第1話

Mg「えっと、次の授業は何だっけ?」


Al「日本史」


Mg「そっか。じゃあトゥーリ先生の授業だね」


Al「うん。凄い退屈なやつ」


Mg「アルちゃん歴史の授業好きじゃないよね」


Al「うん。歴史よくわかんないし。先生巨乳だし」


Mg「先生が巨乳なのは関係ないでしょ・・・・」


Al「巨乳は滅べば良い」


Mg「先生が嫌だから歴史も嫌なの?」


Al「ん?いや実際歴史あまり興味無い。だって昔のこと知って何になるのかわかんないし」


Mg「数学苦手な人が数式勉強して何になるのかって言うのと同じだよねそれ」


Al「例えば戦国時代だけで凄いいっぱい人居るじゃん。覚えきれないよあれ」


Mg「あー確かに。誰が武将なのかとかよくわからなくなるね」


Al「でしょ?あれ誰が天下獲ったの?何をもって天下獲ったなのかもよくわかんない」


Mg「それは勉強すれば・・・・ってそれを勉強してどうすんだって話か」


Al「そっそっそ。織田さんだっけ人気なの。ヒーロー的な扱いされてる人」


Mg「うん」


Al「あの人が天下獲った訳じゃないよね確か」


Mg「そうだね」


Al「じゃあ何であの人人気なの?」


Mg「え?えっと・・・・何でだろ。強かったんじゃない?」


Al「強かったら何で天下獲れなかったの?」


Mg「え?えーっと確か途中で明智さんに殺されたんじゃあなかったっけ」


Al「じゃあ明智さんが最強で天下獲ったの?違うよね」


Mg「・・・・アルちゃんのその勝った人が1番強くて天下獲るみたいな考えは極端過ぎないかな」


Al「だって戦う国の時代なんだからそういう感じするじゃん」


Mg「そうかもだけどさ、強さ以外にも性格が好きとかあるんじゃないかな?」


Al「鳴かぬなら殺してしまえホトトギスの人が?」


Mg「あ、うん。多分ね・・・・」


Al「殺さない人の方が日本人にはウケそうな気がするけど」


Mg「そこは人それぞれじゃない?色んな人が出て来て、その中でこの人好きだなって人が現れやすいから歴史の授業は人気なんだと思うよ」


Al「・・・・何その強引なまとめ」


Mg「だってもうすぐ授業始まるよ」


Al「えーじゃあ結局誰が正義なの?」


Mg「わかんないよーヒーローなんて人それぞれだよ多分」


Al「仮面ライダーとか?」


Mg「歴史関係ないじゃん!!でも多分そういうことだよ。アルちゃんのヒーローは誰なの?」


Al「マルゼンスキー」


Mg「えっ?」


Al「マルゼンスキー」


Mg「えっ・・・・。馬?お馬さんだよね?」


Al「うん。強くて速くて格好良いし、出たレース全部勝ったんだよ」


Mg「いや、確かその馬私達が生まれるずっと前の馬だよね?何でそんな馬知ってるの?」


Al「ネットで見た」


Mg「そ、そう・・・・。でもヒーローの話で昔の馬を出すのは何かニッチ過ぎない?他には?」


Al「トキノミノル」


Mg「戦後すぐくらいの馬じゃん!!何でもっと古い所が出てくるの」


Al「いやミグちゃんも何でわかるの」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る