失敗してない人気漫画の実写化見ぃつけたぁ!(約束のネバーランド)

12月24日に観賞

↓観賞直後のツイート(@shtakasugi)



実写約束のネバーランド見ました

・渡辺直美の怪演

・北川景子のママぶり

・色んな国の子どもが出ていて、多国籍感の演出

・私好みの頭脳戦

・まぁまぁ頑張ったCG鬼


いつもの失敗実写邦画かと思いきや、結構良かったです。10点満点中8点!



 人気漫画の実写化は、失敗するパターンが多いんですよね。


 成功したのはデスノートとるろ剣とテルマエ・ロマエと銀魂ぐらい? 残りは死屍累々の山です。


 わずかな成功の可能性に賭けて見に行ったんだけど、まぁ良かった。


 北川景子の怪しいママの演技は女王の教室の天海祐希を彷彿とさせましたね。渡辺直美はクローネそのもの。


 惜しむらくは、レイ役の人があまり賢そうな声じゃなかったことですね。





※ここからネタバレ





 鬼に食べられないために、エマ・ノーマン・レイの3人の優秀な子供たちが脱走作戦を練る。


 脱走したい子ども達と、脱走を絶対に阻止したいママ・イザベラと、イザベラを失墜させたい直美クローネの三者三様の騙し合いが、結構面白いですね。


 ただ、直美クローネは中盤で鬼に食われて脱落。原作未読なんで、こんなあっさりやられてしまうのかと、少し残念な気分になりました。


 脱走計画が順調に進む中、ママがレイの裏切りに気づき、エマの足を折るという暴挙に出る。あきらめなさいと甘くささやくママは妖艶だ……。


 そして、ノーマンが出荷されて、エマは絶望の淵に。あきらめたように日々を過ごし、もうおしまいか?


 あきらめたと思っていたのか? 


 ママの目をごまかすために、エマとレイは諦めたフリをしていたのだ。そして、エマはノーマンの遺言どおりレイの焼身自殺を止めて、みんなと脱走。ただし、4歳以下の子ども達は残したまま。


 ママを食い止めようとする子ども達の演技(二重演技?)は良かったですねー。無邪気の中に潜む悪意って最高です。


 

 無事に脱走かと思いきや、エマが逃げようとする前に、ママが俊足で追いつく。

エマはママが本当は悪人でないことを見抜き、いつか脱走できる子どもを育てていたんでしょうと言う。ママは逃げたらロープを切ると言うものの、やはり最後に母親の情が出てきて、彼らの脱走を認めた。



 脱走を許したママは鬼に食われてしまう。クソ―、炭治郎や煉獄さん達がいたら、こんな植物クリーチャーっぽい鬼倒せるのに―。


 ただ、死ぬ前に後悔のないやすらかな顔を見せただけ、マシだったか。


 脱走できた子どもたちは、朝日を見て笑顔。ハッピーエンド、チャンチャン!



 本家はこの後も続くようだけど、脱走してからはあまり興味が湧かないかな。鬼退治は鬼殺隊の仕事だし。


 オール日本人キャストの鋼の錬金術師と違い、この作品はハーフの子どもを起用して多国籍感を出したのは評価できますね。脱走しづらいロケーションも良かったですし。


 ただ、邦画の宣伝が下手……。もっと頭脳戦をアピールした方が良かったんじゃない?

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