カルマの塔

作者 富士田けやき

4,053

1,389人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

アルの生き方や考え方はとても感情移入させられ、読むのがとまりません。キャラクターの感情や根本にある思想はとても奥深く、物語をそれぞれのキャラクターが動かしています。家族や友、復讐や愛、そして強大な人間、科学。素晴らしい成長記であり、最高のヒューマンドラマです。

★★★ Excellent!!!

読了してまず思ったのはウイリアム、アルフレッド共に典型的な日本人の思考傾向があるなと。
世の中のための自己犠牲、自己抑制、幸福を自ら遠ざける。
自分のサラリーマン人生の中でそれらの言葉に思い当たるところがいくつもあります。会社のための自己犠牲、輪を乱さぬための自己抑制、苦を尊び楽を恥とする。
やっていることは百八十度違いますが根本の思想に似通ったものを感じます。
この作品は日本人によって書かれたものだからこそ、この筋書きになったのではないかなと直感しています。それについて是非はありませんが、異なる文化に視座を置いてこの作品を読み込むと面白いなと思いました。
恐らく、ウイリアムは目的を達成するのに自己犠牲は必須ではなかったはずです。王になってからも体を酷使し続け、結果として自身の免疫を弱めたことが病にかかった要因かもしれません。この作品内の医療レベルではその発想自体が不可能だったのかもしれませんが、無理をし続ける理由も合理的な説明がつかない。何故、自らの健康を保ちつつ目的を達成しようとしなかったのか。何故態々人命と国家資金を消耗して継承を行ったのか。不要区画、人員の整理や練兵は十分な理由にはなりえないと思います。それは失った資金と人命に釣り合いが取れない。混乱に巻き込まれて死んでしまった人々の中には将来国に大きな利益をもたらすであろう有望な若者もいたでしょうに。まるでとってつけたような理由です。クーデターという形式で政権移行を行ったためアルフレッド死後、同じことが繰り返されました。クーデターという短絡的な手段による権力掌握の可能性を示唆してしまったからです。結果的に政権に不安定さをもたらしてしまいました。
ではなぜそうしたのか。彼は自分に相応しい死に場所を用意したかったのだと思えてなりません。死に方への拘りは、この国ではおよそ千年前から見られる特殊な考え方です。切腹の根底に… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

とてつもなく深い物語でした。登場人物が誰も彼も魅力的で、出てきた当初は好きではなかったキャラクターが読み進めるうちに好きになっていったりと、知らぬ間に世界に引き込まれていました。特に、主人公の苦悩と葛藤、それでも前に進む覚悟に胸が張り裂けそうになりました。

300万字超えの大長編で、ストーリーも中々ライトとは言えない重みのある物ですが、まずは一話だけでも読んでみてください。知らぬ間にページを進め、気づいたら読み終わっているはず。

では、『いつか』の再開を祈って。

★★★ Excellent!!!

この物語の主人公は、決して生まれながらの強者などではなかった。
では、何故彼は強く在れたのだろうか?

それは、彼の根底にある優しさと弱さから目を背けずに向き合い続けた、意志の強さがあったからに他ならない。

そしてそれは主人公に限った話ではない。
登場人物一人ひとりに、そうした弱さや決意が描かれているからこそ、この物語は「カルマの塔」たり得るのだ。

初心を片時も忘れることなく、その道中で手にかけた一人ひとりの全てを背負って明日へ行く。
そんな彼らの姿に私は魅せられた。

あなたがもしこの物語を知る機会があったなら、是非この熱き物語の行方をその目に焼き付けて欲しい。

★★★ Excellent!!!

この作品は、読んできなかで、断トツで一位だと断言できます。


この作品を読んで終わった後、何か有るんじゃないかとずっと最終話付近を読んでウィリアムのセリフを暗記したりしてしまって、次の作品に行こうとしてもこの作品が、頭にちらつき読めないんですよね、本当にどうしようか今悩んでいて、とりあえず2周目いくかって思えるぐらいの魅力がこの作品にあります。
物語が終わった後、この作品を誰かに勧めて、その人を沼に嵌まらせたいという思いが出てきました。
誰かを沼に嵌まらせに行きます。
この作品に栄光あれ、作者に感謝を!

