4/17 ストレスは限界を超え、新たなステージへ
みなさま、コロナ騒ぎでご苦労されている方も多数いらっしゃると存じます。
こちらはお仕事がどういう訳か暇になっていますが、雇われの身である私は幸い大きな影響無く過ごしております。
しかし一つ、際立った問題が御座います。(突然昔話テイストへ)
あまりに落ち着いた毎日が続き過ぎますと、今まで大して気にしていなかったようなことが、とても大きな不協和音として響いてきます。
深夜の静寂で、日中気にならなかったエアコンの機械音が気になって、眠れない夜のように。
働きアリの中には一定の割合でサボるアリがいて、それを取り除くと、また別のアリがさぼりはじめ一定の割合のアリが常にでサボり続けるのと関係があるのでしょうか。
そんなわけで、プライベートの人間関係で、凄まじいストレスをここ数日感じておりました。それはそれはとてつもないもので御座いました(昔話テイストを思い出す)。
ですが、小説を書く者には一つ大きなメリットが御座います。
其れは、どんな嫌なことがあっても、どんな嫌な人と出会っても、それを創作に活かせたら、それもいい経験だったかもしれない、と転換することができるという点で御座います。
ちょうど時を同じくして、公募ガイドに此のようなものがありました。
「1万5千円を払って童話集に作品を載せませんか?」
(実際はもっとニュアンスは違います)
編集者の方がチェックをくださり、最終的には全員掲載されるとの企画です。完成品を3冊くれるそうです。練習がてら参加してみようと思った次第で御座いました。
ただ、童話というものがどういうものかさっぱり分かりません。
イメージとしてはごんぎつね、桃太郎、その他日本昔ばなしが思い浮かびます。そんなことをぼんやりと考えておりますと、目の前に公募ガイドのnet版が飛び込んできました。内容は以下のようなとても驚くもので御座いました。
*
初めて童話を書く人の作品には、以下のような傾向が見られます。
1. 教訓的な話、残酷な話。
2. 特に理由もなく動物が主人公。
3. 特に理由もなくメルヘン調。
4. 主人公が最後に美しい死を迎える。
5. 主人公が大人で、子どもの頃を回想する。
この手の作品は、予選で落ちる可能性が高いです。
童話は子どものためのお話ですが、道徳を教える道具ではないからです。
童話に対する認識がちょっと違うわけですね。
*
なるほど、一瞬で予選落ちするところで御座いました。
民話と童話は違う、などその他いくつも注意点がありました。自分が描こうと思っていたことはかなり教訓的な内容でした。
ただ……。
どうせ初体験なのでいいのではないでしょうか? と考え、それなりに体裁を整えて応募してみようと思いました。
そしてここカクヨムにそのお話を先行配信いたします。
タイトルは「願いを叶える悪魔」2000字
ある時突然、無条件で願いを叶えてくれる猫が現れます。
いいえ、代償はありません。
さて、その先はどうなるのでしょうか。
このような不思議な毎日から生まれたお話、何卒楽しんでいただければ幸いで御座います。
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