様、こんにちは。
﨑里ちゃん思い切った提案をしましたね。本気で考えていることなのでしょうが、精神的に不安定な状態なのは確かですね。一線を引いている川野くんと、危なっかしい﨑里ちゃん。パズルのピースのように波長が合う二人なんだろうなというのを感じます。ただ、どこかぎすぎすとしている雰囲気がなのが、この二人らしくて好きです。唯一無二の関係性ですね。結婚や恋愛関係について考えさせられます。
また、拙作へのレビュー、ありがとうございます。佐藤様のお気に召したようでうれしいです。この場でお礼申し上げます。
作者からの返信
リオンさま
こんにちは。コメントをどうもありがとうございます!
相変わらず押しの強い﨑里ちゃんと、ちょっと腰の引けてる川野、ですね。はたから見てる分には微笑ましいのですが、きっと川野はいつもひやひやしていることでしょう。
﨑里ちゃんからの提案(これはプロポーズと言っていいのか??)、現段階ではまださほど本気にしていない川野ですが、今後彼女との関係の中で、その気持ちにも変化が現れます。うだうだした話となりますが、よろしければお付き合いいただけると嬉しいです。
リオンさまの短編、引っかかることなくするりと世界に入り込み、入った瞬間、足元でぱん、ぱんとはじけるねずみ花火に飛び上がったような印象でした。文体が好きです。
第36話への応援コメント
佐藤宇佳子さん、こんにちは。
物語を読んでいて、ちょっと思ったことがありました。
実際に、こんな人がいたよ、って話になるんですけど……
それはですね、妊娠の仕方についてです。
近年では晩婚化ってものあり、不妊治療を受ける方が増えてきていると思うんです。
最近では保険適用になりましたけど、その以前は結構お金がかかってたと聞きました。
もちろん晩婚化以外にも、理由があるのは理解してます。
それでですね、とある方は不妊治療に通ってる方で、なかなか妊娠せず、こんな事を言ってました。
『なんのために、こんなにもお金と時間をかけてるんだろう。子供なんてすぐ出来ると思ってた』って。
結果的に、病院で妊娠しやすい日を分析して(タイミング法??)、授かる事が出来たそうで『子供は宝物』と言ってました。
まぁ、実際やはり大変な部分もあると愚痴ってましたが(汗)
ふと、この回を読んで思ったんですね。
妊娠する形はどうであれ、やはり授かれる事って、ありがたい事なんですね。あらためて思いました。
あたり前があたり前に感じてない人の気持ち、深く考えてしまいますね~。
作者からの返信
もっこすさま
こんにちは。いつもお読みいただき、コメントもお寄せいただき、ありがとうございます。
不妊治療には時間や精神的な問題が付きまとうだけでなく、ご指摘のようにお金もかかりますね。保険適用になったいま、以前よりははるかに楽になったのでしょうけれど、それでも収入のない学生や働き始めたばかりの若者には手が出しにくいものかもしれません。
『なんのために、こんなにもお金と時間をかけてるんだろう。子供なんてすぐ出来ると思ってた』
悲しい言葉ですね。三十前くらいまでに子供を作れるような社会になれば、上記のような苦しみを味わう人の数もずいぶんと減ることでしょう。不妊に悩んでいた上記コメントの方が、タイミング法で授かったというのは、嬉しいことですね!
妊娠すること、そして無事出産すること、それに成人するまで育て上げること、どれも親の生活のかなりの部分を捧げねばできない大仕事だと思います。
それと同時に、授かることも含め、不測の事態をすべて避け、無事に子供を育て上げられることは、奇跡にも近いと感じます。
貴重なご体験とコメント、参考になります。ありがとうございました!
第36話への応援コメント
体外受精でのお子さん、結構な割合でいるのですね。全く知りませんでした。
それを知ると尚更「フツー」と言う言葉の持つ「普通でなさ」を感じます。
「ふつうかふつうやないかっていうのは、比較対象をどこに取るかによる」
確かにおっしゃる通り!
作者からの返信
北川聖夜さま
こんにちは。いつもコメントをありがとうございます!
そうなのですよね、執筆しているときにちょうど2021年の体外受精で生まれた子供数の調査結果が報告されていたのです。2020年はコロナの影響があるので外すとして、2019年の調査結果では14人にひとり、2018年には16人にひとりでした。それが11人にひとりとなったわけですから、かなりのスピードで比率が上がっていますね。
今の時代のフツーってなんだ? って祐介でなくとも言いたくなります。
編集済
第36話への応援コメント
こんにちは
﨑里ちゃんが人工授精で生まれてきたという話は前に出ていましたっけ?歳をとると物覚えが悪くなるので、連載小説も最後にまとめて読み返さないとダメですね^^;。
生殖補助医療もどんどん進歩して行って、最後はどこまで行くんでしょうね。既に現在でも遺伝子に関わる部分は、経験則を遥かに超えてしまっているような気がしてちょっと心配です。
将来本当に男性同士、女性同士で子孫を残せるようになってしまった場合、同性愛者はどういう選択をするんでしょね?そんな事を考えていて、男女の区別がなく精神的にも肉体的にもひとつになってしまった未来社会…なんてSFネタを思いつきました。
追記>今読み返してみました。『イソヒヨドリ』でかっちり出てきてますね^^;。それを失念していたので『ハクセキレイ』の23話でもピンと来てませんでした。続けて読めば分かりますね。しかし『イソヒヨドリ』から『ハクセキレイ』まではやや時間が空いたので、連続で読む人以外にはもう少し匂わせたほうがいいのかもしれないなと思いました。
作者からの返信
十三岡繁さま
こんにちは。いつもコメントをありがとうございます。
﨑里ちゃんの体外受精の件については、『イソヒヨドリ』の第69話、お父さんが年末に来た時におばあちゃんの言及で﨑里ちゃんが知り、それを『ハクセキレイ』の第23話で川野に伝えています。いや、伝えたつもりなのですが、わかりにくいかもしれません。もし再読なさって「わからんわ!」ということでしたら、ぜひ教えてください。
「男女の区別がなく精神的にも肉体的にもひとつになってしまった未来社会…なんてSFネタを思いつきました」
サナダムシのようですね。むしろ退化と言えるのかも (^^)。
男女接合体だか包接体のような個体になった場合、生殖はどうなるんですかね? 男女の体が融合したようなものだと考えると、自家受精も他家受精も行けるわけですが、多様性を守るためには自家受精禁止令とか出たりするんだろうか、なんて考えてしまいました。遺伝子型は 4n になるわけではなく、2n でキメラみたいになるんでしょうか? その場合、生殖は卵ふたつが同時に授精して融合するような形で胎児になるんですかね? 妄想が広がります。
第4話への応援コメント
こんにちは。
前作の流れを知っている身としては、あの食事会の続きが見れることに歓喜し、﨑里ちゃんの二人を会わせる大胆な行動に目が白黒し、二人が穏やかに会話している姿に胸をなでおろしました。情緒がジェットコースターのように高下してます。
川野くん視点だと、想像していた以上に綱渡りなのが分かってハラハラしました。
作者からの返信
リオンさま
こんにちは! わあ、こちらにもお立ち寄りいただき、どうもありがとうございます。
本作、ミステリー枠でもなく(いや、前作だってまともなミステリーではない……)、やや性的表現も多めで、人によってはうんざりしてしまうかもしれません。リオンさまをご不快にさせない話が多いことを祈っております。
食事会―川野の目線バージョンをお楽しみいただけたようで、嬉しいです。
あの食事会は、精神的に不安定だった﨑里ちゃんが頭をひねって画策しましたから、いろいろと綱渡り状態です。慎重派の川野にとっては、度肝を抜かれる展開でした。「うまくいったからよかったものの、もし祐介さんがそのままそっと扉を閉じて川崎に帰ってしまったり、祐介さんを見た瞬間に竹史が家を飛び出していたらどうしてたんよ?!」とあとあと心の中でぼやいていたに違いありません(笑)。
コメントありがとうございました!
第35話への応援コメント
さてさて祐介義父はどう言う意見なのでしょう?とても気になります。
川野君と裕佳子ちゃんがお互いのことを深く思いやっている姿を見ると、「フツー」ではないことによってより大人になったのではと感じます。
試練は人を磨く、と言いますか…。
お話も後半かと思いますが、どうかお二人に幸せなエンディングとなりますように!
