人と妖精は交われないのか(羅小黒戦記〜ぼくが選ぶ未来〜)
11月9日に観賞
↓観賞直後のツイート(@shtakasugi)
ロシャオヘイ戦記
・街を活かしたバトルいいな
・関西弁マッチョ虎ニキ好き
・シャオヘイのぬこ感が可愛い
8点ってところで
ウルフウォーカーと同じく、人間VS自然の構図の映画。環境破壊ゴリゴリやってる中国の映画だけど、自然の描写がとてもいい。ここに住みたいなぁと思わせる作画はさすがです。
一方、都会の作画はごちゃごちゃしている。都会の人間は生き生きと描いてますが、自然と比べると好ましくない。
※ここからネタバレ
ウルフウォーカーでは人間の少女がオオカミ側に接近する構図でしたが、ロシャオヘイ戦記では、妖精のシャオヘイが不本意ながらも人間側に接近する構図になっています。
自分のすみかを奪った人間憎しのシャオヘイは、CV櫻井孝宏の妖精クーシ―に出会って、妖精が多い自然モリモリの森へ行きます。
CV櫻井孝宏のキャラは裏切ることで有名なので、シャオヘイの将来に暗雲が……。
妖精たちの森に人間のムゲンが急襲して、シャオヘイをさらいます。ムゲンは妖精が住む”館”にシャオヘイを連れていくと言いますが、シャオヘイはクーシーの元に戻りたいので脱走を図ります。そのたびにムゲンがシャオヘイを押さえつけるのがギャグですね。
シャオヘイを取り戻したいクーシーは妖精の力を奪うという禁忌の技を使います。どう見ても悪役の力……、やはりCV櫻井孝宏のキャラは裏切る!!
裏切りのクーシーはシャオヘイの特殊能力を利用して都会を滅ぼし、昔の自然の姿に戻そうとします。しかし、シャオヘイは人間のムゲンと協力して、クーシーの野望を打ち砕く。クーシーは大木になって眠りにつく。
最終的に、シャオヘイは妖精達と暮らすよりも、ムゲンと一緒に旅を続けることを選びます。彼がほしかったのは安住の地ではなく、常に一緒にいる人だったということですね。小さい頃から孤独の野良妖精でしたからね。
ウルフウォーカーを先に見てしまったので、妖精の超能力やムゲンVSクーシーのバトル描写は面白かったものの、やはり少し不満足ですね。
自然を破壊する人間側に溶け込む妖精、自然を取り戻そうとする妖精、どちらも仲良くできる答えは見つかりそうにない。現実の世界でも、経済活動と自然保護の板挟みで、未だにもやもやっとしています。これはしかたない。
この作品を見た子どもが大きくなった時、どんな答えが出ているか。私たち大人も考えて、よりよい未来を築き上げていきたいですね(今回はマジメ)
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