現在進行形の後日談5

 今回の話は、ひたすらにただの身内話や暗い話。非常にブラックで危険な話などの笑い辛い話が続くので、もしもお気に召さなければ読み飛ばして頂ければと思います。

 たまにはそういう垣間見た闇を綴るのも大事だと考えた次第で、元の作品の趣旨からは大きく離れてしまうのが申し訳ない。

 綴ることが大事だと思って日々綴っているが、面白く書けないことはまことに無念である。


 さて、今回まさかの母からの応援コメントというテロ行為がカクヨムに来襲し、流石に一瞬血の気が引きながら急いで削除をそっと押すという行為をして、母と大揉めするという6月上旬。

 ただでさえ色々考えないといけないことがあるのに、親の機嫌にまで気を遣うのは、俺の心労がマズい! やめてくれカ〇シ、その術は俺に効く。


 しまった、母上様に申し訳ないことをしたと結局平謝りを入れ、「だったらネタ的においしいし消さなきゃいいじゃん」だったり「もっと開き直れよ」「いや、無理」「勘弁して」などの言葉が頭グルグルと駆け巡って、もうなんというかジーザスという感じ。

 うん、「お母様は比較的ネットリテラシーがあるしな、大丈夫だよな!」と余裕をこいて全部の現状報告をしたのはいけなかったね。責任者出てこい。そうでした、わたくしでごさいます。全てわたくしの責任でございます。


 そんな母とは前日、一週間ぶりに会い、前述通りに現状報告をした。

 正直、わざわざ連絡して心配をかけたくないということと、かといって連絡をしない方が心配をかけるというところで、この辺りは毎度せめぎ合っている。

 俺自身、その辺りの問題含めて、楽観視して何とかその場のストレスを回避することが出来ないやり取りは、過剰なストレスがかかって辛い。

 別に母や父のことが嫌いではないのだ。二人とも尊敬する親だ。

 ただ、弱い俺では彼らに合わせる顔が無い、連絡をする権利すらないと思わざるを得ないこと自体が過剰なストレスなのだ。言い訳ではないが、どうしてもこのストレスを解消する術は見つからない。

 

 そんな心理的なものは取り敢えず置いといて、何とか顔を合わせた母に相当な心配をかけたことを謝罪した。母は俺が過剰な心配・先行きの話をするのを嫌がる事を理解し、知人への文句や他愛も無いこととしか話さずにいてくれた。気を遣わせてしまったことは本当に申し訳なかった。


 そんな知人の話だが、某有名会社勤めの知人。彼は母からの紹介だった。奥さんと母が知り合いであり、その流れで俺に仕事の話が届いたのだ。

 今回、彼から見事に謝罪も埋め合わせも無く、傾いた紹介会社のダメージを俺は負わされているわけだが、まああまり人として『良い人』ではないのは確かだろう。

 詳細に書くと法的にややこしいことになりかねないし、あまり憶測で物は書きたくないが、社長からの借金の現状、後以前零していた『ここだけの話』を聞いた限りでは、知人は書類の作成などで協力していたのではないかと思っている。


 そして手が負えなくなってきた現状で、資金の回収などを行っているのではないだろうか。社長と知人の仲は金銭関連で大分険悪になっていたようなので、邪推が捗るところである。


 前に俺は一時期彼の奥さんが立ち上げていたお菓子販売会社を手伝っていたことがあったのだが、協力していたとある会社の社長さんと知人の話が大きくこじれて結局奥さんも社長さんも立ち上げてすぐ会社を畳むことになっているらしいので、何となく褒められた仕事はしてない闇を感じている。

 

 流石に親子でそんな闇の一端を垣間見ると、破滅しないまでもある程度の報いは受けるべきだよなぁ……などと一緒にファミレスでぼやいていた。

 まああくまで、傍目からのあくどい想像と状況からの推察なので、真意などは闇の中である。だが、人を騙すまではないも、深々見ると人の破滅を半分食い物にしてるとしか言えない行為は、やはり個人としては思う所がある。

 出来れば人を不幸にするようなことはしないで欲しい。俺自身間接的ながら被害に遭っている状況で、少しそう思い、今文字に綴るしかなかったのだった。


 そんな暗く、真っ黒で考えたらやばそうな話を終わらせた後、母とまた別の店で一服していたのだが、そこでは暗い話は意図的に避けて本当に他愛も無い話しかしなかった。


「おっさん〇ラブが面白いよ!! 超すごいよ!! ツイッターで話題だ!!」

 だが母よ。その他愛も無い話でおっさんず〇ブを息子に勧めるのはどうだろうか。

 いやきっと、そこまで言うからにはとても面白いんだろう……。ちょっと見たい。

「ジュ〇ンジ2も面白かった!!」

 そして母よ。求職しなければならない息子に、往年の名作の続編を教えるのもどうだろうか。

 この近くにはゲ〇もツ〇ヤもないのだ。借りて返すだけでも手間なのに、とても見たくなってしまう。とんだ時間泥棒がやってきやがった。


 そんな話をした後、お金を渡し、母は帰って行った。

 正直、お金を受け取るのが一番辛い。さっさと返さなければいけない。

 ただどうしても無気力さに抗えないのが辛い。


 その後、冒頭通り飛んできた応援コメント。

 ネットの海でまで俺に試練を与えにくるとは、母め、さては貴様ドSだな?

 ―――俺の全方位バトルは、まだ続きそうである。

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