レジオネール戦記・統合本編〜現代日本の学生が十年二十年かけて兵卒からガチで将軍にまで駆け上るドラマ戦記〜

この規模だと、ふつうに読み切れる。
話としてもどこかに振り切れていない、おすすめしやすい範囲。
リアル仮想戦記というのとは少し違うのだけど、時事ネタという鮮度を重視した流れでもないので、いいバランスです。
もっと危ない路線や専門にいきたければそっちにいってしまうのがいいと思いますし、そういうひけらかしも踏みとどまっているので大変良いと思います。
地理で興味があれば一応学校で使った地図帳くらいはあるといいでしょう。
ネット地図よりお勧めです。

スマホを入れ替えした時に全てのデータが飛んでしまってこの小説のしおりもなくなった。
もう読めないと思ってかなり寂しい気持ちでした。
また新たに小説が読める。
ウキウキしながら読む事にします。

訓練としての生活描写がかなり豊富でよかった。
コーラ売りの兄ちゃんとかそういう小ネタ豊富でいい
比較的すぐに下士官になってしまうので兵隊時代の描写が少なかったのが残念。

傭兵という視点ではエリア88という超有名作品がある割に
日本の創作物であんまない設定の作品なのでかなり貴重

重めのストーリーが好みだが、そういった作品は目が滑りやすい、そんな方は多くいるのではないだろうか。
かくいう私もまさにそれ。これまで多くの作品で何度となく読み直しさせられてきた。

翻って本作はどうか。
現代ミリタリーに然程興味がなかった私ですらするっと入れてしまう軽妙な語り口。
にもかかわらず、物語それ自体は重めのリアルな戦争、紛争もの。
そしてもし自分が軍人であったなら、この主人公のような人生は実に楽しそうだと思わせてくれる英雄性。
まぁ、現実なら自分は真っ先に死ぬ役目であろうが。

句読点の使い方に若干の個性が感じられるが、なに、気にすることはない。
一度物語に入ってしまえばそのような…続きを読む

語り口がソフトなのでついつい読み進めると、いつの間にかどっぷりとミリタリーな世界に引き込まれている。ある軍人の奮闘記の体裁で、豆知識のようなエピソードも満載。ウクライナ情勢がより深刻化する現在、砂塵と火薬のにおいが一層リアルに漂う。一話一話の密度が濃厚なので、時間を作ってじっくり読むのがおススメ。

読みごたえがある。
なんかリアルだけどやり取りが軽め。
ゆっくりまとまった時間があるときにじゃないと無理。