概要
人生は、予測不可能なお祭りだ!
その時、どう生きるか。
16歳の宇野みちるは、平凡な女子高生。
念願だった私立高に合格し、その声楽部に入部することが彼女の小さな夢だった。
しかし、ある人物の死によって、みちるの人生は大きく狂うこととなる。
幸福に生きるために、みちるが選んだ道とは…?
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!歌声が、入れ替わった。この歌声を望んでなんかいないのに。
その高校の声楽部に入るのが夢だったのに。頑張って高校に受かったのに……。声楽部に入れない。
歌声が入れ替わってしまったから。
第26話まで読んだレビューです。
望んでいない声に変わってしまい、自分の歌いたいように歌えない、もどかしさやつらさが、丁寧な心理描写で描かれています。
感情移入しやすくて、胸がつらさでキュッとなります。だからこそ続きがとても気になり、読み進めたくなります。
また、新たな出会いで少しずつ心情が変わっていっているようなのが、彼女はこれからどう向き合うのかと、続きが気になる要素です。
歌が好きな方は特に感情移入できるのではないでしょうか。 - ★★★ Excellent!!!あいつの歌う声が聞こえる……
あの日から少女を苦しめ、少年の憧れ続ける死者の歌声。
主人公のリアルがいきいきと描かれるほど、不思議な声の存在感が研ぎ澄まされてゆきます。
あの頃のどうしようもなく揺れ動いてしまう心や、切ないまでの気後れや、きりきりと胸を焦がす憧れが、高校時代のむせかえるような熱気と陽気な谺を舞台に甦ります。
ピュアで繊細なフレーズの奏でる詩のような物語に、いつしか深く引き込まれます。
感動必須です。
<以下は 1月16日時点のレビューです>
あの日、生死の境で、歌うことの好きだった少女は声を失くした。その変わりに、まさか彼の声が……?
うわあ。この先どうなっちゃうんだろう。
リズム感のある文体が、ビ…続きを読む