Good!

復讐と聞いて読んだら、なんか違う。
雌伏があまりにも長文すぎて読者として復讐への、主人公への共感がとうに薄れてた。というか何かコロッと好きになった女の描写の方が圧倒的に厚い。
戦記物とも思うが、確かにシリアス多くて硬派っぽくはあるんだが、
槍で時を止める的な思春期修飾が多かったり、やたら最強ワードが出たり、覚醒して強くなったり、無双ものレベルの超人が沢山いるしで、あんまりリアルではない。
文章は整っている。伏線等のトリックはほぼない。シリアスが頻発するので山あり谷ありというよりは蛇的にょろにょろでメリハリは無い。非常に、とにかく、長いというか冗長。そしてどういうストーリーなの? と聞かれて答え辛いぼやけた結末(リアル的ともいう)

総評して、ちょっとファンタジー入った自伝、というイメージ。

Good!

これだけを書き切ったのは素直にすごいと思います。設定の作り込み、世界の構築など本当に素晴らしい。が、しんどいです。
ただ、最新の作者さまのコメントでようやく分かりましたが、アルフレッドの話まで一気だったのが解せませんでした。一度白の王で第一部閉じ、それからそれなりのアルフレッドとのストーリーから第二部とすればもうちょっと心臓にやさしいのになというのが正直な感想です。
戦闘シーンやそれに類するシーンが好きな方はあまり気にならないのかもしれないです。

★★★ Excellent!!!

 この数字が、カルマの塔が圧倒的名作だと物語っているんですよね。

 正解を言ってしまえば、これは〝一人当たりがつけた星の数〟なんです。
 他の作品だと、良作と呼ばれる作品が2.7、かなりの名作として名を馳せてる作品が2.8と少し、それに対してカルマの塔は2.9を凌駕するんですよ!

 今まで自分は何億文字と小説を読んできたけれど、間違いなく圧倒的頂点。それが、カルマの塔です。

 読まない人は人生を損してる、というのは月並みな表現だけど、そうとしか言いようがない。

 読了してから一月程度経った今でも、未だにこの作品の素晴らしさを思い出し震えます。

 嗚呼、嗚呼!亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜ッ!面白いッ!

★★★ Excellent!!!

こうした作品こそ、自分の眼で全てを確かめて頂きたい。
なので詳しくは語りますまい。

塔とは?

カルマとは?

愛とは?

強さとは?

何者でも無かった男がいかにしてカルマを……。
こうなって欲しい……ああなって欲しい……そうした感情を常に揺さぶられます。

読み応え抜群。



★★★ Excellent!!!

文章力は言うまでもないですし、ストーリーも言うまでもないですし、キャラも言うまでもないですし、全ての要素が綺麗に纏まっていて、本当に最高、いやそれ以上の異次元の小説だと思います。
一度読むともう止まらなくて、長く濃密な小説なのにも関わらずスラスラ読めます。感覚としては一話読むごとに、底なし沼にズブズブはまる感覚でしょうか。
程よい中毒性があると言いますか、少し読むだけにしとこうかなー、と思っていたらその世界にいつの間にかのめりこんで、もう抜け出せないです。
読み終わってももう一度、と手を伸ばしてしまう不思議。
この小説はどんな人にも読んでほしいです切実に。

★★★ Excellent!!!

読み進めることで様々な感情が生じ、心を揺さぶられました。
怒り、哀しみ、憧れ、そして希望。
いち読者としてではなく、アルと、ウィリアムと共に人生を走り切ったような錯覚。
こんな体験はなかなか出来ないことです。
本作に出会えたことに感謝です。

本作をこのまま埋もれさせてはならない。
切にそう思っています。
海外で出版されたらバズりそうなんですが、どなたかそういう知人などおりませんかね?

