概要
当選した宇宙船は、顧客無視の無駄仕様だった
宇宙船員《スペース・セーラー》になることを夢見て訓練校に入学したフィリッツは、卒業生の恒例となっている『スペースシップロト13』を購入する。
それは名前の通り、宇宙船が当たるロトではあるが、当選は一等のみ。
確率は『生身で大気圏に突入して生き残る方がまだ容易い』と言われるほど、極小も極小。
半ばチャリティとなっているロトで、本気で当選を願う人はほとんどいない。
だが、そんなロトでも当選する人は確実にいるわけで――。
売れば一生豪遊できるが、実用するにはビミョーに使いづらい。
そんな宇宙船を手に入れてしまった少年は、一体どうするのか。
それは名前の通り、宇宙船が当たるロトではあるが、当選は一等のみ。
確率は『生身で大気圏に突入して生き残る方がまだ容易い』と言われるほど、極小も極小。
半ばチャリティとなっているロトで、本気で当選を願う人はほとんどいない。
だが、そんなロトでも当選する人は確実にいるわけで――。
売れば一生豪遊できるが、実用するにはビミョーに使いづらい。
そんな宇宙船を手に入れてしまった少年は、一体どうするのか。