作者からの返信
北川聖夜さま
こんにちは! いつもコメントをありがとうございます。
祐介は現代の若い人の目にはかなり偏った考えの持ち主と映ると思います。何度か出ていますように、家を継ぐことをかなり重視していますから。次回、主張を繰り広げてくれますので、どうぞお楽しみくださいー。
はい、「フツー」でないこと、実はさほど異常でもなかったこと、自分以外にも「フツー」でないことを悩んでいる人はいるのだということ、それぞれを理解して、川野と﨑里ちゃんの結びつきはより深まったかもしれません。
いびつなお話も、そろそろ終盤です。最後までお楽しみいただければ嬉しいです (^^)
編集済
第35話への応援コメント
おはようございます。
なな、なんと、川野、将来の義理のお父様に突撃アタック!!
フツー。
同性愛者である告白。
こども。
不妊治療。
川野と崎里ちゃんは、どこへ向かうのかな……。
作者からの返信
加須 千花さま
こんにちは。いつもお読みいただきありがとうございます。
はい、祐介のところへやってきました。川野家で、それに﨑里ちゃんのばあちゃんの葬儀で会っているとはいえ、ふたりで会って話をするのは初めてです。川野にしては思い切った行動です (^^;)
考えねばならないことに乗り越えねばならないこと、問題は山積していますが、言ってみればなるようにしかなりません。川野にもやるだけやってもらい、あとは出たとこ勝負に任せます(笑)。
コメントいつもありがとうございます!
編集済
第35話への応援コメント
こんにちは
いくら顔見知りでも、交際相手のお父さんに相手の承諾を得ずに会いに行って、子作りの経過を話すというのはなかなかの難易度ですね^^;。私にはちょっとできそうにないです。
逆に父親の立場で考えた場合、自分の娘の体の状態を本人の知らないところで報告されたとしたら、ちょっと冷静でいられる自信が無いです(既に娘婿になっているのであれば別ですが)。裕佳子ちゃんの事を思ってこその川野君の言動だとは分かっていても、そこはまず娘の口から先に言って欲しかったと思うでしょうね。
追記>あーうちの娘なら言わないでしょうね^^;。でもちょっとうちも特殊で、私が血縁とかあんまり気にしないというのを娘も理解しているので…。しかし父親が跡継ぎに拘っていて(血縁関係が必要かどうかは分かりませんが)、自分にはその可能性が低いとなればやはり話すのではないでしょうか?不妊治療に対して金銭的援助も得られますし…。と、真面目に考えすぎですね^^;。
作者からの返信
十三岡繁さま
こんにちは。早速お読みいただきありがとうございます。
このあたりの話題、なかなか常識とのバランスが難しいですね。
川野は祐介について風変わりな人間だと聞かされており、初めて会った高校一年の時には﨑里ちゃんの「避妊してるから」発言に「そうか」とすんなり納得したのを見ています。さらに後継ぎに強くこだわるということも竹史から聞いており、結婚前提の二人が子供を作ろうとしていることについて反対しないだろうと考えていた、ということですね。
むしろ娘から父に自分の生殖上の問題を告げるというのが私には想像できないのですが、娘と父の間柄は一般的にそれくらいオープンなものなのでしょうか?
貴重なコメントありがとうございました!
追記へのご返信)
これまた貴重なご意見ありがとうございます。まじめに考えていただけるのはありがたいです!
裕佳子は父が(おそらく血縁ありの)あとつぎについて執着していることを知っており、意識下で不快に思っているのではないでしょうか。高校生の時に、父の「男だったらよかった」発言を聞き、母を子供を産むためだけの存在だと思っているのではないかと不信感を抱きました。川野のために子供を産んであげたいという気持ちはあるものの、父のあとつぎ願望を満足させるのは不本意だと思い、それにかかわる話を積極的にはしない気がします。
祐介が娘の体の不具合を他人から聞くことを不快に思うのではないかということ、これはなるほどそう言う見方もあるんだなあと気づかされました。ただ、祐介の母の死以降(再び)娘との交際が始まり、定期的に二人で過ごしている相手に、祐介が他人以上の感情を持っていたことは確かだと思います。
第34話への応援コメント
母ちゃんが全部言ってくれてますね笑
問題の大部分をこじらせた原因は父ちゃんの条件ですね。
傲慢だし、自分の妻に対する侮辱でもあると思ったのですが、気づけないものなのかな、とも感じましたが、私たちは誰でも自分の恵まれた部分にはなかなか気づかず、不満や不足ばかりに目が行きがちなもの、ということなのでしょうか。
子供は当たり前に授かるものではなく、必ずしもそれを目的に結婚することがスタンダードな世の中でもない。結婚の動機付けは、結局は当人達自身が互いにコンセンサスを得るしかないのはどの夫婦でも同じですね。言い換えれば、誰でも大なり小なり歪な所があるもの。
きっと矢野夫婦にも! でも完璧矢野くんにはそんなもの無い方が物語の対比としては面白い、のか!?笑
どんな形であれ当人たちが納得する点をしっかりと持っていれば、恐れることはない、あるいは、二人で恐れて進んでいくしかない、それが人生で、そもそも一緒にいてくれる人に巡り合えるだけで奇跡だぜ、超ラッキー、と改めて感じさせていただきました(*^^*)
二人は決定的に言葉が足りてないようなので、もっと話し合えると良いですね。川野は懐の広すぎる人なので、裕佳子はぜひ逃さずゲットしてほしいものです( •̀ㅂ•́)و
竹史が条件までつけて懸念したことが、祐介に対する遠慮や引け目が働いたのだとしたら、それは裕佳子達には関係のないことで、竹史が自分で解決すべきことですが、穿った見方かな(^-^;
内面が見えにくいので、きちんと整理できてるのかな、と思う所もあるので、そうだとすれば乗り越えて欲しい、というか、どうなることやら、と不安を感じさせる人物なので先行きが気になります。
自分の息子に対して、もっと幸せを願って言葉をかけてあげたい所を、自分自身を認め切れていないことが、同じ性質を抱える息子の行動に対して拘りが出てしまっているのかな、と感じさせられました。
それと、父ちゃんには自分の妻がどれだけ肝の据わった素晴らしい女性か、もっと実感して感謝を表明してほしいですね!(スミマセン(^-^;)
作者からの返信
カワセミさま
こんにちは。コメントありがとうございます。重要な課題を認識させてくださり、感謝しております!
登場人物を傲慢でこじらせ系で理解しづらい人間として肉付けしつつ、それでもどこかに魅力を潜ませるということの難しさを痛感しています (ノд-`)
カワセミさまをはじめ、心理描写に重きを置いてご執筆なさっている書き手の方々からは、竹史がことさら不評です (^^;)。私にとっては、この程度のひずみを持った人間は普通にいるだろうという認識だったのですが、ひどすぎると感じられる方々もいらっしゃるのですね。執筆するうえでのスパイスの匙加減と言いますか、書き手の心にある定規の精度・確度に意識的でないといけないなあと思わされております。それに気づかせてくださる貴重なご意見、本当にありがたいです!
『ハクセキレイ』では竹史の魅力を潜ませづらい展開だったのは確かなのですが、それでもにおわせられないこともなかったはず。今後の課題として受け止めたいと思います。
竹史の条件はナンセンスで、それをナンセンスと感じさせない肉付けも不十分だと感じています。彼の子供へのこだわりは祐介に対する気持ちに整理がついていないことと、自分の指向に対する劣等感の現れですね。本来、祐介ではなく川野(章)の側に立ち、後継ぎプレッシャーからむしろ守ってやるべき立場だったのに、真逆をやっているということは、本人も自覚していると思います。
母ちゃんには、再同居を申し出たときに、何か不完全ながらも (^^;) 謝罪と謝意を口にしていると思われます(一人称小説だと、そのあたりを入れづらく、言及できませんでしたが)。でも、間違いなく、真弓じゃなきゃ納得しないような言葉だったでしょうね (^^;) 入れられそうなら、第三部(『ハシボソガラス(仮題)』)で入れてみようかと思っています。
第34話への応援コメント
川野君も話せる相手がいてよかったです。みんな悩みを抱えて生きて来てるんですね。そしてこれからもまた。
何度かコメントさせていただきましたが、川野君と裕佳子ちゃんは性的行為を除けば完璧な関係と思います。
二人を見ているとセックスレスの夫婦や、あえて子供を作らない夫婦、子供が授かっても虐待してしまうケースなど、色々なことと比較して考えてしまいますね。
これだ! と言う答えがないのがもどかしいと言うか、それともそれだから面白いのか。
作者からの返信
北川聖夜さま
こんにちは。いつもお読みいただき、コメントもいただき、どうもありがとうございます!
