星崎ゆうき

来る。 そして。 来た。

夏の夜、街角にひっそり現れる建物は。

※ネタバレ注意 ＜キャラクター設定＞ キャラクター①　朝烏　美空（あさがらす　みく） ・小学五年生の十歳の少女で、本作の主人公。 ・魔法使いの西尾に魔法で助けられ、西尾の弟子と…

ノベルアップ＋「ロボット工学三原則短編コンテスト」参加作品です。 ーーーーー 「ロボットは子供を産めませんし、ロボットのための宗教は存在しません。人間と同じように考え、感じる…

若者を中心に世界的にヒットしたＳＮＳアプリ。 そのアプリについて、不気味なうわさが流れ始める。

「たまにはさ、二人で飲みにでも行かね？」会社がお盆休みに入った初日。私に届いたのは、思わぬ人からのメッセージだった。

《凪乃組リレー小説　第二弾》今からきっかり１００年後の未来――西暦２１１９年。世界は「陸」と「海」に二分され、争いは続いていた。高度な科学技術の文明社会を維持するものの、資源の枯…

凛子は田舎の高校一年生。夏休みの直前に出会った、年上の少女サナが、凛子の日常を少しだけ変えた。 突然凛子の目の前に現れて、「夏休み明けに、凛子のクラスに転校生がくる」と予言して、…

音のない世界の空に、箱庭が浮かんでいる。 物語を愛する人たちの喜びを追いかける、ふたりの姿があった。 カタリィ・ノヴェル。リンドバーグ。 ふたりはほとんど言葉を交わさない。大切に…

サイトを確認しなかったこと Twitterを見てなかったこと 最初に発表される場所はこちらと書いてあったのは覚えています なので、自分の見落としですよね 勝手に無茶してなにかあ…

テレビで話題になるような出来事も、高価で立派な食事も衣装もなかったけれど…… 今だから思うことだとは思う。だけど、最良はそこにあった。 良いことや、良くないことを決めるのは誰だろ…

気付けば僕は林の中に居た。それが、夢だって分かっていた。ずっと会いたかったエレナが直ぐ側にいて、世界は僕が紡いだ物語のその先にあった。夢のなかで、僕はまた、君に逢えたんだ。 ☆…

里井幸哉は大学生時代の仲良しグループで、オフシーズンのリゾートホテルにやってきていた。 昔話に花を咲かせた一夜を終えて、プールサイドで一人座る幸哉。心の中に青春の思い出が去来する…

僕らの間にはルールが横たわる。それは神様が作ったルール。それは人が作ったルール。それは僕が作ったルール。ルールはどこにでもある。ルールはいくらでもある。だから――アンチ・ルール。…

最後の３分間。僕らはそこにいた。 心細くて、誰でも良かった相手があなたで良かったと思う。 日常であれば、プロポーズの言葉なのかもしれない。 非日常だったならどんな意味になるだろう…

見送った日の朝も、今日のようによく冷えたことを覚えている。 兄を突き動かしていたものをわたしは知った。 本当に追いかけたかったものは何だったのか。 そして、わたしを動かしているも…

書いていない手紙の返事がもらえるのだという。 書けなかった手紙がある。欲しかった返事がある。 伝えたかった思いをつたえられたら、どんな返事がもらえるだろう――。 夢を見て、夢を渡…

二一〇〇年の春。大和タケルは、一年振りに会ったアーレンス遥に恋文《ラブレター》を手渡す。 彼女の瞳から流れる涙。これは、その恋文《ラブレター》までにたどり着くまでに人類が要した、…

娘の保育園の卒園式を終えて。 子供たちへの想いを、園庭の滑り台のてっぺんにある、うさぎさんに代弁して貰いました。

決戦前夜。ついに長きにわたった戦いに決着がつく。 最後の戦いに臨む主人公の元に現れたのは、やっぱりあれで――。 運命を置き去りにして、世界はどこに向かうのか。 「『わたしのために…

秋田に住む十六歳の大石ふた葉は、東京に住む青年、下條青汰から招待を受ける。 きっかけは、二年前に亡くなったふた葉の曾祖母の遺言状。 「二番目のひ孫のふた葉を、青汰の婚約者にしてほ…

アラフォーのオバチャンは、トキメくとこすらネタにしてしまうのです。 少しだけ、私の身に今日（3/14）起こった実際の体験が混ざってます。

都心に立つ分譲マンション『アーバンハイツ日吉ヶ丘』の一階にある集会所。 大規模修繕委員会は業者選定の重要なフェーズを迎えていた。 しかし、委員の大半が欠席し、何故か、僕と水前寺京…