★★★ Excellent!!!

暴力表現、残虐表現はあります。
ですがそれ以上に、この世界に息づく登場人物の命、流れる年月、変わりゆく世界、人々を感じます。
忘れられていった想い、変わらぬ決意。何者も置き去りにしない物語のなかで、登場する名のある全ての人々に命を、人間であることを感じます。
ファンタジーというジャンルに限らずとも、乱読を重ねたこれまでの読書歴の中で、最高の構成深度であることは確実です。とても深い物語の骨子、一人一人の登場人物の掘り下げ、思わず唸る伏線の回収、一度舞台を降りた人物の驚きの再登場…。何度も泣きました。悲しみに泣き、歓喜に泣き、決意に泣き、出会いに、別れに泣きました。
この物語の魅力を十二分に紹介するには私の語彙力が足りませんが、全てのファンタジーを愛する人々に、いつか必ず読んで欲しい作品です。

★★★ Excellent!!!

主人公の人間性が凄まじく鮮明に描かれていて、様々な感情を想起させる作品。
物語のキャラクターとは思えないくらい鮮烈な生き様に感銘を受ける。
ウィリアムに恥じない生き方をしたい、そう思わせてくれる名作。人生の教科書として挙げても過言ではないくらい多くのことを考えさせてくれる。
主人公以外にもたくさんの個性あふれるキャラクターが登場してきて、戦史であり群像劇であり、残酷だけど誰もが納得して感動できるサクセスストーリー。
本当に多くの要素が詰め込まれていて、かつ失速することなく読めるテンポの良さ。
掛け値なしに全人類に見てほしい。

★★★ Excellent!!!

史実をもとに作られたような凝られた世界観。
一人一人が決して埋もれることの無い魅力ある登場人物達。
泥臭くも心滾る熱き戦い。
そして、その背景にある業...
重厚な歴史を読み解くような感覚に陥る。

人と人との人間的なぶつかり合いだけかと思いきや、とても控えめに匂わせるファンタジー要素も◎◎◎

オススメとしか言いようがない。

★★★ Excellent!!!

悲劇か?喜劇か?

この小説には悲しみが溢れています。人の死、人の欲、人の業。

そんな悲しみに溢れた中を復讐を誓った少年が足掻きながら進み、世界に確かにある光を目指す物語です。

その姿を見てこれが悲劇に見えるか、喜劇に見えるか。
多くの読者がこの問いに悩まされます。

悲劇か?喜劇か?
是非カルマの塔を読んで、貴方の目で心で感じて確かめてみてください。

★★★ Excellent!!!

是非読んで。必ずやあなたの思いが変化・変質するでしょう。


この物語を一言で表すと「空虚」です。拙く、陳腐でありふれた表現ではありますが、最新話を読了した気持ちとしては「空虚」が適当と。

 
最初の数話は、グロ耐性がない人はウッとなるかもしれませんが、後は、どこまでも、信念に突き動かされる登場人物に魅せられて、読了までたどり着きます。一人でも共感や応援をしたくなってしまえばもうこの物語の虜へと堕ちてしまいます。
 
この作品は、「主人公満足・読者満足 WIN・WIN」な作品ではありません。そのような王道な作品ではありませんが、読了したときにしっかりと、確かな満足感はないかもしれないが、糧となるでしょう。


とても素晴らしい作品で、読了直後の記憶を忘れないためにレビューさせていただきました。
富士田けやき様、カクヨム様、その他大勢の支えとなってくれた方々に感謝を。

★★ Very Good!!

登場人物ひとりひとりにストーリーがあり
相互に絡みあう物語
単純なバトルものとしても十分面白いが
読むべきは作者のキャラに対する愛と熱だろう
キャラが立っているとかそういうレベルではなく
作者はどれだけこの物語に注いだのかと驚嘆する
読めば読むほど好きなキャラが増え
敵キャラ(存在しないのかもしれないが)にも哀愁と悲しみ
の感情がわいてくる
まさに人間賛歌

読みだすと止まらなくなるので夜明かしには気を付けたい

★★★ Excellent!!!

