俺がバイトを失った日

作者 品格3

それでも、「働き続ける」。その時は、それしか考えられなかった。

  • ★★★ Excellent!!!

以前。
給料が大幅に減額されました。

人件費がなかったからです。
しかも、中間~下っ端にかけてが切られました。上は現状維持。

「こんな泥船に乗っていても沈没するだけだよ」
そう言って、何人も同僚が辞めました。

その時、何故自分も辞めなかったのか。

……仕事があったからです。

誰かがこなさなければ回らない仕事があり、その仕事は、人が辞めるほどに増えていく。

その仕事を、こなさないと、誰かに迷惑をかける、と思ったからなんです。もう、気分は沈没するタイタニックで演奏する楽団員のひとりでした。

作者様も書いておられますが、『仕事を辞める』って、かなり気力や労力がいるんですよね。

うちの職場は、なんとか持ち直し、今は給料も元に戻りましたが……。
拝読して行くにつれ、「……今は持ち直しただけか……?」とヒヤリとしたりします。

カクヨムのトップページからこの作品を知り、何気なく拝読したのですが……。

出会えて良かったと思いました。
作者様の筆力も相まって、ぐいぐいと引き込まれました。……当事者意識もあって……。

どうか、作者様を取り巻く環境が良い方向に進みますように。

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