ココアは甘さ控えめで

甘いだけより、苦いだけより、余程いい

少し決意の二月一日

冷たい――けど、本当に温かい

優しい。でも、ちょっとだけ優し過ぎる

同級生の八重垣百合は大人びている

言ってほしい。だけどそれは、今じゃない

割り切れない事はある。ましてそれが――

四の五の言ってられない、そうでしょ？

美味しい……でも家で飲む方が私は好きだ

昔から嬉しくなかった。妹と言われるのは

後遺症は深刻。完治まで時間を要する模様

百合と一緒はとてもとても楽しい。ただ、若干実害もあるのだ。

……危険だ。一刻も早く逃げないと。

不公平だ。そこは公平であってほしい。

百合が上機嫌……嗚呼、なんて分かりやすい！

羨ましさを超えるとそこは……羨ましさが倍増するだけでした。

ズルいと思う……私だって甘やかされたい、です

昔の私なら信じなかったろう。だけど、今の私なら信じられる

どうしよう……にやけるのを抑えられない

私は欲張りなのだ。もっともっと欲しくなる

もう少し、もう少しだけ、先へ。

そうです。今日の私は意地悪なんです。

もうっ！！　何なのっ、その貫通力はっ！！

いい事が起こり過ぎると、反動も凄い

私の想いはそんな事で揺るがない

そこに彼がいないなら、私に意味はないの

だから、どうしたというのだろう？

「だって、百合の事の方が大事だからね」

お話はマグカップを持って

夏休みが終わる……それが問題なのっ！