誰かの痛み。わかろうとすれば、わかるものだと思っていた。 痛みがわからないことを知って、人と距離をおくことにした。 目をそらして考えないようにしてきたけど、ずっと残してあったもの…

真面目に考えてみました。たぶん空気は読めていません。 よろしくお願いします。

図書室に置き忘れていた、一冊のノート。 そこに書かれていた衝撃的な内容を知ってしまった時から、全てが始まった。 僕と、クラスメイトの女の子との、まるで物語のような恋。 ＊こ…

　半年前、最高難易度ダンジョンを完全制覇したという最強パーティには、錚々たるメンバーがそろっている。剣聖ルドヴィーク＝カレイド、聖女マノン＝ルーセンハート、魔導士アリス＝ネブラシ…

あらゆるものがリサイクルされる町。 紙屑も、パンも、人間でさえも。 全てが町の栄養となり生活を潤す、完成された循環。 究極のエコシステム「リサイクルネット」。 リサイクルネッ…

—はじめての一人旅に出た舞のはじまりのエピソード―。 *カクヨムWeb小説短編賞2018、キャラクター文芸部門で、中間選考を通過しました。 https://kakuyomu.j…

「グラプトベリアは時間にルーズ」 　近未来の日本。アラサーOLの瞳子は仕事で疲弊し、彼氏にもフラれてしまう。 　そんな折、友人に勧められて買ったのは植物の言語を人間に分かるように…

【あらすじ】 邦彦は剣道部の中学三年生だが、試合は負けっぱなしで、明日で退部する予定だった。 次の日、世界は突然ゾンビに覆われた。 両親も死んだ。同級生も死んだ。部員も死んだ。 …

メモ帳に散在している超短編や、突発的に思いついたお話のネタなどを載せていきます。 ジャンルは適当です。

やっぱりいい奴。 俺たちは長い付き合いなんだ。

眠れぬ夜を眠れる夜へ。

それでも、ぼくらは生きて、暮らしている。皮肉にも、前文明の末期にはすでにほとんど捨て去られていた祖先の伝統的な暮らしと、一見よく似た生き方で――。 文明崩壊後の南の島を舞台に、素…

その大好きは、大好きなまま。

久しぶりに会った弟とのやり取りです。 ちょっと楽しかったので文字にして残すことにしました。 お気軽に見てください。 たぶん感想は「こいつらアホや……」になるかと思いますがよ…

夕焼けって一場の幸せのようだと思うんです。

終末の世界、男と女が旅路でみつけたアンドロイドの少女は、もう動かない。 残された三つの音声データ、髪を留めない髪留め。 ほんの少しだけ昔々のあるところ、アンドロイドの少女と人間の…

激動の時代を生き抜いた少年は、託されたトランクから色を生み出す。

二年前にアーリーリタイアして以降、不労所得で生活しているおれは、たまたま立ち寄った居酒屋で知人の山田に遭遇した。いつものように仕事の愚痴をこぼす山田に、おれは退職を勧めるのだが……

新型の爆弾が落ちて都市がひとつ吹き飛んだ。 大事な人を失った「僕」は時間の停まった街に迷い込み、少女メル・アイヴィーと出会った。

　都内不動産会社に勤める田村優里子の失踪事件を発端に、15人の女性が突然姿を消した連続失踪事件。 　一連の事件の真相を暴こうとする二人の刑事、浜谷と加賀知。そして、全ての元凶であ…

ヒトがヒトの姿を保って大人になれなくなった、どこかの世界。 成長により異形化し、言葉が話せなくなった友人たち。 そんな世界でヒトの姿のまま成長した一人の少女、メル・アイヴィーは…

【メル・アイヴィーオリジナル小説楽曲化コンテスト大賞受賞作品】 記憶を失った少女、メルが目を覚ましたのは、魔女の館だった。 メルは、魔女に歌声を奪われてしまっていた。 悲しみ…

　メル・アイヴィーはカリフォルニア帰りの帰国子女。僕のクラスに居る彼女は少しクラスから浮いていた。高校二年生の梅雨の季節から夏休みにかけての「僕」とメルの少しばかりの思い出の話。…

あの日彼女が言った言葉を、私はただ聞いてあげることしかできなかった。 もしも、私がもう少し大人だったら。 もしも、私がもう少し沢山の言葉を知っていたら――――。

秋の放課後、夕日が差し込む教室で、私は告白――されたのだろうか？ 高校二年生の私は修学旅行と文化祭を通して仲良くなった水沢くんと、周囲も公認のお付き合いの秒読みモード。今日は水…