8/11 悲報: 悲しいことがありました
本題の前にちょっとだけ。
矢指 嘉津様https://kakuyomu.jp/users/y-yoshiが近況ノートにこのエッセイを書いた時からコメントをくださっております、ありがとうございます。
矢指 嘉津様といえばその指摘が鋭く、思わず驚いてしまったことがありました。それは「小説は懐中電灯。」https://kakuyomu.jp/works/1177354054887024909でのコメントです。
「小説は懐中電灯のようだから、映画と違ってサウンドもなければ映像もない……」という逆説的な内容から入ってみたところ、なんと見事にその後の展開をコメント的確に指摘なさいました。
「ふわふわ ざらざら」https://kakuyomu.jp/works/1177354054889807517
で詩を書いていらっしゃるだけに、この点についてはしっかり押さえていらっしゃるのだなと感心してしまいました。
ところで、本題です。
拙作に【ネタバレ】も何もありませんが、先日公開された「峠の小屋と、不思議な老人」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890578718
のまさにオチとなる内容を以下に書きます。
昨年、サイバーセキュリティコンテストというイベントがありました。以前紹介したエッセイに書かれていたもので、自分も初の10万字越えの長編に挑戦いたしました。内容はいいとして……それの構想を練りながら、いつもとある女性バンドの曲を聴いていました。夏をテーマにした曲が多く、とても印象に残っています。
——この曲は夏の思い出にしたい。
そんな思いから、9月以降はそのバンドの曲を聴くのをやめました。
この曲を聴くのは夏だけ。そうすることによってこの曲は夏の曲だ、と自分の中での印象を強くできるだろう、そう思ったからです。
あれから一年が経ち、久々に彼女たちの音楽を聞こうと、ネットの海を探りました。今年はどんな夏の曲を聴けるのだろうか? そう楽しみに検索をしたところ、驚愕の事実を知ることになったのです。
なんと、彼女たちは活動停止していたのです、しかも半年も前に!
ショックでした。
何がショックって、ショックだといっておきながら、活動停止していたことに半年も気づかなかったことがさらにショックでした。
まだそこまでメジャーでもなく、まさにこれから! と思ってひそかに応援していたので非常に残念でした。
このもやもやした思いをどうせなら小説にぶつけてみたらどうか、こうして生まれたのが「峠の小屋と、不思議な老人」です。
せめて何らかの形として残せれば、そんな思いが込められています。
「たけき者も遂には滅びぬ ひとえに風の前の塵に同じ」
形あるものはいつ無くなってもおかしくないと考えて毎日過ごさなければならないですね。
そういった、何らかの強い思いをぶつけて、作品を書いたりしたという経験はありませんか?
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