通り魔に刺されて二度目の異世界転生！〜成長チートと水魔法でファンタジー世界で戦います！〜

第3話 チートスキル確認

　目が覚めると、俺は草原にいた。

「ここが異世界か…」

　俺は周囲を見渡す。

　泉があった。

　そこに自分の姿を映す。

「転生だけあって、やっぱ違う姿になってるな……」

　今回も男。

　身長170cmくらい。

　体重60kg。

　顔は普通。

　向こうに街が見える。

「行って見よう」

　俺は歩き出した。

「ブヨォオ～ン！」

　何だ！？

　目の前に青い物体。

「スライムか！」

　【成長チート】を確認するチャンスだ。

　武器を持っていないので、とりあえず素手で殴る。

「ブヨンッ！」

　スライムはへこんだ。

　そのままぺしゃんこになった。

「どうやら倒したみたいだな」

　特にアイテムをドロップすることも無く、スライムは消えて行った。

『ピロリロリ～ン』

　俺の頭の中にファミコンみたいな音が流れる。

『レベル10になりました。スキルポイント10ゲット！』

　無機質な女性の声が響いた。

　あんな弱っちいスライム倒しただけで、レベル10！？

　すげーな、【成長チート】スキル！

　ステータスを確認して見るか。

名前：アオイ

レベル：11

HP：250

MP：140

スキル：【成長チート】

残りスキルポイント：10

獲得可能スキル

　・初級収納スキル（必要スキルポイント200）

獲得魔法(水魔法)

　・ウオータースプラッシュLV1（必要スキルポイント50）

　まぁ、こんなもんだろう。

　前回もそうだったが、スキルポイント制は今回も存在するのか。

　それにしても今回、俺はこの世界で何者なのだろう。

　名前はアオイになっているな。

「さて、どのスキルを目指そうかな」

　俺は迷った末に、初級収納魔法を獲得するためにスキルポイントを取っておくことにした。

　無事、【成長チート】を確認出来たし、しばらくモンスターを倒して街を目指すか。

つづく