第31話
Al「ミグちゃんこのトランプの中から1枚選んで」
Mg「えっ。手品でもするの?」
Al「そっそっそ。引いてちょ」
Mg「じゃあこれ」
Al「はいストップめくらないで。その状態でどのカードか当てるから」
Mg「当てずっぽうじゃん」
Al「違うよ確実に当てるから。ダイヤの4」
Mg「おぉ凄い当たった」
Al「ふふふのふ。これが運命ってやつよ」
Mg「それ全部ダイヤの4な訳じゃなくて?」
Al「・・・・。」
Mg「・・・・。」
Al「えー続きまして」
Mg「いや待って待って待ってうわ本当に全部ダイヤの4!!よく集めたね」
Al「それは私が今全部ダイヤの4に変えたから」
Mg「だとしたら先にこっち側見せないと。最初から全部ダイヤの4でしょう」
Al「まるで種と仕掛けしかないみたいな物言いだね」
Mg「実際種と仕掛けしかないでしょう」
Al「酷いなぁ。じゃあもうこのトランプ要らない。えーい」
Mg「撒き散らさないで!!あぁ辺り一面ダイヤの4だらけに・・・・」
Al「えーと。じゃあ次は私がいつも被っているこの帽子を使うよ」
Mg「へぇ」
Al「これをこうやってね。くるんと回すと回すとね。じゃん」
Mg「おっ?」
Al「ダイヤの4」
Mg「何枚持ってるの!?」
Al「52枚。さっき撒き散らしたやつが太ももの所に落ちたからそれ使った」
Mg「即興で考えるのは凄いけどトランプ・・・・いやダイヤの4以外の手品何か無いの?」
Al「えー・・・・。じゃあこのスプーンを使うよ」
Mg「スプーン曲げ?」
Al「だと思うじゃん。こうやって縦にスプーンを持ってね。両手でスプーンを隠すとね」
Mg「うん」
Al「はいっ!!じゃーんスプーンが消えましたー」
Mg「はぁ」
Al「何処行ったと思う?」
Mg「アルちゃんの長袖の中」
Al「だと思うじゃん?ミグちゃんそこの開けっぱなしの鞄見てみそ」
Mg「えっ?」
Al「するとそこには・・・・!!」
Mg「・・・・ダイヤの4じゃん!!さっき撒き散らしたやつ!!」
Al「これが運命ってやつよ」
Mg「そのTVで聞いたやつのパクリやめて」
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