概要
電気もねぇ! 線路もねぇ! 機関車異世界ぐーるぐる!
貨物列車で深夜の峠を越えていた若き機関士の相楽祐介は、突然白い光に包まれて、浮遊感に襲われた。
異常時だ!
脱線する!
異常時の取り扱いを実施して、あとは成るようにしか成らないと、ただひらすら衝撃に耐えるだけ。
……おかしい。峠の林に突っ込んだのに、列車は地面を滑り続けている。
ようやく停まって窓を覗くと、雲ひとつない青空にホッとした。が、それも束の間。
そんな馬鹿な! 俺は夜を走っていたんだぞ!?
辺りを見回すと、そこには中世ヨーロッパ風の城塞都市。
俺はどうやら異世界転移したらしい。
運転していた貨物列車に乗ったまま。
大量のジャガイモを載せたまま。
異常時だ!
脱線する!
異常時の取り扱いを実施して、あとは成るようにしか成らないと、ただひらすら衝撃に耐えるだけ。
……おかしい。峠の林に突っ込んだのに、列車は地面を滑り続けている。
ようやく停まって窓を覗くと、雲ひとつない青空にホッとした。が、それも束の間。
そんな馬鹿な! 俺は夜を走っていたんだぞ!?
辺りを見回すと、そこには中世ヨーロッパ風の城塞都市。
俺はどうやら異世界転移したらしい。
運転していた貨物列車に乗ったまま。
大量のジャガイモを載せたまま。