川野とさばさばした母ちゃんの関係は良好で、何でも、というわけにはいきませんが割といろんなことを相談できます。頼もしい存在でもあります。
川野と﨑里ちゃん、お似合いですか? 北川聖夜さまにそう言ってもらえると、とても嬉しいです (*´ω`*) ありがとうございます。
それぞれ違う人が好きという奇妙なつながりではありますが、少なくとも互いのことを真剣に考え、一緒に悩み、思いやる関係を構築しています。相手に恋はできないけれど、愛してはいる、そんな関係ですかね。
「これだ! と言う答えがないのがもどかしいと言うか、それともそれだから面白いのか」
このもどかしさ、私の書きぶりのまわりくどさにも由来するかも (^^;) もう少しね、スマートに書けるようになりたいですね。
第34話への応援コメント
おはようございます。
「結婚して子供を授かるのは、当たりまえのことじゃない。そこは勘違いしたらいけん。」
そう、そうなんですよ。本当に。
結婚して、子供がない夫婦は、フツーにきかれる事。
「お子さんはまだ?」
作者からの返信
加須 千花さま
こんにちは。いつもお読みいただき、コメントも下さり、どうもありがとうございます!
いろんな考え方があるとわかっていても、言われて不快になる言葉ってありますよね。人と会話するとき、自分の「普通」が誰にとっても「普通」というわけではないと心得ていないとなあって思います。多勢に与しているという安心感の暴力は、本当に怖いです。
川野の母ちゃんは「普通」でない結びつきで父ちゃんと結婚したので、そのあたりは実感していました。
母ちゃんが父ちゃんにひとこと言ってくれたらいいんですけどね。
第33話への応援コメント
おおっ? 川野君、自分でも知らない自分に気付いたのかな?? これはわずかながら光が見えて来た??
一方、裕佳子ちゃんはどうなんだろうか?
う〜ん、ミステリより難しいですね。
ただ一つ、わかっていることはパイが美味しそうってことですね!(^O^)
作者からの返信
北川聖夜さま
こんにちは。いつもコメントをありがとうございます!
川野は今まで感じたことのない気持ちよさをひととの触れ合いで感じられたようです。ただ、それを感じるようになるまでが、かなりきつそうですけれど。
裕佳子は精神的に川野に好意を持っている(愛しているとまでは言わないですが)、抱きしめられるのは好き、それ以上の性行為は嫌い、なので、川野がハグOKになれば、それなりに楽しい生活をふたりで送っていけるんじゃないかって思います。
パイ、おいしそうなんですよね。でもうちにはフードプロセッサーがない (^^;)。手でこねるのはハードルが……。
第33話への応援コメント
こんにちは。
……そうか、川野、そうか。
崎里ちゃんが大事で、接触は「ぞわっ」とするけど、同時に抱きしめたい、とも思っている。
とうとう、両立することを知った。
一方、崎里ちゃんは、ベッドインはあくまで子づくりのためで、川野だって無理してるし、自分も不愉快な行為、から、進めていないのかな。
(今はショックな時なので、悪い面だけを誇張して言ってる可能性も有り)
川野の、強く強く抱きすくめられた腕のなかで、その胸で、崎里ちゃんはどんな感情が込み上げたろうな……。
作者からの返信
加須 千花さま
こんにちは。いつもコメントをありがとうございます。
川野が、多少なりとも抱きしめたい気持ちを﨑里ちゃんに感じるようになったのは、良いことです。そうじゃなきゃ、辛すぎますもんね。でも、そう感じつつも、やっぱり気持ち悪いという、むしろこの状態のほうが辛いのかな。
一方の﨑里ちゃんは、おっしゃるとおり、今はまだショックから立ち直れておらず、冷静な判断はできていません。彼女の、性行為は不愉快なものという認識は簡単には変わりそうもないです。
このふたりには彼らなりの幸せの形があると思うのですが、こだわりや相手への思いやりが邪魔をして、「ふつう」じゃないけれど「自分たちなり」の幸せがそこにあるにもかかわらず、それを楽しむことができません。﨑里ちゃんのショックが落ち着くのを待つしかないですね。
コメントありがとうございました。
第33話への応援コメント
こんにちは
川野君は女性に触れられるのが苦痛なわけですが、唯一無二の存在の母親に頭を撫でられるのは苦痛ではないんじゃないでしょうか?
昔は肌を触って快感を得るのは痛覚のバリエーションだと思ってましたが、人間には「撫でられて心地よい」という感覚のための専用の神経(C触覚線維)があるんだそうです。彼らの場合は精神的な所からそれが不快になるんでしょうけど、勿体ないですね。勿体ないという表現もなんですが…。
作者からの返信
十三岡繁さま
こんにちは。いつもお読みいただき、コメントもお寄せいただき、ありがとうございます。
発達障害に感覚過敏という症状があり、それがある子は、母に頭をなでられたり手を繋がれたりするのも激しく拒絶するようです。幼少期から身近にいる人間に対しても、同様の衝動に襲われるようです。もちろんその症状に強弱あるとは思いますが。
C触覚繊維、知りませんでした。ちょっと調べてみようと思います!情報ありがとうございます。
快感をひとつ楽しめないのはもったいないことではありますが、その分、他の快感を楽しめるのかもしれません。
第32話への応援コメント
こんにちは。
崎里ちゃん、辛いなあ……。
川野が、優しい。
本当、すごく、優しい。
崎里ちゃんは、自分が川野を振り回してる自覚はあるんですね。
高校生のころから……。
作者からの返信
加須 千花さま
こんにちは。コメントをありがとうございます。
自然妊娠はおそらく無理だろう、ぎりぎりの精神状態だったときにそう宣告されたことで、川野は子供へのこだわりを吹っ切ることができました。
川野の中でそのこだわりが消えると同時に昔の優しさが現れてきました。ずっと変わらず優しさはあったのですが、自分の苦しさでいっぱいいっぱいで、人に優しく接する余裕はなかったんですね。
﨑里ちゃん、川野を振り回していた自覚はあったそうです(笑)。ぶんぶんっと。
編集済
第32話への応援コメント
なかなかこじれてしまってますね。
でもそんな中でもパイは美味しそう!
川野君、本当に良いお母さんになりそうなんだけどなー。
作者からの返信
北川聖夜さま
こんにちは。いつもコメントをありがとうございます。励みになります。
「川野、良いお母さんになりそう」コメント、ありがとうございます~ うんうん、私もそうだと思います。このペア、どう見ても、川野がお母さん、﨑里ちゃんがお父さんですね。
パイは実はネタありです。これが本当に簡単で美味しそうでして(実はまだ作っていない (^^;))ネギを加えたのは川野のアレンジです!
https://jp.rbth.com/cuisine/87862-tatar-pie-elesh
第32話への応援コメント
こんにちは
なかなかに深刻な話ですよね。
子供が欲しくてもできない夫婦が多い中で、虐待死をさせる親とかがニュースで流れると本当に腹が立ちます。日本も里親制度をもう少し使い勝手良くした方がいいように思います。
しかし川野君は男の一人暮らしで、フードプロセッサーやらオーブンやらが部屋にあるというのは、やはり相当の料理好きですね。その道でも食べていけるんじゃないでしょうか?金属部品加工と料理は実は似ているんじゃないかと思います。
作者からの返信
十三岡繁さま
こんにちは。コメントをありがとうございます!
子供の虐待のニュースを聞くと、いたたまれない気持ちになります。家庭しか居場所のない幼児がその家庭で虐げられ、場合によっては命を落とすなんて、これ以上あってほしくないです。「子は親に属するもの」「子は親といるのが何よりの幸せ」という考え方を見直し、中立的な組織が家庭にもっと介入しやすくできないものでしょうか。
男の一人暮らしでも、最近ではいろいろ調理器具を持っているものではないですかね? 調理器具も廉価になりましたし。もしもめでたく子供が生まれたら、川野には川崎で食堂のおっちゃんでもやってもらいましょうか?
編集済
第31話への応援コメント
深夜にこんばんわ!
今回は見出しで殺しにくるか……と思ってたら本文でもきっちり刺されました。ビックリしました。
「よし、明日の公開分の誤字脱字チェックしたぞ!読めてなかった分読んでおこ〜っと」なんて気分でマイページ開いたらですね……。
ビックリしましたよね。もちろん、あの不安な感じからどこかしら予感はありましたが、それにしても、その大見出しからこの大見出しなのかい!うまくいかないのかい!どっちなんだい!と、なかやまきんに君になりましたね。
うまくいってくれ……そう思って読み進めたら、[29話]おお!?これはまさかうまくい[30話]かないんかい!そうなのかい!とまたなかやまきんに君になりました。
何を大袈裟な、と思われるかもしれませんが、本当に転げました。この書き込み時間が証拠です。いやー、いま自分はバイオレンス小説書いてるつもりなんですが、間違ってました。自分が書いてたのは童話でしたね。桃太郎的なアレです。本物がここにありました。
幸せになってほしいんだっ……!
