翡翠の森公園の人々

達見ゆう

プロローグ

 僕の名前はスバル。

 専門学校に通う傍ら、街の中心にある『翡翠の森公園』で僕と親友のユウヤは主に昼から午後にかけてバイオリンの演奏をしている。ユウヤはコントラバス担当だ。

 理由は腕を磨くため、そしていろんな人に聴いてもらいたいから。

 幸いこの公園はお金を取らなければ演奏の許可は簡単に降りるし、昼にはサラリーマンやOL、午後は学生が集まる所であるから、リスナーの反応を確かめるにはうってつけだ。

 そのおかげか、僕達の演奏を聞きに来る人が増えてきたし、常連っぽい人も見かける。

 これは、そんな人達のオムニバスストーリー。

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