概要
「許される」「救われる」――そんな世界もあるの?
月は欠けていて、ずっと昔からそうだったかのよう。それはこれからも。
どうして欠けていることを知っているのかな。欠けていない月を見たことがあるかのよう。
たぶん、みんなが知っていることを柚希は知らない。そんなことを知るお話。
もう一度だけ始まるかもしれない人生。
作 なるゆら
キャラクター舞台設定 協力 S.Hasima たくさんの皆さん
どうして欠けていることを知っているのかな。欠けていない月を見たことがあるかのよう。
たぶん、みんなが知っていることを柚希は知らない。そんなことを知るお話。
もう一度だけ始まるかもしれない人生。
作 なるゆら
キャラクター舞台設定 協力 S.Hasima たくさんの皆さん
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!触れた手の先にある想い
主人公の情景、想い、そのディテールを見事に言語化した文章にひかれます。
本作品のタグの一つ、PDDとは広汎性発達障害、端的に言えば、コミュニケーションと社会性に対する障害のことだろうかと思います。こんなふうに病名を言葉として記述してしまうと、何やら重篤な精神疾患のようなイメージを植え付けてしまうかもしれませんが(これは世間に対してだけでなく、おそらく患者本人にとってみても)、コミュニケーションと社会性なんてものは、「正常」「異常」と明確に区分できる問題ではありませんよね。
疾患は社会が編み上げる、そういう側面があるんです。そして、それは容赦なく個人という存在に、関心の的を向けていきます。…続きを読む