王とはかくも偉大である

資本主義の時代に日本に生まれ、王権の世界など御伽噺としてしか知らない僕に、そう思わせてくれました。

重厚なストーリーに魅力的なキャラクター、ローレンシアの作り込み1つとってもピカイチです。

カール・ルトガルド・ヴィクトーリア、愛と涙をありがとう。

そしてアル、お疲れ様でした。

最初はチンケなダークファンタジーだと思っていましたが、読了した自分を褒め讃えたい。
長編を読んだことの無い人にこそオススメしたい作品。
インスタント文学が隆盛する現代に一際輝きを放つ一作です。

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カルマの塔