犬。その動物は人間の盟友であると共に、人間の「しもべ」でもある。犬として育てられて来た(!)公子は、それゆえに尊大な自尊心を持たない。しかしそれは卑屈ではなく、むしろ冷静沈着な目と、犬なりの自尊心を持っている。彼女の眼は実に鋭く、そして正確に対象を射抜く。シリーズ全体(「ペットプレイ日常もの」)のどこを呼んでも彼女の目の恐ろしさを感じる事ができるはずだ。是非とも彼女の目を味わってもらいたい。