夜道を一人で歩けるようになっても

女子高生の日和塚葵(ひよりづか　あおい)は帰宅途中、痴漢に襲われて心に傷を負ってしまう。心の傷に苦しむ葵に、手を差し伸べたのはクラスメイトの男子、麦穂星蓮(むぎほぼし　れん)だった。

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主な登場人物
日和塚　葵(ひよりづか　あおい)　　：主人公にしてヒロイン。帰宅途中、痴漢に襲われて心に傷を負う。一人称は、わたし。
麦穂星　蓮(むぎほぼし　れん)　　　：葵のクラスメイトの男子。心の傷に苦しむ葵に手を差し伸べる。一人称は、ぼく。
箱根　小百合(はこね　さゆり)　　　：葵の友人。バドミントン部の部長。一人称は、あたし。
此藤　桜(このふじ　さくら)　　　　：葵の友人。バドミントン部の副部長。
芥木　翌檜(あくたぎ　あすなろ)　　：蓮の友人。文芸部の部長。
旧海　…続きを読む