第8話
Al「私ね、本とか読んでてたまに思うことあるんだ」
Mg「なに?」
Al「文系の人ってなんでわざわざ難しい言葉使いたがるのかなって」
Mg「えっ・・・・?」
Al「本じゃなくても周りの話聴いてると結構そういう人居るし」
Mg「へぇ~。あまり気にしたことなかったな」
Al「試しに聴いてみるといいよ。私達は理系だからすぐ違和感を感じると思う」
Mg「私って理系だったの?」
Al「うん。私もミグちゃんもきっと理系だよ。何故ならこの会話の作者が自称理系だから」
Mg「中の人どうこう言うのはやめよう?」
Al「あぁそう」
Mg「ちなみに今アルちゃん「何故なら」って言ったけど、それ「だって~」でも通じる所だよね」
Al「ミグちゃんそういう所鋭いよね」
Mg「えっ、あぁ何かごめんね」
Al「いやいや謝ることじゃないよ。実際私が言いたいのはそういうことなの。わざわざそんな難しい言い方しなくても良くない?って」
Mg「はぁ」
Al「「しかるに」とか「さりとて」とかさ、よく聴かない?」
Mg「よくは聴かないけど・・・・確かに聴いたことはあるね」
Al「いきなりこんな言葉言われるとそこでハテナが浮かんじゃってさ。後の言葉が入って来ないんだよ」
Mg「成る程・・・・。なんとなくわかるかも」
Al「でしょ?しかもこいつらっていつも文の最初に来るの。だから余計困るんだよね。「ことに」何々~みたいにさ」
Mg「確かに。いきなり「ことに」って言われたら北海道の地名かなって思っちゃうもんね」
Al「あ、うん。そうだね・・・・」
Mg「あれ、違った?」
Al「それ私が言おうと思ってたのに・・・・」
Mg「そう・・・・。ごめんね」
Al「まぁそれは置いといて、特にこれよく使われるなって思うのがあるんだ」
Mg「なに?」
Al「「よしんば」ってよく使う人居ない?」
Mg「えっ・・・・と、どうかなぁ?」
Al「きっと近くに居ると思うよ。クラスに1人は居る」
Mg「そうなの?」
Al「うん」
Mg「んー考えたけど近くにそんな人居た覚えないなぁ」
Al「そう?」
Mg「うん。そものそもで気にしないもの。よしんば本当に居たとして」
Al「あっ」
Mg「あっ」
Al「まさかミグちゃんがそうだったとは・・・・」
Mg「全く気が付かなかったよ。で、その、「よしんば」を使う人に対して何か思う所でもあるの?」
Al「「よしんば」って「仮に」って意味らしいじゃん。だから普通に「仮に」って言えば良いのになって思うの。いかにも語彙力ありそうな感じのする言葉だから使ってるだけでしょ?」
Mg「今のは正直無意識だったよ」
Al「本当?そものそもでそういう言葉どこで仕入れるのさ?」
Mg「やっぱり本が多いんじゃないかな」
Al「やっぱ文系は本読むんだね。私も漫画ならよく読むけど」
Mg「漫画でも色んな言葉使ってる漫画があるだろうし、逆にそうでもない小説だってあるだろうから、使ってる方の作品読めば良いのかなって私は思うよ」
Al「成る程ねぇ」
Mg「少なくともこの作品は語彙力に乏しいからダメだね」
Al「くそう!!」
Mg「ジャックバウアーさんの物真似はもういいよ」
Al「なれどもさぁ」
Mg「無理矢理難しい言葉使おうとしなくていいから」
Al「ここは私達が喋ってるだけなんだからやっぱり変な言葉使ったって合わないよ」
Mg「さもありなん」
Al「だからそういう言葉はこの作品には合わないって」
Mg「まぁね。ただここじゃなければ難しい言葉使っても良いかも」
Al「なんで?」
Mg「何より頭の運動になると思うよ。同じ言葉使いまわしよりは頭使う筈だし」
Al「なるへそ」
Mg「えっ・・・・。まぁ、そういう変え方もアリかもね」
Al「芸人さんのネタとかもあれこれ誰のネタだっけって考えるからお互いに良いと思うんだ」
Mg「それも一理あるけど・・・・。パクリ系は程々にしようね」
Al「Yes. My Lord.」
Mg「アニメで聞いたネタもね」
Al「わかった」
Mg「じゃあこの話はもう終わりね」
Al「うん。結びで使われる言葉って言えば何だろうね」
Mg「えっ今終わりって・・・・」
Al「お後がよろしいようでとかかな?」
Mg「別によろしくないしなぁ準備すらしていないし」
Al「じゃあ閉店ガラガラとか?」
Mg「大体合ってるとは思うけど。うーん」
Al「よしじゃあ考えてみよう」
Mg「いやもうええわ!!」
2人「「これだ!!」」
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