一話一話の密度が高く、しっかりとした話の構成。登場キャラは多彩ですが、それ以上に主人公のインパクトは強く、とても見所の多い小説です。
序盤の鬱展開や推しキャラの死亡などがありますが、それらを含めての面白さ。そんじゃそこらの小説とは比べ物にならないレベルですね。
書籍の方も含め、今後とも頑張ってください。

★★★ Excellent!!!

昔好きだった他の小説が薄っぺらく見えるほどの面白さです。
この作品を読んでしまうと他の作品が劣って見えてしまうかもしれないので、先に他の作品を読んでから読むのをオススメします。
決して他の作品をバカにしているのではありません。私の場合はそうなってしまったので。
この作品を読んで何回も泣いて欲しいし、何回も感動して欲しいと思っています。
面白さに震えてください。

★★★ Excellent!!!

僕が今まで読んだ作品の中で最も繰り返し読んでいる作品です。何回読んでも飽きない。読む度に毎度新たな発見があり、作者の緻密さに驚かされます。伏線の回収も鮮やかですが、如何せん物語が重く長く厚いので、何度も読み込むことでやっと真の意図を発見できる。そしてその都度泣かされました。まだ継承編は完結しておらず物語全体不明点ばかりですが、それらの点と点が今までのように鮮やかに、軽やかに繋がれていくのだろうと思うと、完結が待ち遠しいです。一方で、作者様の持ち味である細やかな描写能力が発揮され、丁寧に丁寧に細部まで描かれたカルマの塔が、最後までその圧倒的な分厚さで我ら読者を蹂躙してくれるでしょうから、そんな素晴らしい作品が完結してしまえば満足感と同時に喪失感に苛まれるのではないかという危惧さえ持ってしまいます。確実に、読者の生活を侵食している作品です。
序盤(といっても全体がかなり長い作品なので当然長い)では、主人公の非道っぷり、狡猾さが際立ち、読む人によっては嫌悪してしまう人も多いかもしれません。しかし、ストーリーが進むに従い主人公の苦悩にも様々な変化が生まれ、ライバル、戦友、そして最愛達によって、内面的な成長を遂げていく主人公ウィリアムの姿は、必ずや読者の胸に響くでしょう。主人公以外のキャラクター達も、全員が全員主役級のような魅力を兼ね備え、それぞれの話だけで一本かけてしまうほど。脇を固めるだけ、なんてキャラクターは一人もおらず、互いが影響しあって力強く道を歩んでいきます。彼らの眩しい生き方についつい、憧れてしまいます。

ハーレム感は全くないけれど、一期主人公二期主人公が共に女性にもてる(一期では故意のスケコマシ+激情家女性からの猛アタック、二期では無意識にたらしこんでるという違いはありますが。)のは、血筋なのかなぁ…

★★★ Excellent!!!

深く重たい作品です。
WEB上に多くある、スラスラと読めるライトな物語ではありません。
名作です。戦争と商業、貴族、政治これらが複雑に絡み合い高いレベルで文章が構成されていて、物語に引き込まれます。
復讐誓った少年が紡いでいく物語。是非、読んでみてほしい!

★★★ Excellent!!!

ハードカバーで読みたい、そんな作品です。
日本だけでなく海外でも人気が出るであろうクオリティプラス世界観。
優しい物語ではないですし、途中で放り投げたくなる人もいるのはわかっていますが、それでも読んで感じて考えて欲しい作品です。
作者の頭の中覗いてみたいってほんまに思います(笑)

今日の分まで毎日見ていました。

とにかく進もう、進みたいです。
一歩でもなんなら半歩でも、刻まれた分は必ず繋ぎます。

本当にありがとうございました