(仮)な日常会話

第40話

Al「言葉の最初におを付けたらお上品になれるかな？」

Mg「えっ、何それ」

Al「お金持ちの人って大体付けてるじゃん。お嬢様もそうだよね。お上品だよね」

Mg「お昼ご飯とかお弁当とかもお上品なのかな？」

Al「お上品だよ。だから私も真似してみようと思って」

Mg「だからの意味がわからない・・・・」

Sc「実に面白そうですわ。やってみましょう」

Mg「それは置いといてさ早くお昼ご飯食べようよ」

Al「ふふふのふ。今日の私のお弁当は一味違うよ」

Mg「何が？」

Al「おじゃーん」

Mg「そこにおは付けないでしょう。台無しみたくなっているし。それより美味しそうだね」

Al「クッソええお肉ですわ！！」

Mg「最初の言葉のせいで下品になっているよ」

Sc「下品ではなくとも言葉だけ見たら関西人のようですわね」

Al「お嬢様みたくなってない？」

Mg「全然」

Al「そんな・・・・。形から入ってお金は後から付いてくるっていう私の計画がおじゃんだよ」

Mg「計画がお粗末過ぎる。というかおじゃんの意味知ってるんだね」

Al「もういいやお弁当食べよう。お嬢様のお弁当豪華だね。誰が作ったの？」

Sc「毎朝じいやに作っていただいてますわ」

Al「おじいやだ」

Mg「そこにもおは付けないし別の物みたくなっちゃってるよ」

Al「そうそう次の授業で使う道具持ってきたよ」

Mg「次の授業？化学だっけ？」

Al「そっそっそ。おじゃーん」

Mg「おじゃんはもういいよ。それは・・・・」

Al「おシャーレですわ！！」

Mg「お洒落って程でもないよ。普通のシャーレじゃん」

Sc「それに何故生徒がシャーレを用意しているのでしょう」

Al「これが言いたくて持ってきた」

Mg「何でそんなしょうもないことのためにわざわざ。というか早く食べないと午後のホームルーム始まるよ」

Al「先生が来ちゃうまずいまずい。お弁当は美味しいけど」

Mg「そういう小言もいいから」

Tm「もう来てますよ」

Al「あっちょっと先生タンマ食べてるからまだ」

Tm「はぁ・・・・。せめて黒板の方を向いてください」

※Alの向きを変えようと両肩を掴む

Al「ひゃあちべたい！！」

※不意に触られたため驚く

Mg+Sc+Tm「「「あっ！！！」」」

※驚いた拍子にAlのお弁当が落下

Al「・・・・。」

Mg「あ、アルちゃんが凍った・・・・」

Tm「えっと、あの、お、おじゃーん・・・・」

Mg「おじゃんはそこでは使いません」

Sc「そして先生わたくし達のお話聴いていましたのね」

Al「ちょっと先生ぇ！！お肉高かったのに！！酷いよ！！」

Tm「ごめんなさいごめんなさい！！」

Mg「あ、アルちゃんがおこおった・・・・」