何にでもなれるけど、何をやってもいいわけではない(フリー・ガイ)

8月18日に観賞

↓観賞直後のツイート(@shtakasugi)


フリー・ガイ意外と面白かった

日本人やLGBTに加えて、ファーリィも出てきて、多様性守るの大変そう

フリー・シティの治安が米花町レベルで草

今年最高の映画かもしれん



 近年の洋画はポリコレ遵守じゅんしゅするため、黒人や女性を活躍させたり、アジア系の人やLGBTを出したりする傾向がありますが、この映画は何とファーリィ(日本でいうケモナー)が出てきて驚きました。


 リアル世界の主人公の仕事仲間で、ゲームの中でウサギの着ぐるみをまとっています。あとマイリロポニーのレインボーがこっそり出演していたので、これにはブロニ―もニッコリ。






※※※ここからネタバレ






 フリー・シティというゲームのモブキャラである銀行員のフリー・ガイがプレイヤーのサングラスを手に入れ、人を手助けすることでゲームコインを稼いでいきます。


 フリー・シティは、人を殴ったり、銀行強盗をしたりしてランクを上げる米花町の犯人大喜び(名探偵コナン参照)のシステムなんですが、フリー・ガイの行動によって、プレイヤーの考えも改まっていきます。ゲーム実況者が、俺達はもっとモブキャラのことを考えなくてはアカンと思うように。


 さらに、同じモブキャラもフリー・ガイに触発されて、今までと違うことを始めていきます。モブキャラが一斉に職場放棄するシーンは笑えましたね。


 映画の終盤は、フリー・ガイが何にでもなれるというメッセージを強調しますが、根底にあるのは何にでもなれるけど、何をやってもいいわけではないということですね。


 フリー・シティのように常に銀行強盗や殺人・暴行の限りを尽くすと、どこぞの国のように大混乱になるワケで、性的役割や人種的な縛りに囚われなくてもいいが、やはり一定の規律は守らないとね。


 ポリコレやコロナ禍で制約の多い作品作りを強いられますが、もっともっと自由で楽しい映画を作ってほしいですよね。



 

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