概要
「公子ちゃんは……絵なんだ」
ほっぺの赤い、小学五年生の笑子(にこ)は、ひょんなことで、いつもひとりでいる不思議な雰囲気をまとった公子(こうこ)と仲よくなる。
公子は、絵がうまく、顧問の花(はな)ちゃん先生に期待されていた。だが、公子は花ちゃん先生にすすめられても、本格的に絵に取り組もうとはしない。
笑子と友人たちはある日、花ちゃん先生から、公子のようすを探るように頼まれるが……公子には、とんでもない秘密があった。
笑子はそれを目の当たりにする。
「あたしたちの友情を、みんな知らない」
小学五年生。大人になっていく季節。
ささやかな、小学生ふたりの、それでいて、どこかとくべつな友情の物語。
公子は、絵がうまく、顧問の花(はな)ちゃん先生に期待されていた。だが、公子は花ちゃん先生にすすめられても、本格的に絵に取り組もうとはしない。
笑子と友人たちはある日、花ちゃん先生から、公子のようすを探るように頼まれるが……公子には、とんでもない秘密があった。
笑子はそれを目の当たりにする。
「あたしたちの友情を、みんな知らない」
小学五年生。大人になっていく季節。
ささやかな、小学生ふたりの、それでいて、どこかとくべつな友情の物語。