第23.5話
Al「・・・・っていう夢を見た」
Mg「へぇーアルちゃんがお義母様みたいな見た目にねぇ」
Al「嫌いな人と同じ見た目になるとか凄い嫌な気分」
Mg「でもアルちゃん自身どこかでそうなりたがっているんじゃないの。良いじゃんお義母様のスタイルとっても綺麗だし」
Al「本当にママみたいな見た目になったら自分を大嫌いになる」
Mg「私はアルちゃんが今のままでもお義母様みたいなスタイルになっても大好きだよ」
Al「それは置いといてさ」
Mg「置いとかないでよ」
Al「夢って自分の思ったようにコントールできる時とできない時あるよね」
Mg「コントールできる時なんてあるかなぁ?」
Al「ある。どういう時にコントロールできるんだろう」
Mg「うーん、夢が自分の意識している範囲というか何というか。眠りが浅いとか?」
Al「成る程ね。じゃあその浅い眠りはどうやってキープするんだろう」
Mg「えっ、何の為に?」
Al「そりゃ自分の望まない見た目にならない為にでしょ」
Mg「そものそもでぐっすり眠っていれば夢は見なかったり覚えてなかったりすると私は思うんだ。だからぐっすり眠れるようにした方が良いかもよ」
Al「にゃるほろ。その手があったか」
Mg「やっぱりよく寝た方がスタイルも良くなるだろうし」
Al「何でミグちゃんは私のスタイルをママみたいにしようとしてんの」
Mg「良いじゃん綺麗な女性になれるの。アルちゃんはその血を受け継いでいるんだからきっとなれるよ」
Al「いやだから私はならなくて良いんだけど」
Mg「お義母様と同じモデルの仕事できるよ」
Al「同じ見た目が嫌なのに仕事も同じとか生き地獄だよ」
Mg「でもモデルになったら多分毎日朝早く起きて会社に通勤するとか必要無いんじゃない?」
Al「今日からしっかり食べてぐっすり寝るよ綺麗なモデルになる為に」
Mg「手のひらを返すのが速い!!良いの?そんなことで考え180度変えちゃって」
Al「あれ写真撮ってもらうだけでしょ。そんな楽な人生過ごせるならそりゃしょうもないプライドなんか喜んで投げ捨てるよ」
Mg「モデルさんに失礼・・・・。というかしょうもないプライドだって自覚しているんだね」
~その日の夜~
Al「ということで私ママより人気のモデルになってやるから」
Tl「そう・・・・」
Al「文句ある?」
Tl「ううん。ママ凄く嬉しい。ママと同じ仕事目指してくれるなんて」
Al「そう言われるのが嫌で悩んだけど楽な仕事でしょ?」
Tl「考えていることも昔のママと一緒だね」
Al「!?」
Tl「これだけ嫌い嫌い言っているのに目指している仕事も考えていることも同じなのが嬉しいなって」
Al「・・・・。」
~翌朝~
Al「ミグちゃん私将来は毎朝頑張って起きて頑張って通勤して会社務めするよ」
Mg「えっ何があったの?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます