第30話
Al「ミグちゃん、この海の向こうには未来があるんだよ」
Mg「どういうこと?」
Al「そのままの意味だよ。この海の向こうは未来なの」
Mg「・・・・あぁ時差的な?」
Al「そっそっそ」
Mg「それは未来と言って良いのかなぁ」
Al「未来でしょここより時間進んでんだから。あっち(反対側)に行けば過去に行けるし、タイムスリップしようと思えば出来るんだよもう」
Mg「その方法だとタイムスリップって数時間が限界だね。というかそれで過去未来に行って何するの?」
Al「過去未来の世界を観光すれば良いじゃない」
Mg「ただの海外旅行でしょうそれは」
Al「今ここは冬だけど未来の世界はきっと夏なんだよ」
Mg「それは南半球に行っただけでしょう」
Al「夢が無いなぁ。もっと色んな可能性考えられる人間にならないと未来は来ないよ」
Mg「ここで待っていれば数時間後に来るよ」
Al「それは置いといてさ」
Mg「置いとかないでよ」
Al「私知らなかったんだ南半球の国って別に砂漠や南国ばかりじゃないって」
Mg「よく考えたら南極ってあるし、南に行く程寒くなるみたいだね」
Al「そうなの。びっくりしたよ。あまりの暑さに恐ろしくグツグツしているものだと思っていたから」
Mg「はい?」
Al「オージーだけに」
Mg「OGじゃなくてOZだよ。しかも無理して考えた感じしかしないし」
Al「おぉ全然ダメじゃん私」
Mg「はいはい」
Al「何か雑じゃない返事」
Mg「そりゃそうなるよ」
Al「NZだけにね」
Mg「はい?」
Al「NZだけに」
Mg「2回言っても全然面白くならないよ」
Al「何でそうやってズタボロに酷いこと言うのさ」
Mg「面白くないのにそうやって重ねてくるからだよ」
Al「ちきしょう過去に戻りたい」
Mg「今の技術では過去に戻ってやり直しとかできないよ」
Al「もうまぢゃみアメリカ行こ・・・・」
Mg「落ち込んでいる所悪いけどアメリカ行っても過去には戻れないよ」
Al「いや観光目的で」
Mg「思い切り元気じゃん」
Al「OGじゃなくてOZだよ」
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