作者からの返信
井戸端じぇったさま
こんにちは。熱いコメントありがとうございます(笑)。バイオレンス作家をのたうち回らせる展開でしたか。あやや、川野・﨑里ちゃんがだんだん可哀そうになってきました(お前が言うか……)。
くどいと自分でも思っているのです。現実と小説は違うんだから、「そんなうまくいくわけねえわ」をそのまま流し込んでも、まともな小説の体になるものではないというのはわかっています。でも、やっぱり、おとぎ話ちゃうんやから……が勝って、ついくどくどとあんな失敗、こんなトラブルを重ねちゃうんですね。登場人物にはいい迷惑です、はい。
もうしばらくぐだぐだしますが、11月中旬(お、奇しくも小説の季節感と合致!)には片が付きます。どうぞ、見守ってやって下さい!
引き続き、よろしくお願いいたします。
第31話への応援コメント
こんにちは。
順番をだいぶすっ飛ばしてしまって、先にこちらにお邪魔します。
ブランボラーク、こんな風につくるんですね。私はできたのを食べるだけでしたので、、、言われてみれば、ニンニクも入っていたような。
ウルケルはプラズドロイの方がチェコ名でしたか。ふつうにウルケルって書いてあるしそれで通じるので、正式名と思っていましたが、ドイツ風の通用名で定着しちゃったというとこでしょうか。
それから、本編です。『イソヒヨドリ』からだいぶん時が進んだようですね。高校生の二人を思い浮かべていたのでびっくりです(^^) ふむふむ、彼らにそんな未来が・・・なんて思いながら、明日からまた『イソヒヨドリ』に戻ります!
作者からの返信
久里 琳さま
こんにちは。お読みいただき、ありがとうございます!
強引にこちらにお招きしちゃって、失礼いたしました。本編お読みくださっているときに、これはちょっとどうかなあと思いつつ、でもブランボラークは今読んでいただきたいなあ、と思いまして……。
もしも本編、気に入っていただけましたら、引き続きお読みいただけると嬉しいです!
本場で召し上がったブランボラークは格別のお味だったと思います。日本の食材をアレンジしたこちらのブランボラークも、あっさり目のなかなかの味でした。
ウルケルですが、そうなのです、チェコ語ではプラズドロイなんです。なぜウルケルというドイツ語名でしっかり定着してしまったのか、不勉強なので知らないのですが、もともとチェコとオーストリア・ドイツは切っても切れない関係なので、わからないでもありません。チェコの有名な温泉地、マリアーンスケー・ラーズニェ(チェコ語)もマリエンバート(ドイツ語)のほうで有名なようですし。
コメントありがとうございました!
第6話への応援コメント
遂に、親子で話ができたのですね……。
過去と現在が絡み合う中で、今の竹史さんの時は動き出したのでしょうが。
﨑里さんの想いは、どこへ向かうのかな……。切ないです。
作者からの返信
プラナリアさま
こんにちは。お読みいただき、コメントもお寄せいただき、どうもありがとうございます。
川野親子、まだぎこちないとはいえ、初めての会話らしい会話ができました。竹史はようやく現在に向き合い始めたところです。
裕佳子は取り残された状態ですね。彼女の時が動き始めるのは、高校、大学を卒業して、大学院に進学してからになります。そのあいだ、竹史への想いを断ち切れずにあがきます(って、こう書くと、なんて辛そう)。
星でのご評価もいただき、どうもありがとうございました。粗削りで重たい話ではありますが、もしもよろしければゆっくりお付き合いいただけると幸いです m(_ _)m
第31話への応援コメント
深刻な場面に食卓のシーンが時折(と言うか毎回のように)挟まれているのは本当に安心しますね。しかもどれもこれも美味しそー!
川野君、自分も辛いだろうけど、ここは誠心誠意裕佳子ちゃんを励ますトコやでー!
作者からの返信
北川聖夜さま
こんにちは。いつもコメントをありがとうございます!
食卓シーン、楽しんでもらえて嬉しいです (^^)/ 深刻な時でも、食事は大事ですから(笑)。
今回のブランボラークは本当においしいので、もしもご興味あれば作ってみてください~。ネットで「ブランボラーク レシピ」で検索すると、もう少し詳しいのが出てくると思います! 﨑里ちゃんの友達のアレンジバージョン、お勧めです。
はい、川野には、しっかり支えてもらいましょう。もう泣いとる場合じゃないでー!
編集済
第31話への応援コメント
おはようございます。
まぁそう言う事ですよね^^;。前話では﨑里ちゃんのセリフに「早く」が入っていたのに、私の読解力の無さです。
不妊治療については、まわりで実際に取り組んでいる人が多くて驚きました。成功率が1/3であれば、シリンジ法は試してみる価値があると思います。子宮の状態が良くないと着床は難しいんですかね…。
よく山で知り合った高齢の御婦人から、これは食べられるよと教えてもらったりします。でも野生の新芽は、食用であっても食べ過ぎると下痢しますね。明日は英彦山で紅葉見に行ってきます^^。山はいいですよ。
作者からの返信
十三岡繁さま
こんにちは。いつもコメントをありがとうございます!
不妊治療をされている方、多いのでしょうね。このあと情報として出しますが、2021年調査では、国内で生まれた子供の十一人にひとりが体外受精で生まれた計算になるそうです。人工授精も入れれば、もっと上がるのでしょう。
着床には子宮の状態を整えておくことが大事でしょうし、卵巣に問題があるなら、きちんと排卵しているのかもチェックする必要がありますね。やっぱりこの二人の場合、自宅でシリンジ法では厳しい気がします。
英彦山もそろそろ紅葉ですか。先週箱根に行きましたが、ところどころ紅葉していました。良い一日になりますよう(⌒_⌒)。
第31話への応援コメント
おはようございます。
矢野っちは、「なんし彼は人生の要となるアイテムをもれなく軽々と手に入れられるんやろう」
きっとそうなんでしょうねぇ……。
川野は、幸せだった? 子供時代を思い出して、泣けてしまったのでしょうか?
おばあちゃんを思い出して?
そして、崎里ちゃん……。
………。病気は、辛いですよね……。
作者からの返信
加須 千花さま
こんにちは。いつもお読みいただき、ありがとうございます。しかもコメント早いです!
矢野っちは、呆れるほどそつない男です。余裕しゃくしゃくで普通の人生を生きていけるのです。川野は矢野っちに自分にないものを感じ取って惹かれたのかもしれません。
川野も﨑里ちゃんも、無理してますからね。やりたくないことを苦労しながらやり続けているのに、実を結んでくれない。自分を理解してくれる﨑里ちゃんには自分のわがままで無理を強いている。かたや、自分の好きな矢野っちはそれをすっと達成していく――そんなことを考えていると、心が折れそうになりました。
﨑里ちゃんの病気も、悩ましいものです。
コメントありがとうございました!
第30話への応援コメント
まずは焦らず第一歩からですよね。川野君も焦らずに!
妊娠できるといいね=ちゃんと行為が続けられるといいね、と解釈しました。
行為=心境の変化に繋がるのでは? と考えてしまうは単純なんでしょうかね…。
それにしても裕佳子ちゃんも色々抱えてますねー。ここから更に二人に試練が??
作者からの返信
北川聖夜さま
こんにちは。いつもお読みいただき、コメントもいただき、ありがとうございます。励みになっております。
「妊娠できるといいね=ちゃんと行為が続けられるといいね」
そうですね、きちんと続けられ、その結果としての妊娠を早く実現できたらいいね、という感じです。じゃないと結婚を認めてもらえないので……。
「行為=心境の変化に繋がるのでは?」
これは人それぞれかなあ?? 性指向は絶対変わらないというわけでもないので、環境により次第に変化する可能性は否定できませんが、何をしたって変わらない人もいるでしょうから。
裕佳子も「フツーでない」人のひとりです。それを理解して受け入れてくれる川野と出会えたことは、彼女にとっても幸運でした。
この先、もう少しドタバタもたもたします。それでも、少しずつ前を向いていますので、どうぞ見守ってやってください~
第30話への応援コメント
こんにちは。
うわーお!
今回は、川野、というより、崎里ちゃんの心理に注目しました。
名前を、自分の名前を呼ばないで。
守るためなの。
崎里ちゃんの抱えてるものは……。
作者からの返信
加須 千花さま
こんにちは。いつもお読みいただき、コメントもいただき、どうもありがとうございます!
