カルマの塔

作者 富士田けやき

7,504

2,572人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

ただただ傑作です。
戦術や戦闘描写を事細かに描いてる作品ではなく、読者側が雰囲気で想像しながら読み進める戦記物。

ジャンル問わず数多くの小説を読んできた中でもこの作品ほど鳥肌が立つものは他にないです。

読めばわかります、本気で鳥肌たつほど感情移入するし感動します。

★★★ Excellent!!!

本当に面白い。話数が多く、読み始めるのに躊躇う方もいるかもしれないが、読んで後悔することは100%ない。登場人物が多く、何回か読んでいるのに名前を全員は覚えていないが、キャラが立っていないということでは全くなく、そのキャラに関する話は全て印象に残っていて、無駄がない作品。とても好きな作品。

★★★ Excellent!!!

完結済みで何か面白い作品が無いかなと探している中で出会った本作ですが、とても素晴らしい物語でした。

かなりの大作で読み切るまで時間はかかりますが、読んで損はない作品だと思います。

内容はまさにタイトルの通り。
詳しくは述べませんが、2部的な部分が個人的には少しダレる感じはしましたが、それでも作品を語る上では外せないと理解は出来ました。

お時間あって読み応えのある作品を探している方は、読んでみても良いのではないかと思いました。

★★★ Excellent!!!

2年前くらいに見たけど内容を今でも思い出せるのでレビューしました。
カルマの塔を端的に現すなら
・世界観・設定・内容の厚さ
この全てにおいてカクヨムのみならずライトノベルという枠組みの中の最高峰。まだ見ていない人は確実に見てほしい。今の王道とは違った昔の王道って感じの物語をイメージするといい(語彙力消失)
ただの孤児が世界を怨み、その恩讐の果てに王になる物語っ言うのがメインストーリー。
主人公が自分の志したことに真っ直ぐに進む姿はどこまでも狂気的で格好良い。
ご都合主義じゃないからこそ、負けたり、身近な人が亡くなったりする点もほんとに大好きな作品。
物語がしっかりしていて、主人公との関わりがハッキリしているからこそ身近な人が死んだ時の場面なんかは涙が出てくる。
主人公だけが輝くんじゃなくてモブの死、大切な人死、友の死全てが合わさってるからこその作品の輝きがみえる。











我儘を言うなら最終話で待ち続けてくれた2人と幸せな日々を過ごすというHappyENDで終わるifの物語も見て見たかった。

★★★ Excellent!!!

鬱系はまず読まない私が最後まで読みきってしまった初めての作品です。

読み終わった後にやっと鬱から抜け出せるという思いと、終わってしまったという喪失感が混在していて正直複雑な感情です。

ただやることが無い人は見て後悔することはないと思います。
逆に忙しい人が見始めてしまえば、長編なので寝不足の後悔はするかもしれません。

作者へ
この作品を完結まで書ききってくださって本当に本当にありがとうございました。
心の底からおもしろかったです。

★★★ Excellent!!!

もう4回くらい読み返してます。こんなに文が綺麗で、人物描写が丁寧で作り込まれている作品を私は他に知りません。
ストラチェスの様に全ての人物に意味を持たせ、最後には壮大な世界という、歴史という盤面を創り上げる。高校生の時に出会い、本当に人生を変えた作品です。
内容は、ファンタジーな要素も含みながら、それらは表現方法の一つでしかなく、描かれている内容は現実世界の苦悩や、奮闘や、理想など、今を生きる私たちに突き刺さるものばかりだと思います。
作者さんの他の作品も同じ世界線の話であったり、全く別の作品であったり、色々楽しめると思うのでおすすめです。
好きなセリフは、「僕と君では父に対する重さが違うのかもしれない。でも、どれほど重くとも、今日死んだ兵士一人分の重さで等価だ。そして今日、いったいどれだけの兵が死んだかな。僕らの決断から始まったこの戦、君の判断から続いているこの戦、この中でどれだけ死んだか。そう考えたとき、僕は私事が掻き消えるほど、怖い思いになる」です。本当にこの戦いは痺れっぱなしでした!

★★★ Excellent!!!

とりあえず読め。最初はとっかかりが悪いが読めば分かる。えげつないくらい面白く、感情を揺さぶられる作品である。戦闘描写、伏線の貼り方、文章力、キャラクターの魅力全て卓越した至高の作品。ただ投げ出す人、もう嫌だと思う人がいるのもわかる。読めばわかる。これ以上言うのは無粋である。

★★★ Excellent!!!

