第026話 掲示板回 生ハピおじ襲来

【ハピおじを見守る会スレVol.103】


名無しのハピおじ会員

うわぁあああああああああっ!!


名無しのハピおじ会員

なんだよ、またハピおじがなんかやったのか?


名無しのハピおじ会員

違う

生、生なんだよ


名無しのハピおじ会員

なんだよ、生って

ビールか?


名無しのハピおじ会員

ちげぇよ!!

生のハピおじに遭遇したんだよ!!


名無しのハピおじ会員

なに!?


名無しのハピおじ会員

はっ?


名無しのハピおじ会員

なんだと!?


名無しのハピおじ会員

どういうことだよ!!

kwsk!!


名無しのハピおじ会員

生ハピおじと聞いた途端、一気にコメント増えてて草


名無しのハピおじ会員

用事で出かけたら、ハピおじが頭にワラビモチ、肩にマヒルとヨルを乗せて歩いてた


名無しのハピおじ会員

うわぁああああっ!!

何その癒しの権化

見たかったぁああああっ


名無しのハピおじ会員

うえっへっへ

いいだろ


名無しのハピおじ会員

私も見た

あれは癒しそのものだった


名無しのハピおじ会員

俺も俺も

危うく浄化されるところだったよ


名無しのハピおじ会員

いいなー


名無しのハピおじ会員

ふっふっふー

ハピおじを生で見たってだけでマウントとってる人がいるらしいじゃん


名無しのハピおじ会員

なんだよ、文句でもあるのか?


名無しのハピおじ会員

違うっての

俺はマヒルたんとヨルたん、触っちゃったもんねぇ


名無しのハピおじ会員

んぎゃぁあああああああああっ


名無しのハピおじ会員

なんだよそれぇえええええええっ


名無しのハピおじ会員

うらやましぃいいいいいいいいっ(血涙)


名無しのハピおじ会員

もうね、モフモフでフワフワでさ

それで手に頭を擦り付けてきたりしてな


名無しのハピおじ会員

やめろぉおおおおおおおっ!!


名無しのハピおじ会員

ぐわぁああああああああっ!!


名無しのハピおじ会員

俺の中の闇が目覚めようとしている!!


名無しのハピおじ会員

駄目だ!! 

戻ってこい!!


名無しのハピおじ会員

あ、私はハピおじ様に子供と遊んでもらいましたよ


名無しのハピおじ会員

なぁああああにぃいいいいいいっ!!


名無しのハピおじ会員

呼び方www


名無しのハピおじ会員

子供たちにもとても優しくて紳士的な方でした


名無しのハピおじ会員

好感度マシマシじゃん


名無しのハピおじ会員

ハピおじ株がストップ高


名無しのハピおじ会員

いいお父さんになると思います


名無しのハピおじ会員

女性ファンも急増しそうだなぁ


名無しのハピおじ会員

俺もたまたま近くで見てたんだけど、子供たちに群がられていたぞ


名無しのハピおじ会員

変態紳士じゃなくて本当の紳士がこの世に存在したというのか


名無しのハピおじ会員

ハピおじ×モフモフ×プニプニ×幼児=


名無しのハピおじ会員

天国!!


名無しのハピおじ会員

楽園!!


名無しのハピおじ会員

サンクチュアリ!!


名無しのハピおじ会員

パラダイス!!


名無しのハピおじ会員

ユートピア!!


名無しのハピおじ会員

全部似たようなもんだろ!!


名無しのハピおじ会員

でもな、それよりも驚くべき情報がある


名無しのハピおじ会員

まさか……


名無しのハピおじ会員

ああ、いつも通りだ


名無しのハピおじ会員

今回はいったいなにをやったんだ?


名無しのハピおじ会員

ゴクリッ……


名無しのハピおじ会員

なんと、怪我した子供に痛いの、痛いの、飛んでいけをやったら、マジでその痛みが飛んでった


名無しのハピおじ会員

はぁっ!?


名無しのハピおじ会員

プラシーボじゃなくて?


名無しのハピおじ会員

あぁ、なんか少し光の靄みたいなのに包まれて、子供が怪我した膝からピューンって


名無しのハピおじ会員

そのお子さんの足には擦り傷があったんですが、綺麗になくなってましたね


名無しのハピおじ会員

ハピおじぃいいいいいいっ!!


名無しのハピおじ会員

痛みが飛んでくってなんなんだよっ!!


名無しのハピおじ会員

いつもいつもわけわかんねぇ!!


名無しのハピおじ会員

でも、それがいい!!


名無しのハピおじ会員

まぁ、例に漏れず、ハピおじは気づいてなかったけどな


名無しのハピおじ会員

そうですね、ワラビモチちゃんのおかげだと思っていましたね


名無しのハピおじ会員

それでこそハピおじだな!!


名無しのハピおじ会員

謎の安心感


名無しのハピおじ会員

あ、そういえば、これ証拠です

【画像URL】...


名無しのハピおじ会員

うわぁあああああああああっ!!

悔じいっ!!



◆  ◆  ◆


 ――ツーッ、ツーッ、ツーッ


「もしもし、亜理紗か? どうしたんだ?」


 週末、亜理紗から通話が掛かってきた。


『明日おじさん家に遊びに行ってもいい?』


 どうやらマヒルたちと遊びたいらしい。皆可愛いから仕方ないな。


「ああ、構わないぞ?」

『やった!! それじゃあ、明日行くからね!!』

「了解」


 ――プツッ


 返事を聞いた亜理紗は嬉しそうにはしゃいで通話を切った。


「また賑やかになりそうだな」


 俺は窓の外に視線を向けて呟くのだった。


 


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