はい、こういう展開になりました(笑)。
川野の普通じゃなさはわりにわかりやすいのですが、﨑里ちゃんも普通でないものを抱えています。「名前を呼ばないで」は川野の想像したように、自分を好きになり切れないという闇に起因してそうです。
登場人物みんな、大なり小なり普通じゃないところがあって、互いに振り回し合ってる感じですね。
第30話への応援コメント
こんにちは
とりあえずここまではうまく行って良かったですね。
でもその後はうまくいかなかったですか…そりゃ排卵日も調べないで、一度くらいで妊娠はしないでしょうね^^;。しかし一度得た成功体験は後にも影響しますよね。ま、そう言う意味では無いのかもしれませんが。
作者からの返信
十三岡繁さま
こんにちは。いつもお読みいただき、コメントもいただき、ありがとうございます。
川野にとっては、女性との性行為が可能かどうかが最大の懸念事項で、早く確認したかったのです。彼にとって今回は妊娠を主目的とした行動ではないです。
﨑里ちゃんは、このタイミングも何も考えていない一回で「はい子供出来ました~」となるとは思っていません。川野を押しとどめようとした「まだ何ひとつ準備していないのに」にはその気持ちも含まれていました。彼女の「早く妊娠するといいね」は今回の結果としてではなく、これから重ねる行為の結果として、の意味ですね。
連載ものとしての執筆に慣れておらず、長編を書いたあと適当にちょん切ってアップロードしています。今話の末尾は適切でなかったかもしれません。十三岡繁さまにコメントもらって気づきましたが、この一話だけを読むと、末文は「今回の行為では首尾よく妊娠とはいきませんでした」と読めちゃいますね。
第5話への応援コメント
まさかの交際宣言でしたねぇ。
写真撮影。どんなことを思いながら、ツーショットを眺めるのかな。それぞれの想いが、切ないです。
作者からの返信
プラナリアさま
こんにちは。コメントをありがとうございます!
川野の交際宣言ですが……ここ、私の筆力不足で、わかりづらくなっているかも、といまさらながらにひやひやしています (^^:)。次話でプラナリアさまが「ん?」と思ってくださるとよいのですが……。
こういうときにさっと写真撮影できてそれを持ち運べるスマホってべんりですよね。おばあちゃんを除く四人が口には出せない複雑な思いを抱きこの場に臨んでいます。﨑里ちゃん、写真を見るたびにそれを感じるのでしょうね。
第29話への応援コメント
おはようございます。
良き日ですね。人前結婚だった友人の式と披露宴を思い出しました。
ロシアケーキがイメージできなかったので、ググってみましたが、あれはそう言う名前だったんですね。そういえばロシアンティーってのもありましたね(ジャムを直接入れるのは本当とは違うそうですが)。ロシア人はジャム好きなのかも…。
作者からの返信
十三岡繁さま
こんにちは。いつもコメントをありがとうございます。
はい、良き日でした。心から祝福できる、素朴で温かな式と披露宴だったのではないかと思います。
ロシアンティーですが、ジャムは別添えで舐めるんでしたっけね?
ロシアの方は果物好きですね、果物を煮詰めてシート状のゲルにしたスイーツもありましたよ。ジャムのように保存性に富む加工食品にしてしまうのは、農産物が得られない冬が長いからでしょうね。
第27話への応援コメント
いつも楽しく読んでいます。
前作から、川野君の両親はどうやって二人も子どもを作ったんだ?体外受精かな?と考えていましたが、ここ何話か読んでいると違うようですね。川野君も父親も、一般的な同性愛者とは違って、特定の男性しか愛せないような特異体質のようですし。
まさか、川野君の母親が裕佳子の父親のお面をかぶっていたとか。いやいや、それだと妻としては屈辱でしょうね。
子どものいない夫婦も珍しくはないので、跡継ぎを結婚の条件にしなくても、友だち婚みたいなのでもいいんじゃないかと思いますが。
作者からの返信
変形Pさま
こんにちは。いつもお読みいただき、コメントもお寄せいただき、ありがとうございます。
竹史と真弓は人工授精で子供を作っています。
前作の川野の母ちゃん(真弓)と﨑里ちゃんの会話の回(第77話)で真弓に「たとえ指一本触れられん夫婦でも、子供は作れる」と言わせておりまして、それで人工/体外授精をにおわせたつもりでした。ちょっと曖昧過ぎたかもしれません。
竹史は祐介に完全に拒絶されたことで同性愛を恥じると同時に、それでも祐介のあとつぎにこだわる気持ちをむげにはできないと感じています。それで、息子(川野)には手段はどうであれ、とにかく子供を作れと言っているのですが、手段は指定してません。自分がフツーでないことを極端に気にする川野が子供はフツーに作りたいと切望するがために、川野と﨑里ちゃんは人工/体外授精ではなく「普通のやり方」で子供を作らねばならなくなっているのです。
川野が結婚と子供にこだわるのは、フツーの人たちへの強烈な負い目からです。せめてそれから解放されれば、もう少し楽に生きられるんでしょうけれど、うまくいかないものです。
編集済
第27話への応援コメント
こんにちは。
「どこか、ぽかりとあいた時のよどみに落ち込んで、そのまま眠っているようだった。」このあとの表現、好きです。そう、あの二階の窓から、まだ髪の長い高校生の﨑里ちゃんが、じっと、弓引く高校生の幻を見つめているかもしれない。
……その目は、こちらを向く。
───川野は、大人になった川野は、あたしに何をしてくれるの? と。
(これは、崎里ちゃんが現在思っていることではありません。タイムカプセルのように、じゅーねんごの私は、何をしてるかなー。という無責任なふわふわとしたもので、深い思いではありません。
川野が、大人になった私の隣にいるのなら、私を大切にしてくれるの? 私の為に何をしてくれているの? と、高校生の崎里ちゃんが、ふと未来に思いを馳せる───。
それを、まさに今、未来を生きる川野が想像して、過去からの視線がささった、というイメージです。
川野にとって、ぼんやりと、崎里ちゃんは幸せにならなきゃいけないだろう、大事な人だから、という思いがあり、それがこういうイメージとして、よぎっただけです。
高校生の崎里ちゃんから見て、今の自分は、恥じるところはないか、という、微妙な気後れのあらわれでもあります。)
なんか、加須 千花、見えた。
ハクセキレイの声で、現実に引き戻される。
作者からの返信
加須 千花さま
こんにちは。いつもお読みいただき、コメントもお寄せいただき、ありがとうございます。
おお、『ハクセキレイ』が加須さまワールドとしてパワーアップしている!!
「川野が、大人になった私の隣にいるのなら、私を大切にしてくれるの? 私の為に何をしてくれているの? と、高校生の崎里ちゃんが、ふと未来に思いを馳せる───。
それを、まさに今、未来を生きる川野が想像して、過去からの視線がささった、というイメージです」
ふむふむ、川野の心境として、これはしっくりきます。
プール棟の窓にかつての﨑里ちゃんを探そうとした川野は、夢想の﨑里ちゃんのまなざしに、自分に対する強いメッセージが込められているのを感じ取るでしょう。川野はそういうやつです。当時の﨑里ちゃんは、ぶっちゃけ川野は眼中になくて、“袴の彼”しか見ていなかったわけですが、さまざまに負い目を感じている川野は、
「高校生の崎里ちゃんから見て、今の自分は、恥じるところはないか、という、微妙な気後れのあらわれでもあります」
という心境で彼女のまなざしを解釈してしまうでしょう。
あ、こちらでも、ハクセキレイが……。
ありがとうございました!
第20話への応援コメント
佐藤宇佳子さま、こんばんはーっ!
川野、普通に焦りまくってて良い反応ですね(笑)
以前の川野ならこんな反応ではなく、どこかしら怯えるような反応しただろうに、意識してるのとはまだ違うかもしれないけど、怯えがみて取れないだけでも良かったなぁってしみじみ思いましたー。
でも、裕佳子ちゃん寒いなか頑張り過ぎ(>_<)
作者からの返信
矢口こんたさま
こんにちはっ! コメントありがとうございます。
川野、﨑里ちゃんには振り回されっぱなしです。でも、振り回されるのは、相手のことを意識しているからこそでもあります。何かは、何かは確実に感じているんですよ~。
川野の行動のうらに常にある「怯え」を感じ取っていただき、ありがとうございます。この臆病さは今後なんども川野自身のこころのなかで葛藤につながり、問題になります。
裕佳子は……寒くなかったんでしょうかね? 彼女は思いつめたらどっちに飛び出すか分からない、怖い子です(笑)。
第28話への応援コメント
むむむっ!?
まさか一人残った裕佳子ちゃんが何かのキッカケで暴走→川野君の恐れていた事態が…
な〜んてことはありませんかねぇ??
みんな絶妙なところで何とかバランスを取って必死に生きている。
このお話を拝読するたび、自分は何にも考えてなく生きてるのかも? と、ふと反省したりしています。
作者からの返信
北川聖夜さま
こんにちは。コメント連投、どうもありがとうございます!
