概要
歴史の荒波の中に、消えていった二つの「愛」
1960年代後半、10月のフィリピンの沖。女流作家の早坂志乃(はやさか しの)は、とある花を抱えて、船に乗っていた。
南方の海に特攻隊員として散っていった、「自分の愛した女性が、愛した男性」の眠る海に、花を手向ける為に。
志乃が愛した女性の名前は里宮琴音(さとみや ことね)。
琴音が愛した男性の名前は山城辰巳(やましろ たつみ)。
今は亡き二人への追憶の旅だった。
里宮琴音は、昭和16年…、太平洋戦争開戦直前の頃、新任教員として赴任した、高等女学校で、当時女学生だった、早坂志乃に出会う。
花言葉という形で、あらゆる花に持って生まれた意味がある事を、琴音は志乃に教えてくれた。志乃の気持ちは、やがて琴音に惹かれ始めるが、彼女には既に、大学予科学生の恋人、辰巳がいた…。
※戦中~戦後が舞台の為、当
南方の海に特攻隊員として散っていった、「自分の愛した女性が、愛した男性」の眠る海に、花を手向ける為に。
志乃が愛した女性の名前は里宮琴音(さとみや ことね)。
琴音が愛した男性の名前は山城辰巳(やましろ たつみ)。
今は亡き二人への追憶の旅だった。
里宮琴音は、昭和16年…、太平洋戦争開戦直前の頃、新任教員として赴任した、高等女学校で、当時女学生だった、早坂志乃に出会う。
花言葉という形で、あらゆる花に持って生まれた意味がある事を、琴音は志乃に教えてくれた。志乃の気持ちは、やがて琴音に惹かれ始めるが、彼女には既に、大学予科学生の恋人、辰巳がいた…。
※戦中~戦後が舞台の為、当
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