(仮)な日常会話

第0話

Mg「あのさアルちゃん」

Al「なに？」

Mg「アルちゃんは自分のこと運が良いと思う？悪いと思う？」

Al「んー・・・・とね。日によって変わる」

Mg「日によって？」

Al「うん。いつも運が良いとは思わないしいつも悪いとも思わない」

Mg「あーそっか。星座占いとかいつも同じ順位じゃあないもんね」

Al「うん。というかその日の私がどう思うか次第じゃあないかな」

Mg「同じことでも日によって運が良いと思ったり悪いと思ったりする的なこと？」

Al「そうそうそんな感じ。競馬で1000円当たっても、ただ当たれば良い気分なら嬉しいだろうけど、大儲けしたい気分で1000円じゃあ少ないなぁって思うでしょ」

Mg「いや私達高校生なのに競馬の話されても・・・・」

Al「要するに気の持ちようで変わるってこと。どんな些細なことでも運が良いなって思うようにすれば毎日運が良い人でいられるんじゃあないの」

Mg「なるほどねー。じゃあさ」

Al「なに？」

Mg「アルちゃんは馬券買えるようになったら当たれば良いって気持ちで買うの？」

Al「いや絶対大儲けする」

Mg「えっ」

Al「1000円ぽっちで喜ぶようなヤツにはなりたくない。だってなんかしょうもないことでいちいち運が良いなぁとか思ってたらバカみたいじゃん？」

Mg「私は1000円でも当たったら凄いと思うんだけど・・・・」

Al「そう思う人はそれで良いんだよ。人それぞれだから。それぞれの基準で見て良い結果か悪い結果か決めれば良いと思うよ」

Mg「うん」

Al「ただ私は万馬券当てたいから万馬券狙う」

Mg「あっ・・・・そう。えっと、今買ってはいないよね？」

Al「うん」

Mg「なら良かった。じゃあちなみにさ」

Al「なに？」

Mg「アルちゃんのこれまでの人生は運が良かったと思う？」

Al「えーとねー・・・・」

Mg「これも日によって変わる？」

Al「変わると思うよ。やっぱりその日によって感じ方とか考え方とか違うと思うし」

Mg「へー。じゃあ今日の気分だとどう？」

Al「悪かった。絶対」

Mg「なんで？」

Al「生まれてくる親を間違えた。あんなママの所に生まれなきゃ良かった」

Mg「なんかその感じだとそう簡単に気分変わらない気がするんだけど」

Al「うん。昨日も今日もきっと明日もママのことは嫌いだから」

Mg「えぇ・・・・」