裕佳子の暴走、いかにもありそうで怖い~(笑)。そうなったらどうなるかな、川野、やっぱり怒るに怒れないですよね。自分も矢野くんのことが好きなまま﨑里ちゃんと婚約したわけですから、手を出してないとはいえ。泣いて、でも結局﨑里ちゃんを受け入れるかな。うーん、回り道しても、元の道に戻ってくるって感じですね。
意識してない人もいますが、みんながそれぞれ何らかのひずみを分担しながら、バランスが保たれている感じです。実際の世界でもそうじゃないですかね? もし北川聖夜さまが「自分は何も考えていない」と思われるのなら、それはストレスを上手に受け流してらっしゃる証拠かもしれませんね。
第27話への応援コメント
『跡継ぎができるっちゅうことだけは、何が何でも確定させとかんといけん』
これは同性愛者でなくとも男の人にはある意味キツイ一言かもしれませんよね。
精神的な障壁にプラスして、機能的にもプレッシャーが掛かりますね(^^;;
それだけ強く考えている裏返しなのでしょうね。
何度も言いますが…がんばれ、川野君!!
作者からの返信
北川聖夜さま
こんにちは。いつもコメントをありがとうございます!
「これは同性愛者でなくとも男の人にはある意味キツイ一言かもしれませんよね」
でしょうねえ、これは普通は言えないことばだと思います。ここでは章も推測しているように、竹史自身が同様の苦い体験をしているという前提で言わせてみました。
竹史は祐介が強く望む跡取りのことを考えてあげているというよりも、同性愛者であることに対する負い目から人間関係に消極的になっています。祐介からは、かつて、手ひどく同性愛を拒絶されていますので。
川野への応援ありがとうございます! いじめ過ぎて、そろそろ可哀そうになってきました(苦笑)。
第27話への応援コメント
佐藤宇佳子さん、こんばんは。
朝ごはんがですね、とても美味しそうなんですよ(笑)
大葉とベーコンの卵焼き、今度やってみようかなと思います!
一般的に〜とか、常識的に〜とか。色々あるとは思いますが。
またこういった観点(?)での、物事の見方ってのも、学ぶ事が多いですね〜。
それと、川野家の跡取りではなく、崎里家の跡取りを気にしている。
そんな竹史さんの想いが、裕介さんの事を、大事に考えているのかな〜って思いました。
果たして、交差する想いの行方は、どんな風になるんでしょうか?気になりますね!
作者からの返信
もっこすさま
こんにちは。コメントありがとうございます~
朝ごはん、気に入っていただけましたか。大葉、O県では割となんにでも入れてしまうのです。ぜひ楽しんでみてください。
今回は登場人物が癖ありな人たちばかりで、でも、こういう“ちょっと変わった人たち”だってふつうに世の中にいるぞ、という思いから書いています。
竹史は川野家のあとつぎには無頓着です。結果的に自分の子供を作りましたが、もともと自分の血は残せない人間でしたし、また、章は﨑里家に出すつもりですから。真弓には申し訳ないけれど、どうでもいいという感じです。
あと15話ほどで完結となります。もっこすさまにはまた弓道ネタでアドバイスいただくことになると思いますが、今後ともよろしくお願いいたします!
第28話への応援コメント
今日は二話掲載なんですね^^。
式の方は思ったよりもこじんまりでした。従妹とかおじさんおばさんとか呼ばないってパターンも最近の若い人だとありそうですが、田舎だとそのあたりうるさそうです^^;。
前にホテルの事を勉強していて驚いたんですが、大きなところだと宿泊料よりも宴会などの売り上げの方が大きいんですね。だから満室を目指す必要もない。対照的に宴会場などを持たないビジネスホテルの場合、常に空き室が出ないようにまわさないと経営が成り立たない(他の収入減が無いので当然ですが)…。
作者からの返信
十三岡繁さま
こんにちは。こちらにもコメントありがとうございます。
この一話は短めだったので、まとめてアップロードしました。
結婚式と披露宴は本当にこじんまりにさせてもらいました。矢野くんは「やらんでもいいやん」派、黒木ちゃんは「きちんとやりたい」派、小洒落たホテルでこじんまりは、その中間かなという感じです。
おじおばを招かないのは親戚によっては問題になりかねないので、式前後にふたりに挨拶に行っといてもらいましょう(笑)。
宴会は、かつて大ホテルにとって稼ぎどころだったでしょうね。親の会社の慰安旅行についていったことがありますが、賑やかでした。最近では宴会の数は減り規模は縮小され、ホテルにとっては大打撃でしょう。
第27話への応援コメント
こんにちは。
朝の風景描写がとても美しいですね。
柚子胡椒の存在はこっちに来るまで知らなかったんですが、今は九州以外の人も普通に知ってるんですかね?
そういえば九州に住んで違和感があったのが『からい』という表現です。こっちの人は『しょっぱい』もからいと言いますが、しょっぱいとからいは違う味じゃないかと感じました。例えば「このラーメンからいよ」と言われればHOTの方をイメージしますが、塩気が強いだけで全然辛くない場合、それ違うだろうみたいな…。
作者からの返信
十三岡繁さま
こんにちは。さっそくお読みいただきありがとうございます。コメントも、いつも励みになっております。
朝の風景描写、お褒めいただき光栄です。このあたり、いつもさじ加減に悩んでいます。
柚子胡椒はいまや全国区じゃないですか? チューブタイプのものも普通に売られていますし、店によってはフンドーキンの瓶入りタイプも見かけますよ。
あ、そう言えば明太イワシ、横浜の2つの店舗で見かけました。一つは小田原、もう一つは萩で加工された商品でした。
「しょっぱい」はあまり使わないし、「しおからい」はまず使わなかったです。聞き返されるのが面倒で、最近では使ってますが。
第26話への応援コメント
一番川野君を理解しているのが裕佳子ちゃん、そして川野君も裕佳子ちゃんを理解しているのに…。
なかなかない二人の想いだけに、関係もなかなかうまくは行きませんよね。
いったいこのお話、どんな形で着地するのだろう!? 楽しみであり、また少しびくびくしながら拝読しております!
作者からの返信
北川聖夜さま
こんにちは。いつもお読みいただき、ありがとうございます! コメント励みになっております。
この一日に起きた出来事が一番の山ですかね、﨑里ちゃんの二回目のプロポーズ、婿にください発言、そして性的な接触の拒絶、と。あと三つほど山だか丘だかがあって、着地、となる予定です。あとちょうど一か月くらいではいおしまい、の予定なのですが、さて、うまくいきますやら……。
書いている私もびくびくしつつ手直ししています(笑)。
どうぞ最後までお付き合いください!
編集済
第26話への応援コメント
こんにちは。
崎里ちゃんが、川野の理解者です!!
「﨑里ちゃん、もう、竹史じゃなくて、俺を見て」
この台詞だけ切り出すと、あつーいラブストーリーの主人公なんだけどなあ。
冷静にヒーローをさとすヒロイン。
そして、ヒロインが圧倒的に正しい。
すごくキレイだって認めてるのに、肌に触れたいって思わない川野。
着衣で抱きしめてもらうのは好きだよ。でも、裸なら話は別。あたしは、それが嫌い。
はっきり言う崎里ちゃん。
二人の立つ場所が良くわかった回でした。
作者からの返信
加須 千花さま
こんにちは。いつもお読みいただき、どうもありがとうございます!
「「﨑里ちゃん、もう、竹史じゃなくて、俺を見て」
この台詞だけ切り出すと、あつーいラブストーリーの主人公なんだけどなあ」
あ、なーるほど、上記の川野のセリフをキャッチコピーにすると、純真な読者を(だまくらかして)獲得できる!(<--そうじゃない
何というか、フツーじゃなさが土台の物語なので、加須 千花さまを始め、この物語についてきてくださる読者がいらっしゃるのが、本当にありがたいです。
お手本になる先人がいないふたりだから、言いたいことを言い合える関係を構築することが大事です。﨑里ちゃんは言いたいことを言えるタイプですが、川野のほうも少しずつ意見を言えるようになっているんじゃないかと……思って……います。
﨑里ちゃんが強力すぎてなかなか大変なのですけれど、でも彼女、川野のことが好きで、理解もしているのは確かなんです。この先もどうぞ二人を見守ってやってください。
第26話への応援コメント
こんにちは
女性の方はどうなのか分かりませんが、男の方はそれが嫌いな相手だろうが何だろうが、刺激されたら反応してしまいます。朝なんか刺激が無くてもそうなります。だから川野君のお父さんとお母さんも子供は作れたのかなと思ったわけです。
でも、だからこそジャニーさんにもやられちゃうわけですが、感情の方は全く逆なので、自分も許せなくてトラウマが大きくなるんでしょうね。
朝から変な話でスイマセン。
作者からの返信
十三岡繁さま
こんにちは。早速のコメントありがとうございます。
こういうコメント貴重です。参考意見を聞く機会が極めて限られていますので。
竹史に関しては、裕佳子が現れるまでは完全に祐介一筋で女性に触れたくなどなく、でも子供を作ることは契約と思っていたという設定です。
物理的刺激はプラス側の支配的な要素かもしれませんが、強い不安や抑圧は侮れないマイナス要素になるのではないかということで、これは、第三作でもしかすると取り上げるかもしれません。いや、いろいろと無理かな(^^;)
第25話への応援コメント
こんばんは。
ふおお……。
崎里ちゃんが……。言いたいことを、ばっさりと言ったね。
そして、抱きしめてもらった。
きっと、最初で最後の抱擁。
そして、川野のなかには、とけているように見える事があるのか……。そうか……。
いやー、すごい「男らしい」嫁(いや婿)にください。でした。
作者からの返信
加須 千花さま
こんにちは。コメントをありがとうございます!
