概要
笑って欲しいというか笑うしかないノンフィクション職喪失物語
2018年5月26日土曜日。
俺は職を失い、精神的な苦行から解放された。
誰かホワイトなお仕事を下さい、後生ですから!!
そんな願いをこめて捧げる、ダメで弱い男の、ダメなノンフィクションバイト喪失物語。
ブラックジョークで綴る怒涛の一年。
笑えない? 笑うしかないんだもう。
マジでこんなこと、あるのだ。いや、今の世の中わりとあるのか? あるかも。
だが、人は働かねば生きていけない。
そう。そして就職へ――――――。
俺は職を失い、精神的な苦行から解放された。
誰かホワイトなお仕事を下さい、後生ですから!!
そんな願いをこめて捧げる、ダメで弱い男の、ダメなノンフィクションバイト喪失物語。
ブラックジョークで綴る怒涛の一年。
笑えない? 笑うしかないんだもう。
マジでこんなこと、あるのだ。いや、今の世の中わりとあるのか? あるかも。
だが、人は働かねば生きていけない。
そう。そして就職へ――――――。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!それでも、「働き続ける」。その時は、それしか考えられなかった。
以前。
給料が大幅に減額されました。
人件費がなかったからです。
しかも、中間~下っ端にかけてが切られました。上は現状維持。
「こんな泥船に乗っていても沈没するだけだよ」
そう言って、何人も同僚が辞めました。
その時、何故自分も辞めなかったのか。
……仕事があったからです。
誰かがこなさなければ回らない仕事があり、その仕事は、人が辞めるほどに増えていく。
その仕事を、こなさないと、誰かに迷惑をかける、と思ったからなんです。もう、気分は沈没するタイタニックで演奏する楽団員のひとりでした。
作者様も書いておられますが、『仕事を辞める』って、かなり気力や労力がいるんですよね。
うち…続きを読む - ★★★ Excellent!!!明るさとそこに潜むものとのコントラスト
読んでみたらわかりますが、内容だけ考えるととても辛くなるお話。
でもじゃあこのお話自体が暗いお話なのか。と言われると、いやそうとは限らないと思います。
作者さんが明るい気質であられるのか、それとも表現がお上手なのか(両方の要素とも含まれていると個人的には思います)、読んでいる間は結構楽しく読めました。そして思い返してみて愕然としました。もし自分が巻き込まれたらどうしたらいいのか、そもそも冷静に考えてこんなことがあっていいのか、など考えさせられます。
こんな体験をこのような言葉遣いで表現できる作者さんですし、作中の会話から想像させていただく限りだとかなり人間味のある方。そしてその魅力は存分…続きを読む