無幻の蒼

　20世紀後半。現代科学が世界中を埋め尽くす中、未知の力、魔力を用いて魔術を扱う魔術士たちは、己の目的のため現代科学の発展の陰で生き続けていた。
　そんな中、魔術士・夕草景は多くの魔術士たちから『至高』と呼ばれるほど卓越した魔術の才を持っていたが優秀さゆえに、彼が創り出した新たな魔術を危険視した同じ魔術士たちに暗殺されてしまう。
　暗殺の際、父だけでなく母も喪ってしまった娘の夕草瞳は復讐のために父の創り出した魔術を身につけ、魔術士と世界に復讐を開始する。

　その先に待っているのが血に濡れた地獄であっても。