はい、きわめて男らしい「婿にください」を決めた﨑里ちゃんです。そして竹史からの最初で最後の抱擁も。﨑里ちゃんにとっては思うところをやりつくした一日(いや、まだ終わっとらんで!)となりました。
一方の川野、彼女から強引なプロポーズをされたその日に両親に「婿に下さい」をやられ、あわあわしているのに、その直後、彼女が別の男(父ちゃんですが)に抱きしめられているのを見せつけられ、混乱の極みだったことと思われます。
長い一日、もう少しだけ続きます。どうぞお付き合いくださいませ。
第25話への応援コメント
毎回考えさせられ、また毎回食欲が増します!笑
それにしても裕佳子ちゃん、格好良いー!!
「章くんを私にください。私が幸せにしてみせます」
そんな裕佳子ちゃんも抱き合って涙。覚悟ガンギマリだけにジーンと来ます!
作者からの返信
北川聖夜さま
こんにちは! コメントをどうもありがとうございます。
パーティー場面だったので、食べ物は盛り沢山です。いやあ、どんだけ食べるん、的な(笑)。
裕佳子はみながいる場では堂々たる振る舞いだったのですが、竹史、章と三人になると、気持ちが抑えられなくなった感じですね。
踏ん切りをつけるためとはいえ、プロポーズ直後に恋人の父ちゃんに抱きしめられている図というのは、恋人である章にとってはやるせなかったことと思います。
第18話への応援コメント
佐藤宇佳子さま、こんにちはーっ!
むーっ、矢野っち高校のときは吃音で悩んで友達が出来なかったりしてたけど、器が大きいというか、とーっても純粋な目で見れる素敵なひとですねー。
これは川野くんじゃなくても惚れてまうやろー(笑)
川野くんは裕佳子ちゃんに対する気持ちが徐々にでも良い方向に行ってほしいなぁって思いましたー
作者からの返信
矢口こんたさま
こんにちはっ! コメントありがとうございます!
矢野っちも成長しました。というか、高校一年のときに彼女を作ったことからも推測できるように、彼は実はたんたんと経験値を稼いでいたので、この時点で川野よりずっと成長していたと思います。何にでも興味を持って、先入観にとらわれずに試してみられる矢野っちです。その生来の器はかなーり大きいでしょうね。
「これは川野くんじゃなくても惚れてまうやろー(笑)」
うへへ、ちょっと嬉しいです!
この先、川野の矢野っちへの気持ちが消滅することはないにせよ、新たな何かが生じることはありえます。すでに﨑里ちゃんに何らかの気持ちを抱いていることに気づきましたしね。
今後もどうぞ見守ってやってください~
第25話への応援コメント
おはようございます。
竹史さんは肌が触れ合うのは問題ないんですね。子供も作ったわけですし…。
あとくるみちゃんはふくよか体型だと読み取れるんですが、その描写は初出しですよね?その場合家族4人で歩いていると、女性二人に男二人が精力を吸い取られているみたいな絵になってしまうので、遼平くんが入ってバランスがとれそうで良かったです。
私もウィスキーはバーボンよりスコッチの方が好きです。でも裕福では無いので普段はもっぱらブラックニッカばっかり飲んでます。
作者からの返信
十三岡繁さま
こんにちは。いつもお読みいただき、コメントも書いていただき、ありがとうございます。
竹史は肌が触れ合うこと自体、耐えられないことはないです。ですが、女性との性的接触は不可能です。子供は……真弓が『イソヒヨドリ』のほうで﨑里ちゃんに言っていた「たとえ指一本触れられん夫婦でも、子供は作れる」からお察しください。
くるみの体型についてはっきり言及したのはここが最初ですが、最初の登場シーンで「どすどすと家から出てきた」ことで、すこーしにおわせています(笑)。
ああ、バーボンってウイスキーだったんですね。アルコールは飲むけれど種類分類について無頓着なもので、実はこんな知識レベルです……。
ウイスキーはあの独特の香りが苦手で、例外がラフロイグとラガヴーリンなので、それを登場させました(前者はこの後出ます)。私も裕福ではないので、値段高騰著しいラガヴーリンはもう飲めませんね。
第24話への応援コメント
裕佳子ちゃんの心の中を全て読み切るのは難しいですね。
川野君と竹史さん、もしかしたらハシバミ色した瞳に魅入られた彼女が川野君に竹史さんを投影して愛するようになる…。
と言うのはダメでしょうか??笑
作者からの返信
北川聖夜さま
こんにちは。いつもコメントをありがとうございます! 励みになります。
たいていの人は、こう、ぐちゃぐちゃっともつれた感情を持っているものではないのかな、という観点から書いてみたのですが、意外とそうでもないのですかね? 一途な人って、本当に文字通り一途、なんでしょうか? まだまだ人間観察が足りず、です。
裕佳子の竹史と章に対する感情は、それぞれ、言ってみれば恋と愛みたいな感じでしょうか、今のところ。
穏やかな愛がハラハラドキドキの恋になるのはなかなか難しいでしょうが、章に竹史(袴の彼)を投影させて似たような強い感情を持つようになる、という流れはありそうですね。
第24話への応援コメント
こんにちは
戦国時代は武将の間で、美少年を愛でるのが普通だったらしいですからね^_^
映画転校生は男女が入れ替わりましたが、もしそのまま元に戻らなくて二人が結ばれた場合。お互いに同性愛者ということになってしまうんですかね?
なんて疑問がふと湧きました
作者からの返信
十三岡繁さま
こんにちは。お忙しいなかいつもお読みいただき、コメントもありがとうございます。
時代が変われば同性愛に対する世間の受け入れ方も変わりますよね。だから今の見方が絶対で変わらないものとは思わないのですが、とはいえ今を生きているマイノリティの生きづらさにはあまり変わりがないですね。
映画に疎いのですが、そういうストーリーのものがあるのですね。たしかに男女入れ替えものは古来よりしばしば小説にも取り上げられていますね。
「映画転校生は男女が入れ替わりましたが、もしそのまま元に戻らなくて二人が結ばれた場合。お互いに同性愛者ということになってしまうんですかね?」
トランスジェンダーの異性愛者になると思います。
戸籍上女だったA子が男の子B男と入れ替わった場合、体は男、性自認は女、性的指向は男となります。性自認と性的指向を持ってセクシュアリティを判断することが多いようなので、女と自認していて男が好きなら、たとえ体が男であろうと異性愛者、となるようですね。
編集済
第12話への応援コメント
「ごめん。たぶんやけど、女性やって意識したら、もう駄目なんやと思う。美羽が背中をどつくのとか、黒木ちゃんが肩を叩くくらいなら、何ともなかったんやけど、あんとき、完全に﨑里ちゃんの胸を触っとったからな」
ゲイの方たちも色々複雑なのですね。これからどうなっていくのか益々目が離せません。
あっ!昨日急用で1日中出かけていたので目を通せませんでした😰
作者からの返信
tamaちゃんさま
こんにちは。いつもお読みいただき、コメントもありがとうございます。
はい、ゲイの方とひとくくりにしても、またその中で、さまざまなありようがあると思います。女性と結婚し子供がいる方がいる一方で、絶対女性とは関係が持てない方もいらっしゃるでしょう。
川野は女性を触れない、という設定ですが、たぶんこれは「ゲイだから」とはほぼ無関係です。接触が苦手という方は、性指向とはまた別カテゴリーの問題として、実在しますね。
第23話への応援コメント
﨑里ちゃん、すんごいパワーやな~。でも川野君にはどう考えてもお似合いだよ!
ウンウン!
「普通」ってなんですかね。日本人ほど「普通」がよしとされる民族も少ないのではないでしょうかね。おっしゃる通り、デコボコが山ほどある中で、あくまでの平均数値でしかないのですけどね。
そうは言っても私自身も偏った思考を嫌うこともあります。
う~ん、いつもながらこのお話、なかなかに考えさせられますね!!(だから面白いです!)
