グッドモーニング・ブレッツェル【第ニ編開幕】

もとはドイツ出身の少年だった吸血鬼の青年は、耐えがたい飢えをしのぐために、人間を襲っていた。
ある日、訪れた森の屋敷で、彼は庭師として雇われる。
そこには妙齢のメイドが住んでいた。たった一人で日々を過ごしている彼女は、どこか様子がおかしい。
屋敷の謎を解明してゆくうちに、彼は、気がつく。
――ここに長居をしてはならないと。


・主な登場人物紹介・
・少年・
元ドイツ出身の少年。吸血鬼に噛まれてしまい、現在人間を辞めてしまっている。

・青年・
吸血鬼に噛まれた少年が、とても頼りにしている大人。この青年でもお手上げの状況は、少年にとっての絶望である。

※主人公に対して奇妙な執着心を抱く男性キャラが多いため、人によってはBLに思われるかと思います。キャラ本人たちは友情や家族愛、主従関係のつも…続きを読む