とつぜん異世界でメイドとして働くことになった主人公のサシャ。元の世界では男性だったが、発言は控えめで、家事スキル(料理や裁縫)が高く、メイドの素質があったのではないかと思う。サシャはメイドの仕事を「餓死しないためのお仕事」と表しつつも、一家のために尽くす健気さも持っている。ときどき下心が見えるけれども。サシャが仕える貴族一家はクールだけど、人肌の温かさを感じさせる。サシャは貴族一家と、どう向き合うのか。
いやぁすばらしい。長い作品ですが一気に読ませるパワーがありました。なにより語り口、というか文章が軽快で楽しく、次々と読み進めてしまいました。男性が女性になってしまうのですが、最初から家事スキルが素晴らしく、炊事洗濯料理と大活躍します。とくに料理の描写はこだわりがあるのかどれもたいへんおいしそうです。しかしこの話がすごいのはそれだけではありません。軽快な日常と対比するように戦争が描かれ、主人公もまた激動の中に巻き込まれていきます。このあたりも見事でした。読後感もとてもよく、頭から尻尾まで楽しめた物語でした。
ゆったりと流れる日常シーンは、どこかハ○ス食品提供アニメのような牧歌的空気を醸し、非日常ではどぎつくは無いが確かにある戦争という負を綺麗に融合させている。 異世界転生でTSモノであるが、綺麗な異世界感の演出が良かったです。 まだまだストーリー的には序盤、と思われます。着地点も不明なので☆2とさせて頂きましたが、追わせて頂きたいと思います。
とても読みやすくてよかったです。明るい雰囲気でしたが、戦争の影がちらつき、それがいい意味で緊張感がありドキドキさせてくれました。またヒロイン視点での、この物語の闇と言える部分の描写が深みを創っていると思いました。
突如、女の子になってメイドになってしまった主人公のコメディーストーリー!なりゆきでメイドになりながらも、なんだかんだで仕事をこなす姿は『元からメイドの素質があったんじゃね?」と思わせます!
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