七王国と呼ばれる国々が覇権を争う戦乱の時代、奴隷として生まれた少年が大切なものを奪われて世界に復讐する物語——要約するとありふれた設定になるのが本当に不思議でなりません。それ程に圧倒的でした。
読み進めていくうち、非情さと非情になり切れない優しさを併せ持つ主人公に魅了されたり、ライバルとの戦いの格好良さに胸を熱くしたり、ヒロインの愛と献身に涙したりと、忙しない感情の波に襲われることでしょう。ここまで感情を揺さぶられる小説に出会うことは、私の人生でほとんど初めてと言ってもいいくらいでした。無料で読めてしまうことが申し訳ないです。
主人公が抱く友人たちへの親愛、ヒロインたちが貫き通したエゴ、恋愛的な意味に留まらずさまざまな姿で登場する愛の深さ、大きさには本当に圧倒されます。主人公の選んだ道、そこにある愛、そして罪(カルマ)——。罪を積み上げ続けた先に何があるのか、ぜひ多くの人に見届けて欲しいと思います。

★★★ Excellent!!!

間違いなくトップクラスの面白さ。しかも完結済み。
構成はもちろん伏線の数々や、物の見方がガラッと変わる展開もスゴい。長編の超大作ですが、二週目も読みたくなります。
性質上レビューやコメントがネタバレになる可能性があるので、中盤くらいまではあまり読まない方が良いかも?
あと地理がごちゃごちゃするので、「カルマの塔 地図」で検索するとそれっぽいのあります。登場人物ウィキもありました。
無料で読めるのがあり得ないレベルの作品

★★★ Excellent!!!

ある少年が、最初の最愛を奪っていったモノを憎み、
世界を憎み、神を憎み、そして人を愛した物語。

多くを言えばネタバレになるところも出てきてしまうので、
とにかく読んで欲しい。

あえていうなら、心根はどうしようもないほど優しくまじめで不器用な
人間だったのに、降りかかった理不尽がそれを塗りつぶし、その理不尽を
塗りつぶしていくために、多くを喪失する物語。

ちょっとグロテスクなところが匂い立つところもあったり、
本当になんでその選択しかできなかったの?と、感情移入していると
主人公に対して憎しみに似た何かを抱く場面もある。
それでも、読む手が止まらなかった。

ラノベ文庫サイズだと30巻を超える量の文字数。
多分、それですら膨大な筋書きの中から削ぎ落したのだろうと思えるほど
濃密な文章。

戦記物として、また、バトルモノとしても一級品であり、
読み手を選ぶところもあるだろうが、一先ず読んでみてほしいと言える大作。

★★★ Excellent!!!

カルマ深し。
重厚な世界観と、物語の強弱。
様々な伏線と回収。悲劇と喜劇のバランス感。

とはいえ、これは親子の物語。

魔法というか不思議な力は存在しつつも、それが主役足らない。

だが、それがいい。


結局何が言いたいかというと、すげー面白い作品であります!みなさん、是非!

★★★ Excellent!!!

物語の重厚感も素晴らしいですが、話の展開も想像を上回るものでした。
様々な登場人々が持つ魅力や、そのセリフが生きていて、その絡みも最高です。
それと、敵、味方という感じより、それぞれの視点で物事が見事に描かれています。
本当に才能がある方の作品は、度肝を抜かれるので面白いですね!
これまで、数百の作品を読んできましたが、歴代でも1〜2位です!
本物の作品に出会えたことに、心より感謝ですが、
本来ならもっと評価されるべきレベルです!

★★★ Excellent!!!

私が読んだ中で、唯一、鬼人幻燈抄 に匹敵できるweb小説だと思います。
どちらも主人公の生き方がかっこよすぎて、涙がちょちょぎれます。
主人公が2世代にわたる物語となっているが、
実際には1世代目の主人公であるアル(ウィリアム)が主役。
戦闘が熱く、1週間睡眠を削って読み続けてしまいました。
私的に満点の成り上がり小説です。
おしむらくは、出だしの主人公の狂ったような言動や行動を
忌避し、投げてしまう人もいるのではないでしょうか。
あとあとを考えると全く問題ないのですが、
初回、自分はそこがいやでいったん読むのを止めていた時期がありました。
その後、数か月後に再度ちらよみしていたら、
楽しすぎて熱すぎて、止まりませんでした。
初回の30話程度を超えたら後はサイコー!に熱い物語がまっています。
ぜひ多くの人に読んで頂きたい物語です!

★★★ Excellent!!!

伏線の数々、練られたストーリー、テンポの良さ全て随一!ここまで完成されたオンライン小説は読んだことがない。
主人公の性格上内容は暗く、辛く、重いため合わない人にはとことん合わない。戦争に重きが置かれるが、商売や政治など幅広い分野で楽しむことも出来る。1人の奴隷を中心に世界が激動の渦に呑まれるのは痛快。
ps:wikiが出来ているので地図を見ながら読むことをおすすめします!

★★★ Excellent!!!

登場人物は半端なく多いですが、みんな物語を魅力的に見せてくれます。
主人公がとても複雑な魅力をもつ人物ですが複数の人物との対比から凄く深みをもつ魅力を感じさせてくれます。他の登場人物同士の感性や価値観の違いが響き合い、ライバル的な人や友人だけでなく普通なら好きになることが出来ないような悪辣な人物も物語として欠かせないと思ってしまいます。
スピンオフ的なものや同一世界線の話しなどもあり果てしない物語ですが好きです。
個人的には物語終了後にスピンオフなどは好きではないのですが、この作品は別です!