オタクには興味なし、男にも興味なし、高校にも興味なし、なのになんで……
日本有数の資産家の息子である光永優太郎はオタクだった。
勉強には手を抜かないが、趣味を楽しむことにも全力。
そんな彼は、一度しかない高校生活を後悔なく過ごすため、ただのオタクとして高校生活を送るという計画を立てた。
クラスでは目立たないが、教室の端では常にオタク友達と楽しく話し、固い友情を育む。
そんな計画を立て、高校入学から順調な滑り出しを見せていた優太郎だったが、ある日、ふとしたことでクラス一の美人と話すきっかけができてしまい――