美しく凄絶な、とんでもなく面白い傑作

初めて知ったの何年前だろ…今更感漂う1ファンのレビューですが未だにこれまで出会った中で最高の作品は何かとなったら断トツで『カルマの塔』を頂点に掲げます。熱が違う、深みが違う。問答無用で揺さぶられ、引きずり回される。
“傑作”とは、触れればその日から例えちょっぴりでも世界の見え方が変わるような、読み手の世界観をすら揺るがすほどの強烈な磁力を有しているような、そんな魔法を持つが故に“傑作”足り得るのだと思います。
中々長いですがその全てが濃密にクッソ面白いです。少し合わない章があったとしても、とんでもなく懐の深い作品なのでつまらなく思う暇がありません。

本当にどこまでも美しい物語。概要の紹介文の意味を真に理解した時、きっと心の底から震えるはず。この素晴らしすぎる大作を書き上げて下さった作者様には最大限の敬意と感謝を捧げさせていただきます。

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カルマの塔