作者からの返信
北川聖夜さま
こんにちは。コメント連投ありがとうございます~
「﨑里ちゃん、すんごいパワーやな~。でも川野君にはどう考えてもお似合いだよ!
ウンウン!」
えへへ、これはおめでとうの言葉ととらえておきます! ありがとうございます! 強引に、﨑里ちゃんが川野をねじ伏せました。
いやいやでも﨑里ちゃんや、あんたも大丈夫なの、袴の彼というか、竹史への想いは断ち切れたの? というあたりは、のちほど川野が直接問いただしますので、お待ちくださいね。
「普通」の呪縛って、日本だと様々なところに潜んでいますね。ヨーロッパでも古き因習に頑固にとらわれているところはありますが、それでも日本ほど個性を殺すようなことはない気がします。
テーマの重さに対して佐藤の力不足で浅薄な感は否めないのですが、お読みくださった方が何かを考えるきっかけになっているのであれば、作者冥利に尽きます。ありがとうございます!
第22話への応援コメント
うん、食事のシーンは安定で生唾が出て来ますね!それに朝からカラダに良さそうな和のモノが揃っていてほっこりします。
反して川野君の闇(?)は深まるばかり!
遼平君が何らかのカンフル剤になる・・・ってことはないですかね・・・?
早く彼の心からの笑顔が見たいです。
作者からの返信
北川聖夜さま
こんにちは。コメントありがとうございます~
朝食からこのボリューム(笑)。作った分だけ、食べる食べる。川野の母ちゃんそれにくるみ、侮れませんよ。
川野はもうぐだぐだです。一度考え始めると抜けられないんですね。仕事や何かで頭がいっぱいの時には良いのでしょうけれど、ふと我に返ると、途端に悩みに押しつぶされそうになるという感じでしょうか。
「早く彼の心からの笑顔が見たいです」
ありがとうございます。……ん? この先、彼が屈託なく笑うこと、あったっけ (^^;)?
第23話への応援コメント
こんにちは
章のタイトルからして、そう言う流れだとは思いましたが﨑里ちゃんも突っ走りますね^^。パートナーとしては割れ鍋に綴じ蓋(ネガティブな意味では無いです)というか、いい組み合わせのようにも思えます。
物語とは関係ないですが、昔から不思議なのは臓器の数です。目や耳が二つあるのは機能的に必要だから分かります。卵巣だけでなく腎臓や睾丸などはなんで二つあるんですかね?大切な臓器なので予備というならば、臓器は全て大切だと思います。
そうして更に二つの機能性の違いです。全く同じという事はあり得ないと思います。心臓や消化器官は人体に対して左右対称では無いですから、何らかの影響を受けるはずですよね。本当に世の中不思議な事だらけで飽きが来ません。
作者からの返信
十三岡繁さま
こんにちは。いつもお読みいただき、コメントもいただき、ありがとうございます。励みになっております。
ええ、割れ鍋に綴じ蓋です。今は川野の「異常さ」だけが前面に押し出されていますが、このあと﨑里ちゃん側の問題も相まって波乱が起きます。普通になれないひと”たち”ですから。
動物の器官の数については、この回答がおもしろいかなって思います。発生時に外肺葉、中胚葉、内胚葉のどこから生じるかで数(ひとつかふたつか)が決まるという話です。原腸は外肺葉由来です。
https://mond.how/topics/i724zw4rv13jug4/lpvs2y848r7vq3x
でも、じゃあなんで外肺葉由来だとひとつなの、調や膵臓、肝臓が外肺葉由来なのは何でなの、と言われると、さあ……? ですので、新たな考察の手掛かりくらいにお取りください。
不思議を楽しめ追求できる感性は大事ですよね(^^)
第1話への応援コメント
どんな表紙だったんだろう……? 気になります(*´艸`*)
川野くん視点だと、また違った趣きですね。まさかこんなに心配して、陰で暗躍していたなんて! 川野くんいい子だなぁと、しみじみ。
作者からの返信
プラナリアさま
わあ、こんにちは! こちらもお読みいただき、どうもありがとうございます。
ふふ、この「表紙」、誰か突っ込んでくれないかなあ……と待っていたのですが皆さまスルーで、ちょっと寂しくなっていたところでした。
でも、たぶんプラナリアさまはすごく苦手な絵だと思います。なので、絵を出さずに口頭で説明すると、
「コントラバスケースが開き、その中に、楽器の代わりに手首を縛られた全裸の女の死体が……」
です。横溝正史の文庫本のなかでも、一二を争う、カバーなしでは人前で読めない本です(苦笑)。
川野くんいい子と言っていただき、嬉しいです (^^) ありがとうございます!
編集済
第22話への応援コメント
おはようございます。
「﨑里ちゃんがあえて竹史に目をやらないようにしているのに気づいた。それがかえって﨑里ちゃんの思いを浮き立たせていて」
崎里ちゃん。
……忘れることはない想い、なんですね。
「落ち着かない気分になった。」
川野や。それは崎里ちゃんが父親に恋慕していて、駄目だよ、という気持ちなのか、崎里ちゃんに執着が生まれてきていて、自分の父に嫉妬を覚えたのか。
どっちかなあ。
……まだ、川野本人にもわからないくらいの、混沌とした「落ち着かない気分」なのかな。
まあ、川野は、母親とくるみちゃんに「既成事実」「手を出した男は責任とれ」と思われてそうですね。
作者からの返信
加須 千花さま
こんにちは。いつもコメントをありがとうございます!
「崎里ちゃん。
……忘れることはない想い、なんですね」
はい、川野に負けず劣らず、好きになったらひたすら思い続ける﨑里ちゃんです。ときに困ったものです。
「川野や。それは崎里ちゃんが父親に恋慕していて、駄目だよ、という気持ちなのか、崎里ちゃんに執着が生まれてきていて、自分の父に嫉妬を覚えたのか」
川野はこの段階では﨑里ちゃんに何らかの思いを感じるようになっているものの、﨑里ちゃんの気持ちが 章<竹史 であるのがはっきり感じられていたので、自分のことを彼女の恋人とは思えません。よって、「父親に恋慕するなよ~はっはっは~」と余裕をかますことはできず、ひたすら父ちゃんに嫉妬する、という図式かな、と思います。
母ちゃんは章が同性愛者であることを知っているので、内心、「ま、良いおともだちなんやろ」と思っていますが、くるみは知らないので、完全に兄を見る目が変わってしまってますね(笑)。
第22話への応援コメント
おはようございます。
明太イワシおいしいですよね。考えた人は天才じゃないかと思います。
あれって今なら関東地方でも売ってるんですかね?私がいた頃は見たことが無かったように思います。
今は晩婚化していますが、昔は特に女性は24歳までに結婚したほうがいい…クリスマスケーキなんて事が言われてましたが、今や完全に異世界の話ですね。
結婚はパートナーシップと考えれば、色々な形があってもいいんじゃないかと個人的には思います。保守系の人には怒られるんでしょうけどね。
作者からの返信
十三岡繁さま
こんにちは。いつもコメントをありがとうございます!
明太イワシ、かつては関東ではメジャーではなかったのですか。私は横浜に来てから始めて食べました(^^;)。福岡発祥なのですね。明太子の加工品だから当然と言えば当然でした。しかも、名前は「いわし明太子」だった。こっちが正式名称なんでしょうね。
「今は晩婚化していますが、昔は特に女性は24歳までに結婚したほうがいい…クリスマスケーキなんて事が言われてました」
ありましたね。そういう時代。いまだと二十代前半での結婚は早いなあって感じですね。ただ、計画的な院生さんのなかには、修士あるいは博士課程のうちに結婚する人がちらほらいるので、﨑里ちゃんもそういう部類かともとらえられます。
「結婚はパートナーシップと考えれば、色々な形があってもいいんじゃないかと個人的には思います」
このように柔軟に考えてくださる人がどんどん増えるとよいなと思います。
第37話への応援コメント
GCーMSとHPLC…懐かしいな。結局、縁がなかったなぁ😩
HPLCといえば、初心者歓迎の求人あったき応募したけど、書類選考で落とされたばい💀流石、50ん〜歳児なだけあるな😁
再就職の道は険しいぜ💣
まんまんちゃんは…キレーになったはず✨金色の仏壇やないき、全然キレーになったのわからんけど😱
作者からの返信
Zee-Ⅲ Basserさま
こんにちは。コメントありがとうございます!
GCMSとHPLC、研究機関やら調査機関やらで幅広く使われちょる装置なんで、募集もちょくちょく出るかもですね。再就職、うまく行きますよう!
まんまんちゃん、お掃除しちゃったっちゅう事実が大事ですよね。仏壇の奥で笑いながら見守ってくれちょるっち思います。